こんにちは、おーです!
みなさまご存知のように、日本ではさまざまな賭け事をすることができますよね。
賭け事が大好きな人、見たくもないほど嫌いな人、いろいろな方がいらっしゃると思いますが、私も一時期ハマっていたうちの一人です。
「片田舎で特に娯楽が少ないし」など自分を正当化するような訳のわからない勝手な言い分で、競馬や宝くじなども含め熱中した時代もありました。
一攫千金を夢みたものの結局、運も才能などもなく全ての賭け事を通じて儲かることはありませんでした。
今思えば、大きな借金などを背負うこともなく、賭け事から抜け出せただけ幸運と思っています。失ったものは返ってこない以上、そう思うしかありませんし。
いきなり脱線しましたが将来を考えた際、お金の知識を少しずつ身につけなければと考え学んでいく過程で、賭け事の還元率を学ぶきっかけがありました。
今日はそんな話題についても家族・友人と情報を共有する「お金の話シリーズ」の関連として学んでいく中の一環として記事にしておきたいと考えました。
さまざまな賭け事
賭け事の種類
私たちが生活している日本には、ほんとうにさまざまな賭け事があると思います。
なによりこれらの賭け事が非常に身近にあり、いつでも何かに賭けることができるような状態ではないでしょうか。
例:宝くじ、パチンコ、パチスロ、競馬、競艇(ボートレース)、競輪、オートレース、サッカーくじ などなど
身近な例でもこれだけありますし、全てを書ききれないですが、一部の方だけが知るようなマニアックなものなども入れれば、他にもさまざまな賭け事が存在するでしょう。
また、これから日本にカジノなどが本当にできることになれば、さらにスゴいことになりそうです。
賭け事で得られるもの(個人的な感想)
「とにかく勝ちたい」、「負けを取り戻すまでやめられない」、「大勝ちの喜びが忘れられない」、「ドキドキ、ハラハラしたい」、「ストレス発散」、「暇だからつい」など、賭け事をする理由は人によってほんとうにさまざまだと思います。
「儲けたい」という願望、「勝負に勝つ」ことで得られる一時の優越や快楽、「スリルや刺激が欲しい」という非日常感など、好奇心を満たすさまざまな要素があると思います。
一度その快楽を味わってしまうとなかなか抜け出せないですし、さらに追い求めてしまう、まさに中毒性の高さは天下一品と感じます。
なかには自分をコントロールして「あくまで気分転換」と線を引いて楽しんでおられる方もいらっしゃると思いますが、私にはそういった自制心の強い方は尊敬に値します。
賭け事ですので当たり前ですが、「勝つ人」もいれば「負ける人」もいます。
勝つとウキウキ、負ければがっくり、1日大切な時間とお金を使って無残にも大敗して帰ると、私は1日かけていったい何をしていたんだろうと思うことは数しれず。
負けた日は反省するのですが、一晩たつと「でも今日は勝てるかも?」なんて理屈もない、訳のわからない自信があることもありました、今思えば不思議でなりません。
賭け事で失うもの(個人的な感想)
失うもの(極端な場合の失うかもしれないものも含めて)は、のめり込む度合いでこれも人それぞれです。
金銭面の物理的な喪失はもちろんそうですが、極端に賭け事に熱中してしまうと目に見えない喪失も含め非常に影響が大きいことは想像に難しくないです。
当たり前に賭け事をするために対価として使った「時間」や「お金」、度が過ぎるとそれ以上に大切な「家族との絆」、場合によっては人からお金を借りて返済できないと「友人との信頼、絆」、ローンを組んで返済できないと「社会的な信用」、なかには犯罪をしたり、巻き込まれたりする最悪なケースもあるかもしれません。
また、日本人は貯金が大好きで倹約家と思われがちですが、ギャンブル依存症の方も多いということからも実はギャンブルが非常に好きな国民性でもあると言われているとも聞いたことがあります。
そうなってくるとまさに自分も、周りの人も巻き込んで「人生」を狂わせてしまいかねません。
賭け事の還元率
たしかに賭け事のみで生活されているような天性の才能を持った方もいらっしゃると思いますが、はたして賭け事でそれほど勝てるものでしょうか?
