投資メモ

【参考】VTIとVTの2022年2月推移実績と3月の過去実績

こんにちは、おーです!

 

我が家は2021年から資産形成のコアに「つみたてNISA」を活用し、インデックス投資をコツコツと続けています。

コアとしている資産は「VTI」と「VT」に連動する投資信託です。

 

夫婦のつみたてNISA運用報告は毎月、別記事でご紹介しているところですが、これら投資信託のもととなる(本家ETFとしての)VTI、VTについて、直近の推移実績と過去推移などを参考にご紹介する取り組みをはじめてみました。

 

退屈な長期積立投資の参考程度ですが、今回も2022年2月の月間実績と3月の過去推移傾向を参考にまとめておきます。

もし、我が家の運用方針などに興味がありましたら、以下の記事で参考にご紹介していますので、ご覧ください。

 

【参考】VTIとVTの2022年2月推移実績と3月の過去実績

2022年2月のVTIとVT推移実績チャート

2022年2月1日〜2月28日の30分足推移チャートです。

【参考】VTIとVTの1ヶ月推移チャート(30分足 20220201-20220228)

2月は残念ながら、ロシアがウクライナに軍事侵攻するという有事が発生してしまいました。

一刻も早い終結を願うばかりですが、そのような事態も影響し、2月も1月に引き続き、市場は下落基調が続いています。

概ね下がり傾向に推移しています。

最終的にVTI約-2.4%、VT-約2.9%の月間下落となりました。

 

2022年年初来のVTIとVT推移実績チャート

たった2ヶ月ではありますが、年初来からの推移として、2022年1月3日〜2月28日の30分足推移チャートも確認しておきます。

【参考】VTIとVTの2022年年初来推移チャート(30分足 20220103-20220228)

1月から下げが継続、2ヶ月相場の右肩下がりが、まだ継続しています。

年初来から確認すると、VTI約-8.45%、VT約-8.49%とほぼ同等の下げを記録しています。

2月は1月の顕著な下げのあと戻しかけて横ばい、そこからまた下落という推移にもみえます。

 

3月に入っても冴えない相場が続いていますので、今年はとくに忍耐力を試される相場環境といえます。

わたしは2017年頃から株式市場に参入した初心者ですが、このようにズルズルとした下げが数ヶ月続く相場は、今回が初めての経験だと思います。

 

現時点では株価の変動自体は全然、大したことのない調整相場といった個人的な感想です。

ただしインフレや有事の状況は気がかりです。

 

インフレや有事の状況がどのように進展するのか、まったく先行きは分かりません。

相場が気になって仕方がないといったような方は、この機会に一度、ご自身のリスク許容度やポジションを再確認されるのにも、いいきっかけかもしれません。

 

2022年2月実績集計結果(VT設定以降の比較)

VTIは2001年に設定、VTが遅れて2008年に設定されたこともあり、比較時期は『VTが設定された2008年以降に時期をあわせて集計』していますのでご注意ください。

(勝率などのもろもろの集計結果内にVTI2007年以前の結果は含めていませんのでご注意ください)

 

2022年2月参考①(ETF)VTIとVTの2月過去推移【2008年以降の月間上昇率推移】

2008年以降の各年別、VTIとVTの2月単月に対する月間上昇率を集計したグラフです。

(1月末終値と2月末終値の差から算出)

①2月参考(ETF)VTIとVTの2月過去推移【2008年以降の月間上昇率推移】

2021年以前の推移としてはさほど下げが多いといった過去の傾向は確認できませんでしたが、2022年は最終的にはマイナス推移となりました。

株価終値で算出したところ、VTI約-2.5%、VT約-2.8%でした。

米国(金融引締に向けた懸念など)、世界(ロシアの軍事侵攻などを含む)といった相場環境の違いなども影響した結果とも捉えられそうです。

 

