こんにちは、おーです!
最近、友人たちと共有したい「お金の話シリーズ」として記事を投稿していますが、今回は私が資産運用をすることにより得られると感じていることを、個人的感想として友人や家族たちへ伝えたいと思います。
口下手な私が取り組んで良かったと思えることを、私の恥ずかしい過去とあわせて気の許せる数少ない友人、家族と共有したくここに記します。
私の結論
お金のことを今すぐにでも学びはじめておかなければ将来後悔する可能性が高い。
学んだのであれば、すぐに行動に移さなければ何も得られないし何も変えることはできない。
現代において資産運用をしないのはよほど収入が高い人意外は死活問題になりかねない。
複利の力を働かせるために、とにかく急いで自分の頭で考えて行動しよう。
私が資産運用のことを考え始めたきっかけと行動の変遷
学び始めたきっかけ
人生100年時代、老後2000万円問題、少子高齢化などのキーワードがとびかう現在です。
そんな将来にむけて着実に進んでいくことがわかっている自分たちがおかれているこのような状況から、いまお金について学ぶ必要があると考えました。
行動の変遷① 学び始めて行動を開始
今は2020年9月ですのでもう4年近く前になりますが2016年11月、当時はアメリカの大統領選挙でトランプ大統領が選出された直後でした。
まずは将来のお金に対する漠然とした不安を解消させるために資産運用の知識を増やさなければと、近くの図書館で本を借りたり、ブログ記事をとにかく読み漁りました。
読んである程度のイメージは膨らみましたので、完全には理解できていなくても「なんとなくこんな感じか、とりあえずやってみようか」と行動を開始しました。
色々とオススメされている中から自分なりに取捨選択し、「ここなら良さそう」と思えた大手ネット証券口座と大手ネット銀行口座を開設し、実際にお金を投じてまずは小さく体験してみることから始まりました。
もちろん、半分わかったような??という怪しい状態でしたから、何度も小さな失敗は繰り返しましたが、幸い小さく始めたので損も小さかったです。
たまに小さな成功もありました。
損ばかりではすぐにやめていたでしょう、小さな成功もあったから続けられたと思います。
行動の変遷② 日本株からとりあえず取引を体験
スタートした当時は日本の個別株(一企業の株式のこと)も購入して少し動いたらすぐに売る、といった今では考えられないような危険な短期売買を繰り返していました。
業績や決算を考えての総合的な評価もせず、とにかく「知っている名前」、「一流企業だから」「なんだか上がりそう」など、今となっては危険極まりない考えをもとにドキドキしながらも平気で売買を繰り返していました。
幸か不幸か「音が小心者」ですから、大きく勝つこともなければ大きく負けることもありませんでしたが、「こんなことをしていても意味があるんだろうか。これが本当の投資なんだろうか」と考え始めました。
もともと日本株は中・上級者向けと言われるくらい難しいようですから、自分のような初心者が即退場することがなかったのは、当時トランプ相場で右肩あがり調子だったことの影響と、不安だったので小さく始めたことで損失が小さかったからだと思っています。
行動の変遷③ ソーシャルレンディングで大失敗
2017年~2018年頃でしょうか、ソーシャルレンディングというサービスで、投資することで「10%の利回りがある」ようなふれこみの商品に目をつけてしまいました。
当時はまだ知識も少なく「これは良さそう?とりあえず経験だ」と資金の一部を投資しました。
案の定、そんな美味しい話はある訳がありません。
融資先が当初の予定通り資金を活用していないなどの不正が明らかになり、返済されることもなく今に至ります。
一部の不正をする会社のせいで、ソーシャルレンディングはまっとうなサービスとして成立しにくい気がしていますので非常に悲しく思います。
このような事例がもとになり、今後法整備などがされていつの日か改善されることを期待します。
行動の変遷④ FXや自動トレードも経験
ソーシャルレンディングでの失敗から、その後時間の経過とともに懲りずにFX(外国為替証拠金取引)や、当時話題だったFXなどの自動トレードを使った投機(今の私にはこれらは投資ではなく、全て投機です)も少しだけ経験しました。
FXや自動トレードなどの何が怖いかと言うと少額の資金で、その何倍もの資金も借り入れて投資ができてしまう「レバレッジ」にあります。
失敗すると預けているお金に加えて追加のお金が必要になっていたかもしれません。
レバレッジ効果によりこれらのトレードは知識、度胸などのある方は大きく稼げるチャンスもあるのでしょうが「音が小心者」の性質上、私は少額の負けで済む程度で幸運でした。
行動の変遷⑤ 縁あって米国株へ舵を切り、現在に至る
フラフラとさまざまな投資先を渡り歩いていた私も1年が経過する頃、2017年11月とあるブロガーさんの書かれている記事にたどり着きました。
今でもお世話になっている「たぱぞうの米国株投資」ブログです。
穏やかな語り口と的確な知見ですぐにファンになり、記事を読み漁りました。
そして米国株投資の魅力に触れ、本も読み漁りました。
改めて米国の歴史、法整備や株主重視の姿勢、イノベーションの凄まじさや魅力あふれる投資先などを総合的に判断し、それ以外の投機からできるだけ撤退しました。
ここから「米国株投資」へと大きく舵を切りました。
とはいえ最初はAmazonやアップル、グーグル、テスラなどの個別株を少額買ってみましたが、やはり個別株は知識のない自分にはリスクが高いと思い直し、ETF(上場投資信託)に切り替え今に至ります。
今では「たぱぞうの米国株投資」ブログと、「リベラルアーツ大学 両学長」の動画などのコンテンツは私の日常の一部なくてはならない、いわゆる「生活必需品」です(笑)
といいうことで最近は多くの学びからアーリーリタイアは諦め、老後を見据えた長期投資に目線を切り替えているので、今までのような失敗の可能性は低いと考えています。
学びはじめて考え方は大きく変わった 資産運用により得られたもの
資産運用の必要性を友人や家族に伝えたい
私が学ぶきっかけと、私の今までの変遷は上記のとおりです。
私が最近になって重い腰を上げブログを始めたきっかけは「友人や家族に私がいいと思ったことをなんとか少しでも形にして伝えたい」と思ったことが大きな目的の一つです。
口下手で感情を表現することが苦手な私がなぜここまでして伝えたかったのか。
お金のことを少しでも学ぶきっかけを持つことができ、私の考え方や価値観は大きく変わりました。
このようなことを伝えることで、少なくとも私の周りにいる友人や家族が、将来に渡ってほんの少しでもよりたくさんの幸せを感じられるようなきっかけが発信できればいいなと「一方的かつ勝手に」思ったからです。
幸せの感じ方は人それぞれですし、人生はお金が全てでは決してありません。
ですが、生きていくうえで何かを得るための対価(=交換手段)として存在する「お金」のことを学んでおくことが間違いなく大切であることを今は確信しております。
この記事を読んだ友人や家族が行動するかどうかはそれぞれの判断にお任せします。
さまざまな人のさまざまな見方、感じ方で捉え方は異なるでしょう。
また、これ以外にもえられるものはあると思いますが、大きく考え方などが変わったとわたしが感じたことをざっくり記載させていただきます。
得られたもの① 自分のお金が殖えるという可能性
まず資産を保有する(=お金に働いてもらう)ということなので当たり前で単純に「自分のお金が殖える可能性」です。
未来は誰にもわかりませんので、確実に殖えるとは言えませんし、言うつもりもありません(これを言いきる人は詐欺師)。
将来は不確実でわからないけれど「可能性にかけて今から投資する」という視点に切り替えることが大切だと思います。
銀行の現在の金利ではお金を殖やすことは難しいことからも「現在の富の源泉は銀行口座ではない」です。
そのため銀行の金利をあてにして全てを銀行へ丸投げすることは現代では資産を殖やすことはできません。
銀行で殖やすことは、私たちの親世代であれば最適解だったのかもしれませんが、これからの私たちは考え方をガラッと改める必要があると思います。
銀行口座にはある程度の緊急な出費も含めた生活防衛資金のみをおいておき、あとは証券会社での地道な積み立て投資で将来に備えたほうがいいと個人的には思っています。
正しい投資先に投資をすることができれば、投資とはみんながウィンウィンになれる可能性を秘めている、そんな取り組みだということです。
得られたもの② 自分で考え、調べ、学びを行動に移す力&守る力
資産運用は当然ながら自分のお金を投じて選択・決定も全て自分が行います。
そこから得られる結果はどうなろうと「全て自己責任」です。
私も過去には将来に向けた大事なお金を減らしてしまうという大失敗もしてきました。
様々な情報に触れ、トライアンドエラーを繰り返しました。
「あの人がこう言っていたから」というような理由で取り組んでみたこともありましたが、結局その取り組みによる失敗も全ては「自分の選択したこと」です。
もしかすると、その人がオススメしていた時は本当にそれが良かったのかもしれません。
ただ「その内容を安易に信じた自分が悪いということに帰結すると言わざるを得ません。
新しいことをはじめた当初は知らないことばかりですので、まずは人や本から知識を仕入れるしかないのですが、その場合においても、
その内容はあっているだろうか(考える)
その内容でやってみていいだろうか(複数の意見を調べて比較する)
小さくでもやってみようか(小さく実践、行動からの気付きで改善する)
などは全て自分で選択して実行していく必要があります。
「百聞は一見にしかず」、「百見も一体験にはかなわない」で小さく経験を積み上げていく。
そうすることで初めて理解できることと、学んだ知識がベースとなり騙されにくくなる「身を守る力」も養えてくると考えています。
得られたもの③ 将来をさらによいものに変えていける可能性
人にもよるかもしれませんが学んで行動に移すと、さらに学びたくなります、現に私はそうでした。
そうなってくると好循環が生まれます。
学ぼうとする姿勢が行動を変え、行動が結果に結びつくことでさらに学ぼうとします。
また、一番の資産は「自分」だと気付くこともできますので、学びがさらに自己投資へ向かうという好循環も生まれてくると思います。
自分が学んだ知識で自分と家族の人生に好影響を及ぼせる可能性があるとすれば学ばない理由はなんだろうかと余計なことを考えたりもしてしまいます。
「忙しいから考えられない」、「そんなことを考えるよりゆっくりしたい」、「難しそうだから考えたくない」、「もう歳だから」など理由は色々といくらでも考えられます。
わからない新しいことをするよりも現状を維持するほうが楽ですし、人間にはそういった心理が働くようです。
「そんなことはどうでもいいから。今さえよければいいから。」という考えであれば無視してもらえばいいことです、知ったうえでその選択をするのも自由です。
ですが、もし少しでも何か行動に向けて気持ちが芽生えているのなら、その気持を大切に、まず素早く行動の第一歩を踏み出して、それからどう感じるかを自分に問えばいいのではないでしょうか。
小さく始めてみてから「このまま続けてみる」、「やっぱりやめておく」どちらを選ぶか選択したほうが、頭ごなしに可能性の芽を否定するより、柔軟で建設的ではないでしょうか。
「自分と家族の将来を決められるのは自分しかいない」、「子供の将来をよりよいものにしていくために学ぼう」と行動していけば、将来に対する不安が少しでも払拭され、より前向きな感情も生まれるのではないかと考えています。
親御さんはお子さんの将来にこそ、今からでもすぐに複利を働かせてあげられる行動をとれたらいいのではと、勝手ながら私は日々思っています。

