お金に関する知識

【ポイント投資】楽天ポイントだけで資産を買ってみた!

こんにちは、おーです!

 

先日、友人や家族に向けてわたしが資産運用をはじめて感じたこと、生活や考え方が大きく変わったことなどをまとめた記事「【友人、家族必見!】資産運用をすることで得られるもの(個人的な感想)」を書きました。

 

もし少しでも興味を持ったのならまずは投資を小さく経験することが重要と考えます。

今回は投資初心者でもかんたんに経験できる実践方法として、「お金を使わずにポイントのみを使った投資で資産を購入する方法」をご紹介させていただきます。

 

わたしの結論

・投資初心者がまずはじめのきっかけとして「ポイントで投資してみる」ということは、相場を経験し視野を広げるための肩慣らしに効果的

・慣れてくれば追加でお金を投じてみる、もしくは自分にはあわないからやめるなど判断することもできる(ポイントしか投資していないなら、なくなるのはポイントの一部)

・将来を大きく変える可能性を秘めた投資をしてもいないのに、闇雲に「危険だから」と拒否し視野をせまくする判断をしてしまうのは非常にもったいない

最新の運用実績はこちらをご覧ください。

関連記事:2022/7/24更新

最新の運用状況は、こちらをご覧ください。

注:2022年からは運用方針を変更し、楽天ポイントに加え、現金も追加投資をはじめました。

【ポイント投資】楽天ポイントだけで資産を買ってみた!

ポイント投資のメリット・デメリット

そもそも、ポイントは付与されなければ「なかったもの」で、「もらえるだけ儲けもの」といいかえることもできます。

不確実な投資の世界ですから、いきなりご自身で働いて稼いだ大切なお金を投じることに抵抗があるかたも多いと思います。

そういった点でみても「もともとなかった、もらえるだけ儲けもの」なポイントでまずは投資を開始してみるというのは抵抗少なく取り組むことができるのではないでしょうか。

 

メリットは「投資を経験することができ、向き不向きも判断できる」、「視野を広げることができる」、「将来に向けて種を蒔くことができる」」など多数考えられます。

一方、デメリットは「ポイントを失う可能性がある」といった程度です。

やってみない手はないのかなと個人的には思います。

 

ポイント投資は「楽天証券=楽天ポイント」、「SBI証券=Tポイント」が代表例です。

今回の例では楽天経済圏で生活しているわたしの楽天ポイント(通常ポイント)を使い、楽天証券で具体的に投資信託という資産を購入してみます。

 

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個人的には体験しないよりまず実際に体験して、それから続けるのかやめるのか判断すればいいと思います。

 

(外部リンク)楽天ポイントで投資ができる!ポイント投資(楽天証券)

 

ポイント投資の概要(楽天証券の場合)

ポイント投資については、そんなに複雑でもありませんし、イメージは楽天証券が紹介されている以下の内容で十分把握できると思います。

ポイント投資の概要(楽天証券より抜粋引用)(出典元:楽天証券 ポイント投資 「ポイント投資ってなに?」)

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買付代金の「全て」に楽天ポイントがつかえるので、「楽天ポイント」のみで資産を買うことができます。「ポイント投資」はまさに試しに小さくはじめてみるのにうってつけではないでしょうか。

 

楽天ポイントの貯め方

クレジットカードで支払う写真

本記事での詳細は割愛しますが、以下のようなときに楽天カードを使って支払いをすることなどで楽天ポイントをためていくことができます。

街で日常の買い物

電気代やスマートフォン代など月々の固定費の各種支払い

楽天市場を通じて買い物(ふるさと納税などもあり)

楽天トラベルを利用して旅行の宿を予約

楽天ブックスで読みたい本を購入

非接触決済の楽天ペイや電子マネーの楽天Edy利用  など

町中でもクレジットカードは使える店舗が多いですし、日常での使い勝手もよく、比較的貯めやすいポイントが楽天ポイントだと思います。

 

