投資の実践

【2022年2月末時点】つみたてNISA、夫婦の運用実績(14ヶ月目)

こんにちは、おーです!

 

2021年から夫婦で取り組み始めたつみたてNISAについて、毎月恒例の運用実績報告、2022年2月版のご紹介です。

 

不確実な未来の中に”確実に”訪れる「自分たちの老い」に備えるなど、様々な観点から勘案して将来に向けて種を植え続けることが、いまの日本では求められているという認識です。

 

つみたてNISAは自動引き落としの設定さえしてしまえば、ほぼ完全放置しつつ、長期投資で自身の将来に備えることもできます。

普段は忙しくて投資をしていることを忘れていても、自分以外にお金も自分たちのために働いてくれる環境が構築できます。

 

税金を徴収したい側の国が、わたし達に有利な「非課税で投資可能な枠」として、つみたてNISAを設定してくれています。

知っているのなら使わないのはもったいないと考えますので、我が家はこれからも有効に活用していきます。

 

運用開始から14ヶ月目が経過しました。

2022年以降、相変わらず相場は軟調です。

ただ、自分たちがみている時間軸はこのような短期ではありません。

20年後などの長期視点での取り組みですので、今の相場を気にする必要は全くなく、淡々と自動設定で引き落としの手軽さを享受しつつ、資産の蓄積を図ります。

つみたてNISAに関する先月の運用実績は①をご覧ください。また、我が家のつみたてNISA投資先が連動を目指す(本家ETFの)VTIとVTの直近変動状況などは②でご紹介しています。

  1. 【2022年1月末時点】つみたてNISA、夫婦の運用実績(13ヶ月目)
  2. 【参考】VTIとVTの2022年2月推移実績と3月の過去実績
おー
おー
2021年枠は積立後の運用のみ、2022年枠へは新たな枠への積立開始となりました。弊ブログでは合計以外に、各年別の運用状況も推移を参考にご紹介しています。

 

【2022年2月末時点】つみたてNISA、夫婦の運用実績(14ヶ月目)

つみたてNISAの概要と我が家の投資方針

つみたてNISAの概要

制度の概要など、つみたてNISAの詳細は過去に作成した下の記事(①)をご覧いただければと思います。

また最近、運用実績をご紹介し始めた初回記事の内容を改訂し、我が家の運用方針などについての考え方を重点に記載する内容へ再編集しましたので、興味がある方は下の記事(②)をご覧ください。

 

我が家の投資方針

詳しくは上記(②)記事をご覧いただくとして、ざっくりした方針は以下のとおりです。

我が家は年齢が40代ですので、つみたてNISAは以下目的でシンプルに積立中です。

  • 将来の自分たちの年金(=自分年金)としての積立・運用
  • 生活防衛費を除いて投資に回し資産形成を図りつつ、万が一の緊急事態(急にお金が入り用になった場合)には、少額ずつ取り崩す可能性はあるが、基本は資産運用をできるだけ長期で継続、複利を利用しつつ将来に備える

 

運用14ヶ月目経過時点(2021年枠+2022年枠)運用実績 集計表

2021年枠(積立終了部分)と、2022年枠(積立中)の運用状況をまとめた表はこちらです。

0 夫婦合算:楽天VTI+楽天VT つみたてNISA 集計表(2022年2月末時点)

2022年2月終了時点の総額では、約93.3万円の総投資額に対し、時価評価額は約96.3万円でした。

全体で見ると約+3万円となっていることが確認できます。

また、損益率は約+3.3%と、かろうじてプラスを維持している状況でした。

 

年単位のざっくりとした内容は、以下にご紹介させていただきます。

 

2021年枠運用実績のその後(開始から14ヶ月)

以下のような観点から弊ブログでは年別の運用状況も参考に継続観察していこうと思います。

  • 初心者の方がつみたてNISAの運用をよりイメージできるのではないか
  • 各年別の運用状況という観点でも年単位の推移に興味がある
  • 20年後など取り崩しを年単位で行う可能性が高いかもしれない
  • 複利がどのように働いていくかよりイメージが広がらないか(伝わらないか)