得られたもの④ 将来のお金に心をすり減らす可能性を減らせる
例えば退職でリタイアして老後生活に入ることを想像してみます。
これからどんどん企業の退職金も減っていくことが想定されていますし、そもそも退職金が出るだけありがたいという会社も多いと思います。
退職金だけをあてにしていると将来「退職金を受け取ったときがピークであとは使って目減りしていくだけ」というような事になりかねません。
そうなるとどうでしょうか。
自分の寿命がわからない以上、何歳までお金を残しておけばいいかなど誰にも判断できませんし、そうなると今どれだけ使えるのかなど正確には計算もできません。
現役時代から生活水準を下げており、質素に暮らしていくのであればまだいいかもしれませんが、現役時代と同様の贅沢生活を過ごしていれば退職金はすぐ目減りしていくことでしょう。
やはり少しは楽しみも必要となれば、減っていく世界よりは減りにくい世界を構築できたらいいですよね。
そのためには備えられるとき「=今」から少しずつ「可能性にかけて投資する=将来の自分へ仕送りをする種を蒔きはじめる」という行動が将来に活きてくるのではないかと私は考えます。
そのために今できることを考え、まずは固定費の見直しなどから始めるのがいいのではないかと思います。生活水準を下げておくことは全体的な支出削減に大きく貢献できます。

