投資の実践

【2022年3月時点】バリュー平均法の実践 毎月ver(SBI-VTI:3ヶ月目)

こんにちは、おーです!

 

ドルコスト平均法とは異なる積立投資として試行している「バリュー平均法」について、少額ですが3月も評価と購入を行いました。

 

簡単ですが、今月も実績としてご紹介させていただきます。

バリュー平均法について、自分なりの考え方をまとめた過去ご紹介記事は①を、先月の実績は②をご覧ください。

  1. 「バリュー平均法に興味がある」
  2. 【2022年2月時点】バリュー平均法の実践 毎月ver(SBI-VTI:2ヶ月目)

 

【2022年3月時点】バリュー平均法の実践 毎月ver(SBI-VTI:3ヶ月目)

バリュー平均法とは

ざっくりとしたバリュー平均法のイメージ、流れは以下の通りです。

バリュー平均法のイメージ図

バリュー平均法のイメージ図

バリュー平均法の運用

  1. バリュー経路を設定する(積立額や見込み成長率、積立頻度など)
  2. 一定の評価期間(例:毎月、四半期、半年、年など)経過時に、バリュー経路と資産時価残高の差を評価・計算する
  3. バリュー経路との差に対する『売買』を行う
  4. 以降、①で定めた頻度で定期的に②と③を繰り返す(必要に応じて①も適宜、調整可)

 

バリュー平均法は、何を差し置いてもまず「バリュー経路」と呼ばれる、自身で定めた積立の道筋を決める必要があります。

 

その後はバリュー経路にあわせるよう淡々と作業を繰り返すだけです。

  • 自身で定めた一定の評価期間で
  • 資産の時価評価額とバリュー経路の差を評価、計算して
  • 結果を踏まえ、差分を含めた売買を行い
  • バリュー経路へ資産残高を随時調整していく手法

 

おー
おー
ドルコスト平均法は(資産形成中は)毎月、コツコツと定額の積み立てのみを行います。評価の結果、場合によっては売買を行うこともあるバリュー平均法とは、趣が異なります。

 

当面のMyルール

わたしが決めたこの投資対象に対するルールは以下のとおりです。

バリュー平均法(SBI-VTI)のMyルール

  • 積立額:1.5万円/月(現状は現金、そのうちVポイントも使う予定)
  • 積立頻度:毎月の初め頃(資産評価、売買金額など決定・発注)
  • 運用期間:未定
  • 定率設定:1%/月
  • 売却ルール:検討中(1,000円以上の利益なら売るなど)

利用できるようになれば途中から購入にVポイントも活用する見込み

予算の都合上、途中変更or中断はありえる

ざっくりとはじめましたが、当面はこれでいいでしょう。

運用しながら様子を見ようと思います。

 

資産の推移グラフ(理想イメージ)

資金が続くのであれば、長期ではこのような資産推移にしていきたいところです。

理想的な資産推移イメージ図

ただし、潤沢な資金もないため、途中で断念する可能性もあります。

バリュー平均法独特の売買を行うことで、その売却資金をストックしておけば、それなりに対応できるかもしれません。

そのような点を含めて、できるかぎり長期で試行してみたいものです。

なお、バリュー経路が緩やかにカーブしているのは「定率」で設定しているためです。

 

おー
おー
初期の設定をずっと継続できればいいですが、定率設定も含め、途中で何かと自分なりに変更することも可能です。あまり堅苦しく考えずに、とりあえずやってみようというところです。

 

バリュー平均法 SBI-VTIの運用(3ヶ月目)

1月時点で10万円になるよう購入、その後2月も評価額がバリュー経路を下回っていたので追加購入をしていました。

3月に突入し、バリュー経路に対する時価評価を確認した結果は以下のとおりです。

2022年3月2日時価評価時点での状況

a.先月時点のバリュー経路 116,000円
b.評価時点のバリュー経路 133,000円
c.バリュー経路に対する定期増額分 17,000円(=b-a)
d.評価時点の時価 116,970円
e.評価結果からの実質購入額 16,030円(=b-d)
f.追加購入額 0円(=e-c)
g.今回売却額(税引前) 0円
h.累計投資額(過去分) 125,152円
i.累計投資額(通算) 141,183円(=e+h-g)