 

積立終了した2021年枠に対する今後のイメージ

前年に積立期間を終了した2021年枠の現状は、以下のようなイメージです。

1 積立終了した2021年枠の今後のイメージ

注:11年目〜19年目の表示を省略しています

 

2021年に対してすでに投資可能枠(■部分)は終了していますので、もうこの枠に積立することはできません。

あとは非課税枠で運用という観点でみれば19年間(2040年12月まで)、寝かせて増えることを願うのみです。

 

積立終了した2021年枠の運用状況 集計表

寝かせて増やす、2021年枠の2022年2月末時点の経過です。

2 2021年枠の運用状況 集計表

2021年枠に限定してみるとVTI約+6.3%、VT約+3.9%、2021年枠夫婦合算で約+5.1%となっています。

2021年中の値上がりがアドバンテージとなっており、相場が軟調な現在でもかろうじてプラスを維持しています。

注:今月から夫婦合算のみをグラフ表示し、個別の内訳は一覧表程度にご紹介させていただきます

 

夫婦合算:楽天VTI+楽天VT 資産残高(2021年枠 運用14ヶ月末時点)

二人分の合算推移表示グラフです。

3 夫婦合算:楽天VTI+楽天VT 資産推移グラフ,損益率(2021枠)

【2021年運用状況 夫婦合算】

累積投資額 799,992円
月末残高 840,602円
損益額 +40,610円(+43,098円)
損益率 +5.07%(+5.38%)

( )内は先月損益額、損益率を示す

  • 合算 前月比:損益額は-2,488円、損益率で約-0.31%

 

個別2022年2月末時点の(2021年枠)の運用状況は以下のとおりです。

2021年枠 わたし/楽天VTI 奥様/楽天VT
累積投資額 399.996円 399.996円
月末残高 425,191円 415,411円
損益額 +25,195円(+25,219円) +15,415円(+17,879円)
損益率 +6.29%(+6.30%) +3.85%(+4.46%)

( )内は先月損益額、損益率を示す

  • わたし/楽天VTI 前月比:損益額-24円、損益率約+0.01%
  • 奥様/楽天VT 前月比:損益額-2,464円、損益率約-0.61%

 

楽天VTIは2月に入って1月の下げを若干回復、横ばいで踏ん張ったというところです。

2月はVTのほうが下げが大きかったです。

ロシアの軍事侵攻など残念な世界情勢の影響があったのだと解釈しています。

相場の先行きは分かりませんが、しばらくはこのような横ばいや、もしくはさらなる下落基調が続きそうにも考えます。

 

 

夫婦合算:月別の夫婦損益率と平均(2021年枠 運用14ヶ月末時点)

2021年投資分に対する月別の損益率推移です。

4 月別の夫婦損益率と平均(2021年枠)

2022年突入後、一気に損益率は低下しています。

それまでは2桁をキープすることが多かったですが、直近2ヶ月は楽天VTIでは6%をキープする程度です。

今月はVTIがVTの下落をある程度カバーしたという結果でした。

 

2022年枠への積立状況(積立2ヶ月目)

2022年の積立は2ヶ月になりましたので、今回から推移グラフを追加しました。

 

積立中の2022年枠に対する今後のイメージ

2022年枠に対する現状は、さきほどの図を利用しますが、以下のようなイメージです。

5 積立中の2022年枠のイメージ

図は2021年開始の前提で記載していますが、いまは積立期間が2022年にシフトしたので、この枠の20年目を迎えるのは、2041年12月です。

まさに今、積立が開始された枠(黄色■部分)ということになります。

 

積立中の2022年枠の運用状況 集計表

積立中の2022年枠に対する、2022年2月末時点(2ヶ月経過時点)の集計状況です。

6 2022年枠の運用状況 集計表

VTI約-7.9%、VT約-7.0%、2022年枠夫婦合算で約-7.5%程度となっています。

積立初期2ヶ月ともにマイナス推移です。

言い換えるなら毎月、安く購入できているとも捉えられます。

 

夫婦合算:楽天VTI+楽天VT 資産残高(2022年枠 積立2ヶ月末時点)