ということで、主要な賭け事の還元率を見ていきたいと思います。
主要な賭け事の還元率
賭け事の種類 | 還元率 |
パチンコ・パチスロ | 80~85%程度(目安) |
競馬 | 74.1% |
競艇(ボートレース) | 74.8% |
競輪 | 75.0% |
オートレース | 74.8% |
サッカーくじ | 49.6% |
宝くじ | 45.7% |
例として宝くじを買った場合(わかりやすく還元率を50%として)を考えてみます。
還元率50%ということは、買った時点で半分は胴元(主催する運営側)にもっていかれることになります。
これは運営側の利益であったり、宝くじのお金をもとにした地方公共団体の公共事業へ回されるお金であったりするようです。
これをどう捉えるかは個人の自由にお任せしますが、買った時点で半分負けが確定しているともいえるのではないでしょうか。
買わないと当たる権利すらないことを考えると当然、買わないことには当選しません。
実際どこかに当選者はいますし、当選された方はある意味総取りで大金をゲット!してラッキーです。
ただ当たる確率を考えるとどうでしょうか?買った時点で半分負けているようなものにお金を使うことが割に合うといえるでしょうか。
「夢を買っているんだからいいんだ!」と割り切っておられるのであればいいと思いますが。
(余談です)宝くじ当選確率の面白いたとえ話
余談ですが、宝くじ当選の面白いたとえ話を聞いたことがあります。
注:計算したわけではありませんので、真偽のほどは定かではありませんが、それだけ確率が低いものなんだというイメージを沸かせるのには、参考になるたとえ話かなと思います。
例えば「1等の当選確率が1,000万枚に1枚」であれば、東京ドーム約2.25個分の敷地いっぱいに宝くじ1,000万枚を敷き詰め、その中から「1等を1枚」選ぶ確率と同じだそうです。
別の例えでは北海道に1円玉を落とした時に、北海道にいる自分の頭に落とした1円玉が当たる確率と同じなどとも言われたりするようです。
どうでしょうか、これを聞いてもいつかは当たる!と信じれますか?
還元率が高そうな競馬なども回数によって還元率が下がる
賭ける回数で還元率は変わってくる
今回調べてみて初めて知りましたが、一見宝くじより還元率の高そうな「競馬、競艇(ボートレース)、競輪、オートレース=約75%」も、何レースも賭けると実は以下のような結果になるようです。
公営競技は、1日に複数レース行われており、例えば3レース賭けると、その期待値は宝くじの当せん金率を下回る。
75%×75%×75%=42.2% < 45.7%(外部リンク)宝くじ・公営競技・サッカーくじの実効還元率(総務省)
(参考)大数の法則
大数の法則(たいすうのほうそく)をご存知ですか?私は聞いたことはありましたが、調べたことはありませんでした。イメージは以下のとおりです。
大数の法則とは、コイン投げを数多く繰り返すことによって表の出る回数が1/2に近くなど、数多くの試行を重ねることにより事象の出現回数が理論上の値に近づく定理のことをいう。
(外部リンク)大数の法則(コトバンク)
要は今はすごく勝っている人でも、何度も何度も賭け事を繰り返すと、次第にその賭け事の勝率は上記の還元率に近づいていくということを示しているようです。
さらにとのめり込んでいくと、最終的には法則に近づいていき、勝ちはトントンへ、次第に負けへと近づいていく可能性が非常に高いということですね。
こういった確率や法則のことを踏まえてほどほどメリハリをつけて購入するなど、適度なストレス発散として上手に気分転換などに活用できるようになれたら理想なのでしょうが、なかなかうまく感情や行動をコントロールできないのがギャンブルの怖いところですね。
何かのご参考になれば幸いです。
それではまたっ!!