先月のご紹介時点では地政学リスクの懸念程度でしたが、2月にはまさに懸念が現実化してしまい、残念でなりません。

 

2月参考②(ETF)VTIとVTの2月過去推移【0以上で終了した日をカウント】

2008年以降のVTIとVT、2月単月の日々変動率が0以上で終了した日をカウント集計したグラフです。

(前日終値と当日終値の差から算出)

②2月参考(ETF)VTIとVTの2月過去推移【0以上で終了した日をカウント】

2022年2月は開催日19日に対しVTI、VTともに9回プラスで終了しました。

半分以上は下げで終了していたことになります。

相場環境が近年とは全く異なる状況ですので、過去と比較してもやはり推移としては低い方の部類に入ります(過去2番目に低い回数)。

注:繰り返しになりますがVTIはVTと時期をあわせてのカウント集計ですので、ご注意ください

 

2月参考③(ETF)VTIとVTの2月過去推移【0以上で終了した日から勝率を算出】

上記②の0以上終了回数を2月勝率として表示したものになります。

③2月参考(ETF)VTIとVTの2月過去推移【0以上で終了した日から勝率を算出】

2022年2月はVTI、VTともに勝率としては約47%でした(過去2番目に低い勝率)。

 

2月参考④(ETF)VTIとVTの2月過去推移【1日騰落率での最大上昇率】

こちらは2月の日々変動率からその年の単月における最大上昇率を示したグラフです。

(日々変動の最大をMAX関数で集計)

④2月参考(ETF)VTIとVTの2月過去推移【1日騰落率での最大上昇率】

1月に引き続き、下落相場中の押し目買いなどもあったものと思われます。

VTI約2.23%/日、VT約2.21%/日上昇した日がありました。

1日最大の上昇率でみれば、過去2番目に高い値を記録していました。

 

2月参考⑤(ETF)VTIとVTの2月過去推移【1日騰落率での最大下落率】

こちらは最大上昇とは逆にその年の単月における最大下落率を示したものです。

(日々変動の最小をMIN関数で集計)

⑤2月参考(ETF)VTIとVTの2月過去推移【1日騰落率での最大下落率】

日変動としての最大マイナスを見ると、そこまで下げ幅は大きくもなかった印象です。

下げ基調が継続していましたので、月単位で見れば結局はズルズルと下がるという結果となりました。

 

2月参考⑥( ETF)VTIとVTの2月過去推移【日変動を慣らした平均変動率】

2月の開場回数と日々変動率をもとに、月単位でならしてみた場合の平均変動率グラフです。

⑥2月参考(ETF)VTIとVTの2月過去推移【日変動を慣らした平均変動率】

ならしてみると過去4番目のマイナス推移となりました。

(リーマンショック、コロナショック時を除けば2番目)

ただ、2022年1月のVTI約-0.3%、VT約-0.23%よりは下げは小さかったことも確認できますので、1月より2月のほうが、相場としては下落が小さかったともいえそうです。

 

 

過去の3月実績集計結果(VT設定以降の比較)

こちらも2月集計結果などと同様、勝率などもろもろの集計結果内にVTI2007年以前の結果は含めていませんのでご注意ください。

3月の過去推移を参考にみて、実際の3月はどうなったのか?を来月振り返る程度の参考情報です。

 

3月参考①(ETF)VTIとVTの3月過去推移【2008年以降の月間上昇率推移】

2008年以降の各年別、VTIとVTの3月単月に対する月間上昇率を集計したグラフです。

(2月末終値と3月末終値の差から算出)

⑦3月参考(ETF)VTIとVTの3月過去推移【2008年以降の月間上昇率推移】

2020年コロナショック渦中の下げが大きいため、その他の下げが小さく見えてしまいます。

全体的にみると、3月は下げで終了する回数は多くなかった傾向です(下落程度も比較的小さめ)。

ただ、2022年3月はFRBがいよいよ金融引締の開始に向けて始動することなど、様々な動向が懸念されますので、どうなるでしょうか。

 