積立中の2022年枠に対する、二人分の合算推移表示グラフです。

8 夫婦合算:楽天VTI+楽天VT 資産推移グラフ,損益率(2022枠)

【2022年運用状況 夫婦合算】

累積投資額 133,332円
月末残高 123,394円[66,666円]
損益額 -9,938円(-6,797円)
損益率 -7.45%(-10.19%)

( )内は先月損益額、損益率を、[ ]は月単位の投資額を示す

  • 合算 前月比:損益額-3,141円、損益率約+2.74%

 

個別2022年2月末時点の(2022年枠)の運用状況は以下のとおりです。

2022年枠 わたし/楽天VTI 奥様/楽天VT
累積投資額 66,666円 66,666円
月末残高 61,421円[33,333円] 61,973円[33,333円]
損益額 -5,245円(-3,730円) -4,693円(-3,067円)
損益率 -7.86%(-11.19%) -7.03%(-9.20%)

( )内は先月損益額、損益率を、[ ]は月単位の投資額を示す

  • わたし/楽天VTI 前月比:損益額-1,515円、損益率約+3.33%
  • 奥様/楽天VT 前月比:損益額-1,626円、損益率約+2.17%

 

それぞれ、損益率は若干改善しましたが、まだ約-7〜-8%程度はあります。

1月の下落が大きかった楽天VTIのほうがまだマイナス程度が大きめです。

積立初期の2022年枠に対して、安値購入ができているので、特に気にはなりませんが、もうしばらくマイナス推移が続きそうです。

 

夫婦合算:月別の夫婦損益率と平均(2022年枠 積立2ヶ月末時点)

2022年投資分に対する月別の損益率推移です。

9 月別の夫婦損益率と平均(2022年枠)

2022年枠はVTIの1月下落分が大きかったです。

マイナス推移は継続中ですが、それぞれ1月より損益率は改善していることも確認できます。

 

2021年枠+2022年枠全体の運用実績(開始から14ヶ月目)

最後につみたてNISAを通じての全体合計をご紹介して終了とさせていただきます。

つみたてNISA枠全体に対する今後のイメージ

合計のイメージは以下のとおりです。

10 運用全体を通じたイメージ

この部分のご紹介は、通年合算ですので、毎年枠も積立額も増えていくことになります。

 

つみたてNISA枠全体(2021年枠+2022年枠)の運用状況 集計表

2021年と2022年合算集計の結果です。

11 2021+2022年枠の運用状況 集計表

トータルでみるとVTI約+4.3%、VT約+2.3%、夫婦合算で約+3.3%程度となっています。

2022年のマイナスは、2021年のプラスで相殺されています。

注:このトータル部分だけ、全体をご紹介したあとに、それぞれ個別の資産トータル推移も参考に表示しておきます

 

夫婦合算:楽天VTI+楽天VT 資産残高(2021年枠+2022年枠 14ヶ月末時点)

夫婦の最終的な、つみたてNISA全体の運用状況です。

12 夫婦合算:楽天VTI+楽天VT 資産残高(合計、2021年枠+2022年枠 全体)

【2021+2022年運用状況 夫婦合算】

累積投資額 933,324円
月末残高 963,996円[66,666円]
損益額 +30,672円(+36,301円)
損益率 +3,28%(+4,18%)

( )内は先月損益額、損益率を、[ ]は月単位の投資額を示す

  • 夫婦合算の通年トータル 前月比:損益額-5,629円、損益率約-0.9%

 

夫婦合算:月別の夫婦損益率と平均(2021年枠+2022年枠 14ヶ月末時点)

夫婦の最終的な、つみたてNISA全体の運用状況に対する月別の損益率推移です。

13 夫婦合算:楽天VTI+楽天VT 月別の夫婦損益率と平均(合計 全体)

2021年分の上昇があった分、2022年のマイナスを吸収し、現状はまだプラスで推移しています。

 

夫婦合算:資産配分(2021年枠+2022年枠 14ヶ月末時点)

直近の資産配分状況は以下のとおりです。

14 夫婦合算:つみたてNISA資産配分(2022年2月末現在)