得られたもの⑤ 複数の収入を得ることの大切さ
退職時以外でも、不意の急病など自分が働けなくなった時を考えてみても「自身の労働力」だけに頼る場合と比べ、他からの収入があればどうでしょうか。
仮に資産である投資先から「配当」という還元をもられるとすればそれは「自分が働かなくても得られた収入=資産から自分に届けてくれた収入=不労所得」です。
お金に働いてもらうという概念を習っていない私たちですが「自身の労働力+自身の稼いだお金」の働きでより豊かな生活に向けて舵をきることもできますので、いろいろな選択の幅を少しずつ広げることができると思います。
ただ、当然ですが投資は「ある程度のまとまった規模が必要」とよく言われます。
そのため、投資の開始初期はどうしても受け取れる配当金などは微々たる額ですが、企業が儲けた利益の一部を配当金などとして受け取れたら、生活の足しになりますし、なにより投資を生涯に渡って継続していくモチベーションにも貢献してくれると個人的には思っています。
この記事を書いているちょうど当日、いいタイミングでいつも学ばせていただいております「リベラルアーツ大学の両学長」が公開された動画が非常に参考になると思いますので、リンクを貼らせていただきます。
こちらの記事も参考になると嬉しいです。資本家がなぜ裕福なのか?研究者が長い時間をかけて導き出した研究から「資本を持つことの優位性」は証明されています。