3月参考②(ETF)VTIとVTの3月過去推移【0以上で終了した日をカウント】

2008年以降のVTIとVT、3月単月の日々変動率が0以上で終了した日をカウント集計したグラフです。

(前日終値と当日終値の差から算出)

⑧3月参考(ETF)VTIとVTの3月過去推移【0以上で終了した日をカウント】

3月は過去、21日〜23日程度の開催回数です。

これだけをみると、極端に0以上で終了する回数が多いといった印象はありません。

 

3月参考③(ETF)VTIとVTの3月過去推移【0以上で終了した日から勝率を算出】

上記②の0以上終了回数を過去の3月勝率として表示したものになります。

⑨3月参考(ETF)VTIとVTの3月過去推移【0以上で終了した日から勝率を算出】

どちらかといえば、2月よりも勝率が低い傾向があるといった印象です。

2022年3月は混沌とした相場環境ですので、上がり調子になるとは考えにくいように感じますが、どうなるでしょうか。

 

3月参考④(ETF)VTIとVTの3月過去推移【1日騰落率での最大上昇率】

3月過去の日々変動率から単月における最大上昇率を示したグラフです。

(日々変動の最大をMAX関数で集計)

⑩3月参考(ETF)VTIとVTの3月過去推移【1日騰落率での最大上昇率】

こちらはリーマンショック頃、コロナショック時の下落を踏まえての急上昇を記録した日が顕著に現れている結果となりました。

昨年なども約+2.6%/日を記録する日がありました。

2022年は仮に下がる日が多くあっても、押し目買いや思惑買いなど、場合によっては(下落が大きければ余計に)短期では買い戻されることもあるかもしれません。

どのような結果になるか、来月確認してます。

 

3月参考⑤(ETF)VTIとVTの3月過去推移【1日騰落率での最大下落率】

こちらは最大上昇とは逆に単月(3月)における最大下落率を示したものです。

(日々変動の最小をMIN関数で集計)

⑪3月参考(ETF)VTIとVTの3月過去推移【1日騰落率での最大下落率】

記憶に新しいコロナショック時の下落が大きく、その他が(比較的)小さく見えてしまうという結果です。

過去の実績を見る限りにおいては、2月より最大の下げ幅を記録している数値としては小さいといった印象に感じます。

 

3月参考⑥( ETF)VTIとVTの3月過去推移【日変動を慣らした平均変動率】

3月の開場回数と日々変動率をもとに、月単位でならしてみた場合の平均変動率グラフです。

⑫3月参考(ETF)VTIとVTの3月過去推移【日変動を慣らした平均変動率】

ならしてみると、3月は±0%付近のトントン(上昇と下落の程度がほぼ同じ)で終了していることが多いように見受けられます。

 

果たして、2022年の3月はどのような推移となるでしょうか。

 

個人的な感想

思案しながら落ち着いて考えようとしているイメージの写真

いよいよ、FRBによる利上げが開始されるであろう3月を迎えました。

その利上げ程度(%)がどの値になるのか。

また、有事の状況がどのように進展するのか。

このような特殊な事態に伴い、市場の様々な資源などの供給がどうなるのか。

などなど、相場の先行きが見通せない不透明感が満載です。

 

近年にない特殊な相場環境では、玄人がうねりを狙うのはありかもしれませんが、わたしのような投資初心者は、愚直な積立投資に徹するほうが賢明だと考えます。

 

最近は相場を見て一喜一憂することもありませんし、淡々と長期投資の軸を忘れずに、愚直な積立投資を継続するだけです。

このような「自分がなんのために投資しているのか」という考えと、そのために必要となる時間軸などを意識して、これからも相場に望みたいと思います。

 

 

世界で起こってしまっている戦争が少しでも早く、終結されることを願っています。

 

 

この記事がなにかの参考になれば幸いです。

それではまたっ!!