お金に関する知識

r>gの話

こんにちは、おーです!

経済のお話は複雑で、私のようなものにはとてもついていけませんが、頭脳明晰な学者、研究者の方々が自身の人生をかけて研究・発表された過去の事実は、大雑把にでも知っておくと役に立つことがあると思います。

今日はそんな中から、トマ・ピケティ氏の「21世紀の資本」から、よくご紹介されている”r>g”のことについて、友人と共有したい「お金の話シリーズ」の一環として、ざっくりとした整理ではありますが、まとめておきたいと思います。

本記事はあくまで個人の学びをもとにした参考記事となります、予めご了承をお願いします。

21世紀の資本とは

トマ・ピケティ氏が記された著書で、格差と分配といったテーマにピケティ氏が3世紀、20カ国にもわたる膨大なデータを収集・研究し執筆した本で、世界的ベストセラーになったようです。

ピケティ氏は1971年フランス生まれの経済学者で、アメリカのマサチューセッツ工科大学でも教えていた超エリートな方です。

 

おー
おー
フランス語版約970ページ、日本語版約700ページもある本です。ちなみに日本で「まんがでわかるシリーズ」としても発売されています。私にはこれで十分でした。約700ページも読んで理解は難しい・・・

r>gとは

r(資本収益率) > g(経済成長率)を表しており、資本を持つ者の収益率(配当、利息などからの収益)は、経済の成長率(給与所得などからの収益)を超えて成長してきたようです。

仮にrが大きくなればなるほど(gとの差が開くほど)、富は資産を持つ者に集約していくということを、過去の膨大なデータを研究した結果から導き出しています。

r(資本収益率) > g(経済成長率)は歴史が示す事実

資産を持つ者の富はますます拡大していく

資産を持たざる者との格差は、ますます広がっていくことが想定される

おー
おー
今でも労働から得られる給与所得はほとんど伸びていないのに、資本から得られる収益は常にそれを超えて伸びているなんて、持たざる自分からすると悲しい現実です。

例えば個人の話に置き換えると

「所得」=ある人がその年に得た収益の総和(労働+資本からの所得)とする。

「資本」=ある人が保有する金融資産(貯蓄、株式、債券、不動産など)とする。

所得全体に占める資本からの収益割合が高い(資本からの所得が多い)人

→資本所得の割合が高い=資本以外の所得(労働)の割合が少なくてすむ

所得全体に占める資本からの収益割合が低い(資本からの所得が少ない)人

→資本所得の割合が低い=資本以外の所得(労働)の割合を高める必要あり

おー
おー
私のような労働者が、自身の労働で得られる対価(給与所得)と、資産と呼べるものからの収入(=お金が働いて稼いでくれた収入)をどの程度所有しているのか、その割合が労働から得られる収入のみに偏り過ぎていないほど、万が一の場合のリスク分散になるとも言えると考えます。

この事実から私にできることは

格差を飛び越えるために自分にできることにフォーカスする

まずは上記のような研究結果から得られた歴史の事実を受け入れて、これからどうすればいいかを考える。

将来必ず訪れる引退後の生活などの際に「あの時行動していればよかった」と後悔しないよう、今後の人生の時間をかけて少しでも資本所得を持つ側に回る努力をしていこうと思います。

おー
おー
収入源が一つより、複数あったほうがより安心で、そのために自分は何をしていこうか?と自問して少しでも学びを深める取り組みが、これからの将来に大きく影響してくると思います。

知識にも格差が生まれていることを知る

このような知識一つにしても、やはり全く知らないよりは、ほんの少しでも知っているほうが今後の役にたつと思います。

率先して知識を身につけ、学びを賢く生活に取り入れる取り組みが必要だと強く感じています。

おー
おー
個人的感想ですが、このような知識を家族全員で学べるような家庭は素敵だと思います。言葉で伝えるだけでは忘れてしまいますので、私はこのブログなどを通じて友人や奥様とも情報を共有し、自分たちの財産にしていきたいと思っています。
奥様
奥様
二人で頑張るべ!
おー
おー
おー!!(おーだけに)
奥様
奥様
さむッ!

 

資産を保有する人たちは、国の税金に対する仕組みを把握しており、オトクに利用できる制度は有効に活用しています、例えば以下のような制度もあります。

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現代のわたしたちは、このような視点でも考え、自分で行動していく必要があります。

 

 

簡単ではありましたが、ご参考になれば幸いです。

それではまたっ!!

 

 

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