そうして受け取った『楽天ポイント』のなかでも「通常ポイント」として割り当てられたポイントを投資に使うことが可能です。

 

詳細な条件などは割愛しますが、楽天証券で「ポイントを使って”投資信託”を購入すると楽天ポイント+1倍」が適用されると、楽天市場での買い物でさらに楽天ポイントを受け取る倍率を上げることも可能です。

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ポイントには2種類あり「通常ポイント」と「期間限定ポイント」があります。どちらも便利に使うことができますが、投資には「通常ポイント」しか利用できません。

 

ポイント投資の始め方(楽天証券の場合)

すでに楽天カードを利用してポイントを貯めている方は、残りの工程は大きく言えば「楽天証券口座を開設」、「楽天ポイントコース」に設定、投資を開始するとなります。

ポイント投資の流れ(楽天証券から引用)(出典元:楽天証券 ポイント投資 どうやって始める?ポイント投資のスタート診断)

 

個人的には初心者はまずは手間のかからない「投資信託」で運用したほうがいいと考えています。

 

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個人的には楽天証券を開設と同時に楽天銀行も開設しておいた方が、より使い勝手がいいと思います。楽天銀行の優遇金利も受けらたり、楽天証券と楽天銀行間の入出金が簡単だったり、楽天銀行ATM手数料無料回数アップなどのメリットも多数あります。

 

投資信託とはどのようなものか?

投資信託とは簡単にいうと「ある特定の目的に沿って集められた銘柄を詰め合わせたパッケージ商品」を買いたい投資家から資金を集めてプロが運用する商品だと思えばイメージしやすいでしょうか。

イメージは以下のようなかたちです。

投資信託のイメージ図(出典元:楽天証券 投資信託を学ぶ 投資信託とは)

 

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たくさんある投資商品から自分がこれだ!と思うものに信じて託す「=投資信託」

 

100円と少額から購入が可能(楽天証券などはポイントでの購入も可能)

プロが運用を行ってくれる

1銘柄に集中しない投資ができる=複数の銘柄に分散投資ができる など

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株式1銘柄への投資は集中投資となりますのでその企業がコケると資金がなくなる可能性も高いですが、投資信託は1商品で複数企業へ分散投資ができます。また、株式を普通に購入する場合、資金が数万円~数百万円など必要ですが、投資信託であれば100円と少額から投資が可能でハードルが低いです。

 

運用をプロにまかせたりする管理などに手数料がかかる

投資信託は株式市場に上場していないため、通常の株式と異なり投資信託独自の売買タイミングによって売買処理がされることから、購入・売却指示を出してもタイムリーな購入・売却はできない

投資商品なので元本保証はない(買ったときより値下りはありえる)

投資商品によって(外国株式など)為替リスクの影響を受ける

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管理手数料のコストがかかるため、できるだけコストの低い商品を選んだほうがいいです。またどうしても元本割れの懸念はありますし、為替の影響を受ける商品もありますので、銘柄をどのように選ぶかも重要です。

 

投資信託の特徴は別記事「【比較】投資信託とETFの違いについて」にまとめています。

 

実際にポイントを使って資産を購入する方法のご紹介

それでは参考に、わたしが日常利用で貯めていた楽天ポイントのうち「通常ポイント」で実際に資産を購入します。

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今回わたしが購入する商品は「外国株式」内に分類される商品の一つとして「全米株式(=アメリカに上場の株式約3,500社)をパッケージにした商品」を購入します。

 

楽天ポイント利用時の注意点

ポイントを使って投資できる上限は楽天会員のランクに応じて異なります。

たくさんのポイントを利用して投資をしたいとお考えの方はご自身の会員ランクに応じて、利用できるポイントの上限が異なることを御理解の上、対応されることをオススメします。

楽天ポイント利用条件などの詳細図(楽天証券から引用)(出典元:楽天証券 ポイント投資 ポイント投資(投資信託)のサービス概要 抜粋)