楽天VTIのほうが、資産トータルはまだ若干多い状況です。

 

【参考:楽天VTIトータル推移】

楽天VTIのみの通年運用実績推移も参考にご紹介しておきます。

15 わたし:楽天VTI 資産残高(合計、2021年枠+2022年枠 全体)

【2021+2022年運用状況 わたし/楽天VTI】

累積投資額 466,662円
月末残高 486,612円[33,333円]
損益額 +19,950円(+21,489円)
損益率 +4.27%(+4.95%)

( )内は先月損益額、損益率を、[ ]は月単位の投資額を示す

  • 楽天VTI 通年トータル 前月比:損益額-1,539円、損益率約-0.68%

徐々にグラフの赤色部分(含み益)は減ってきてはいますが、まだ+4.3%程度のプラス推移をしていることが確認できます。

 

【参考:楽天VTトータル推移】

奥様の楽天VTの通年運用実績推移です。

16 奥様:楽天VT 資産残高(合計、2021年枠+2022年枠 全体)

【2021+2022年運用状況 奥様/楽天VT】

累積投資額 466,662円
月末残高 477,384円[33,333円]
損益額 +10,722円(+14,812円)
損益率 +2.29%(+3.41%)

( )内は先月損益額、損益率を、[ ]は月単位の投資額を示す

  • 楽天VT 通年トータル 前月比:損益額-4,090円、損益率約-1.12%

現状、楽天VTのほうがトータルリターンは低い結果となっています。

 

【参考】本家VTIとVTの月間騰落率推移など

最後に参考程度ですが、これらの投資信託が連動を目指す、本家VTIとVTの月間騰落率推移を、参考に集計した結果をご紹介させていただきます。

(前月末と当月末の株価終値ベースで騰落率を算出)

注:VTIのほうが運用期間は長いですが、今回の比較ではVTの運用期間にあわせて集計していますので、ご注意ください

 

【参考:VTIとVTの月間騰落率 集計結果】

 

17 VTIとVTの月間騰落率 集計表

それぞれ、月間164回のカウントに対しての結果です。

  • VTI 前月比0%以上:107/164回
  • VT 前月比0%以上:98/167回

直近、2ヶ月はマイナス推移が続いていますが、過去の状況から考えますと、プラスで終了する回数が半分以上です。

現在の相場環境などにめげず、愚直に積立を継続していければ、資本主義経済成長の恩恵にあやかりつつ将来に備えられる。

わたしはこれからもそう信じて、投資を継続していきます。

 

【参考:VTIの月間騰落率 推移グラフ】

2008年6月以降、VTIの月単位騰落率をグラフ化したものです。

18 VTIの月間騰落率 グラフ

 

【参考:VTの月間騰落率 推移グラフ】

こちらは2008年6月以降、VTの月単位騰落率のグラフです。

19 VTの月間騰落率 グラフ

 

相場はまだまだ大きく変動することがザラにあるでしょう。

このようにVTI、VTともに上下に大きく変動していることが確認できます。

 

自分はどこまでこれらの変動に耐えられそうか、どのような資産を持ちたいのか、自分なりの答えを探す必要があります。

 

 

直近、主要なインデックス指数からロシアへの投資が除外されている動きもあるようです。

まだまだ世界的な影響は計り知れない懸念があります。

  • 世界に分散している=米国以外の成長も取り込める
  • 世界に分散している=米国以外の影響を色濃く受けやすい etc…

投資家の価値観によって、答えは違うので、争うだけ無駄な不毛な論争だと個人的には考えます。

投資家としての自分の信じる道を進めばいいと考えます。

 

 

様々なことが絡み合い、先行き不透明感は高まっていますが、逆にいうと、それだけわからない将来にも備えておく必要があるとも捉えられます。

自身の許す範囲で、これからも投資と向き合い(もしくはこれから向き合いつつ)、将来に備えていく必要性が高まっている、そんな時代が来ていると考えます。

 

我が家は引き続き、積立投資を継続して、自分たちの将来に備えていきます。

 

この記事がなにかの参考になれば幸いです。

それではまたっ!!