得られたもの⑥ 地方でも学べ、小さく始められる
色々と書いてきましたが、まずは現代の便利なテクノロジーがあって、自分たちに届いている情報に感謝が必要だと思います。
一昔前にこのようなことを学ぶ場は「本」以外にはなかったことでしょう。
ところが今は良質な情報に簡単にアクセスできて、検索すれば色々と学ぶこともできます。
大手ネット証券会社や大手ネット銀行は口座開設や口座維持管理手数料も無料で、地方にいても簡単に開設できますし、開設にお金もかかりません。
また、未成年の子供でも親の同意があれば証券口座も開設することができます。
子供時代から投資ができるということは将来に向けた複利効果を働かせるには絶好のチャンスと捉えたほうがよいのではないでしょうか?
なによりスマホひとつで大手ネット証券会社のアプリから直接「資産」を購入することもできます。
証券会社の人とわざわざ話をしなくても自分の行動だけで購入から売却まで完結しますし、もちろん不明な点はサポートセンターが窓口となって質問することもできます。
さらに今では100円から「資産」を購入することができます。
さらにさらに今では「クレジットカードなどで支払ったお金をもとに付与されたポイント(例:楽天ポイントの通常ポイントなど)」を使って、ポイントだけでも「資産」を購入することができます。
「自動積立設定」をしておけば、忙しい現代人は忘れている間に「ネット銀行+連動したネット証券口座」のお陰で少しずつ資産を自動で蓄えていくこともできます。
このように環境は整っており少額で気軽にはじめて慣れていくこともできます、もし効果が実感できれば少しづつ経験を積んでいけばいいし、合わないと思えばやめるのも自由です。
【2020年9月20日追記】例として楽天証券で実際に楽天ポイントだけを使って資産(投資信託)を購入してみました。現在はこのようにポイントだけでも優良な資産が購入できます。
投資環境が整っていることはこのようなことでも実感できます。

(補足) 国は税制面での優遇で投資を推進している
現在、老後2000万円問題と言われていますが、将来は老後○○円問題の金額は増えないとも限りませんし、そもそもこの必要額ですら人によって違うので「自分が2000万円で済む」のかどうかは果たしてわかりません。
年金もいつまであてにできるのか、少子高齢化が加速する状況でもあり、政府もこれからの各自の老後に向けた備えとして、投資での資産運用に対して税制優遇した「つみたてNISA」や「個人型確定拠出年金(通称iDeCo)」の利用を推進しています。
「これらの優遇制度をいかに上手に活用して自分と家族の資産形成を行っていくことができるか?」
これが現代の私たちがこれからの生活を少しでも豊かにしていくための必須スキルと言い切ってしまいます。
【2020年10月13日追記】つみたてNISAについては以下の記事にまとめています。国が税制面を優遇してでも国民に投資を推奨している現代です。これを自分ごととして捉えて対応していく必要があります。

(知っておく)もちろんリスクはあります
最後になって「オイっ!」て話ですが、投資は元本が保証されていませんので、お金を減らす可能性もあります。
未来は誰にもわかりませんので、確実に殖えるとは言えません(改めていいますと、殖えると自信を持って言いきる人は詐欺師)。
将来は不確実でわからないですが、あまりに怖がってしまい行動できるときに何もしないことで、将来得られるかもしれないものを放棄することもかなりのリスクではないでしょうか。
長々と書き記しましたが、今日の記事が友人や家族に届いてくれると嬉しいです。
私もまだまだ学んでいる最中です、生涯をかけて一緒に学んでくれる友人や家族が増え、ともに話をしながら歩いてくれると、この上なく嬉しく思います。
それではまたっ!!
関連記事です。
現在は地方にいながらも超優良な資産を投資信託やETFなどの形で手軽に購入することができます。

現在では現金だけでなく、ポイントでも投資ができるスゴい時代です。

国は税金を払ってもらいたい側なのに、「優遇してまで」投資を推奨しているといえるのではないでしょうか。

学べば学ぶほど、学校で押してくれること以外のことから学ばなければと感じます。
人生を「ほんの少しずつでもイージーモードにする」ために必要な知識は学校では教えてくれませんので。