 

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購入する商品さえ決まっていれば操作時間自体は短いです。時間がかかるとすれば目論見書とかの書面を読む必要があるのでその時間ですね。

それでは画面を使ってざっくりと概要を説明します、画面は楽天証券にすでにログインしています。

 

手順① 商品検索画面(購入する商品を選択する)

「投信」タブ内の「注文」→「購入」が選択されていることを確認し、ファンド名(=購入したい商品名)などで検索をします、ランキングなどからも検索は可能です。

今回は楽天ポイントのみで投資する前提ですので使える楽天ポイントがあることを確認しておきましょう(画面右の中央辺り参照)。

前提として楽天証券の資料から引用させていただいた図「ポイント投資 どうやって始める?ポイント投資のスタート診断」の中での選定条件では「楽天ポイントコース」が必須ですので、あわせて確認しておきましょう(画面右の楽天ポイントの下辺り参照)。

投資信託商品検索画面

 

手順② 注文画面で発注手続き

検索結果から購入したい投資信託の商品が表示されます。

今回は「楽天・全米株式インデックス・ファンド(通称:楽天VTI)」を購入します。

商品名が間違っていないかを確認し利用したい楽天ポイントを「買付金額」に入力します。

ポイント利用欄はお好みで「一部使う」などを選択(今回は「全て使う」を選択)します。

分配金コースは基本的には複利の力を最大限使うために「再投資型」を選択されたほうがいいのではないかと考えます。

口座区分はご自身の投資したい口座を設定(今回は「特定口座」を選択)します。

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わたしは現在、NISAを別で利用していますので特定口座を選択しています。NISA枠をお持ちの方は、ご自身の選択で「NISA」を使われてもいいと思います。

 

目論見書の内容を確認し、チェックボックスにチェックを入れます。

投資信託注文画面

 

手順③ 注文確認画面で発注内容の確認

注文前に購入する商品、内容に間違いがないかを最終確認し、ご自身が登録したパスワードを入力し、注文を完了させます。

投資信託の注文確認画面

 

手順④ 注文完了画面で発注の完了を確認

たったこれだけで注文が完了しました。

あとは投資信託が購入されたら購入完了のメールなどで購入状況を確認します。

投資信託の注文完了画面

 

いかがだったでしょうか?

購入自体はそれほど難しいものでもないと思います。数回でも繰り返せばすぐに慣れますし、積立注文などの設定も可能です。

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まずはポイント投資で投資の経験を積み、相場に慣れてみるのもいかがでしょうか?

 

毎月3,000ポイント(=3,000円)を積立したと仮定してのシミュレーション

今回のように、今後も同じように楽天ポイントの制度が継続したと仮定して「毎月3,000円分のポイントを20年間積み立て続ける」シミュレーションをしてみたいと思います。

毎月3000円分を20年間積み立てた場合のシミュレーション

現実にはもらえるポイントは変動するので一概には言えませんが、あくまで同じポイント数を積み立てたらという前提でのシミュレーションです。

慣れてくればポイント+追加資金でお金を投入するなどで対応も可能ですし、十分実現性はあると考えています。

 

おー
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皮算用シミュレーションではありますが、3000円の少額積立投資でも20年と長期で運用すると「元本:720,000円」、「複利5%の運用総額:1,233,101円」になります。少額と馬鹿にできませんよね。

 

補足

長い目でみれば「つみたてNISA」も導入していくほうがより理想的

今回は政府が税金面で優遇している「つみたてNISA」にはあえて触れませんでした。

「つみたてNISA」制度を使わなかった場合、売却時にはこの運用総額から約20%の税金が引かれますので、受取総額は約98万円まで減ってしまいます。

 

投資信託と「つみたてNISA」をセットで運用することが資産形成において非常に有効だと考えられています。

今回の例のようにポイント投資の開始と同時に「つみたてNISA」始められてもいいでしょうし、少額をはじめて見てから改めて判断して「つみたてNISA」を開始されてもいいと思います。

「つみたてNISA」の概要については別記事「【税制優遇!】つみたてNISAを有効に活用しましょう!!」にまとめています。

 

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つみたてNISAは1月1日~12月31日を1年とした期間ですので、証券口座の開設を考えられている方は利用に向けてあわせて検討をされてもいいと思います。

 

長期的な視点でとにかく退場せずに相場に居続ける!