注:端数1円の計算に齟齬がありますが、簡易計算なのでとりあえずヨシとします

 

上記のように自分なりの簡単な計算式を用いて時価評価したあと、バリュー経路に沿うよう購入もしくは売却を行います。

今回も評価結果では、バリュー経路に沿うよう”不足部分の購入”をする必要があるということになりましたので、購入を行いました。

ただし、先月とは異なり、今月は定期増額範囲内の額(追加投資は不要)で、若干少なく購入すればいいという評価結果になりました。

(定期増額必要額17,000円に対し、16,030円の購入で済んだという評価)

 

グラフの運用期間(直近投資部分)の拡大結果は、以下の通りです。

資産推移実績グラフ(短期)

 

ドルコスト平均法(毎月一定額の購入)とは異なり、このようにバリュー経路vs時価評価額の差について追加して購入する点が特徴的です。

(場合によってはバリュー経路を超えた部分を売却して、バリュー経路にあわせることもある)

 

なお、投資信託での運用ですので、その金額などで発注後すぐ、約定できるわけではありません。

ですが概ね近い金額で約定はできると思っていますので、実際の約定金額に都度、あわせるようなことはしていません。

 

よほど相場が1〜2日で大きく変動してしまえば別ですが、そのようなレアケースを考えてもしょうがないので、発注は、あくまで月末評価時点での時価をベースに調整していこうと思います。

 

このようなゆる〜い運用ですが、時間と手間をあまりかけなくても「バリュー平均法(もどき)」はできそうです。

しばらく、このような形で継続していきます。

 

【参考】VTIの過去、月間騰落率推移(株価終値ベース)

VTIの運用開始以降、月間でどの程度上下に変動しているのか、個人的に参考集計してみた結果は以下のとおりでした。

(株価終値ベースで前月最終日の終値と、当月最終日の終値の差から算出)

VTIの月間騰落率 集計表

2022年2月末時点までの、VTI設定以降の月間騰落率について、集計した結果などから参考に抜粋します。

  • 集計回数はトータル248回
  • 0%を超えた回数は156回(発生確率約63%)
  • 0%未満(マイナス)の回数は91回(発生確率約37%)
  • 過去マイナス推移の連続は最長5ヶ月(2回あり)
  • 同期間は2007年11月〜2008年3月と、2011年5月〜9月の2回
  • 直近5年間でみれば、マイナス推移の連続は最長3回(2020年1月〜3月)

 

2022年は1月、2月ともにマイナス推移でしたので、3月もマイナスなら直近5年では最長期間に並ぶことになります。

現在の相場環境を考えると、まだマイナス推移が継続しそうですね。

しばらくは追加購入ばかりかもしれません。

 

月間騰落率の推移グラフは以下のとおりです。

VTIの月間騰落率 グラフ

 

このように上下に大きく変動する環境をうまく利用できれば、バリュー平均法の売買を織り交ぜる運用で、株式資産に加え、待機資金なども適宜補充しながら、相場と向き合えるかもしれません。

(場合によっては大きな下落で待機資金を超える資金が必要になることもありえるでしょう)

 

バリュー平均法は、適宜売却を織り交ぜる(=リバランスをしていると同義とも捉えられる)運用です。

考え方によっては、常に全力投資のドルコスト平均法とはまた違って、歳をとってもずっと運用できるともいえそうです。

(定率を低めに設定したり、現金保有割合を増やしたりすれば、年齢に応じた色々なニーズにも対応できそうです)

 

いずれにしても、色々と試行してみながら、長期投資を楽しんでいきたいと思います。

 

この記事がなにかの参考になれば幸いです。

それではまたっ!!