頂上をめがけて登り始めたイメージ図

ポイントで購入できる資産は少額かもしれません。

そのような購入ではペースが遅いと思うかもしれません。

ですが、資産が少しずつ資産が膨らんでいく感覚を体験していけば、モノの見方も変わるかもしれません。

はじめは小さな一歩、投資をはじめて見てどのように感じるかを大切にしていきたいところです。

 

もしはじめたのであれば資産は積立などを利用して少しずつ保有量を増やしながら、あとはご自身が売却を判断するまでずっと保有し続けるだけです。

ただ、この「売却しない」ということがとにかく一番むずかしいです。

おー
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利益が出ていると売りたい誘惑に駆られ、逆に一時的な損失では不安や恐怖から売りたい衝動に駆られます(笑)

 

株式市場の変動に気をとられない、偉大な複利の力を働かせることに専念する

不安に思っている人のイラスト

株式市場は短期的には上下に大きく揺れ動きますので、ときには元本を下回ることもあるでしょう。

当たり前ですが、

資産は売却してしまうと「損を確定させる」ことになる

逆にいうと、資産を売却するまでは、たとえ相場の変動で一時的に元本を下回ったとしてもそれは「含み損(損失とはなっているが、売却するまでその損失は確定されない状態)」ということ

この前提で資産は売却しなければ損は確定しませんし、今回の例であれば最悪でも投資したポイント(=3,016ポイント)以上の損は発生しません。

 

元本を下回る状況になると、どうしても恐怖や不安に駆り立てられて資産を売却して「早く気持ちが楽になりたい」という考えも頭に浮かぶこともあると思います。

人間は損するかもしれない気持ちに非常に抵抗を覚えます。

同じ量の得をするか、損をするかでは「損をしたくない気持ちの方が圧倒的に強い」という感情の特性もあるようです。

 

将来設計を考える男性のイラスト

投資は全て自己責任ですので、売買を最終的に判断するのはご自身ですが、ご自身の投資する商品の将来性を信じて投資されたのであれば、短期の相場変動には目を向けない方がいいと思います。

 

また逆に、少しの利益でも「利益が出ているうちにこの利益を確定させたい!」とも思ってしまいがちです。

投資の目的が短期トレードであればそれでいいかもしれませんが、偉大な複利の力知り最大限に発揮させるためには「とにかく時間をかけて相場に居続けて資産を成長させる」という心構えは必須です。

 

そのためにはやはり小さくはじめて徐々に慣れていくという考えが大切になってくると思います。

おー
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学びを深めたうえで投資商品を切り替えたいなどはアリだと思います。

 

わたしはポイント投資に取り組んでいきます

塵も積もれば山となるとはよく言ったもので、このような取り組みはバカにできません。

将来、やっていてよかったと思う日がきっと来ると信じています。

 

せっかく「もらったお金と同等のポイントで投資ができる」環境が整っているのであれば、活用しない手はないと思っています。

ということで、わたしは随時、ポイント投資に取り組んでいくつもりです。

結果がどうなっているか、これからたまにご報告させていただきます。

 

あくまで投資の目的を「将来に向けた資産形成」と捉えておられるならば短期の変動には目もくれず、たんたんと着実に長期目線で行っていくことをオススメします。

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ご自身の心の変化なども感じつつ、ぜひ小さな体験からはじめてみられてはいかがでしょうか。

 

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

それではまたっ!!

 

 

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