お金に関する知識

貯蓄:銀行預金の話

こんにちは、おーです!

友人と共有したい「お金の話シリーズ」の続きです。

先日概要を投稿したブログ記事のなかから、今回は銀行預金についてざっくりとではありますが、自分の感想も含めてまとめておきたいと思います。

お金について考える(預け先についての話)こんにちは、おーです! 友人と共有したい「お金の話シリーズ」として不定期にですが、しばらく頭の整理も兼ねて続けてみようと思います。...

あくまで個人の学びをもとにした記事となります。記事内では個人の感想を述べています。予めご了承をお願いします。

 

銀行預金の特徴

銀行預金の種類

銀行預金と一口に言っても様々で、大別すると以下のようなものがあります。

期間の定めがなく出し入れが自由:普通預金、当座預金、貯蓄預金など

一定期間制約のうえ預けておく口座:定期預金

各預金内は、もっと細かく細分化されているようですが、このような様々なタイプの預金が利用可能で、個人のニーズあわせて選択、貯蓄していくことができます。

銀行にお金を預けておく理由

銀行にお金を預けておく理由は、個人の考え方により色々あると思いますが、

自宅保管だと盗難のリスクがあるから置き場に困るし預ける。

給料の受け取り、生活費の一時保管、緊急時の出費に備えて預けておき、いざというときはすぐに引き出せるように準備している。

元本を保証してもらいながら預けつつ、利息をもらってお金を殖やしたい。

窓口に行けば親切に色々教えてもらえて、心情的に安心して預けることができる。

といったところが頭に浮かびます。

数年後などのある程度、近い将来において確実に使うことを予定している場合、預けているお金が目減りされては困ってしまいます。

そのため、元本保証があることは確実で安心感につながると思います。

また、利便性で考えると今はわざわざ銀行へ行かなくてもコンビニATMやスーパー、ショッピングセンターなどにもATMを設置してもらっています。

これにより銀行窓口の営業時間を気にせずとも入出金は可能だし、手数料さえしっかり払えば、私達がわざわざ窓口に行く労力や時間も削減できます。

また、インターネットバンキングも当たり前に使えるようになってきつつあり、自宅で振込手続きを完結させられます。

この場合であれば、わざわざ窓口やATMへ行って順番を待つ時間なども全て不要となり、さらに便利に利用ができます。

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まさに銀行は、とにかく元本が保証されており安全に預けておきたい、便利な機能を使って生活を維持したい、という人にはうってつけですね。

 

このように、銀行を使う理由はいくつもあり、私達の身近に存在し便利に活用させてもらっていますが、お金を殖やすという観点からみたときにはどうでしょうか。

銀行預金で殖やすということを考える

日本もかつて、私達の親世代においては高度成長期の時代で現在とは比べものにならないくらい、預金金利も高かったと「噂で」聞くことはあります。

ただ、その時代を経験していないので、なんとも言えません。

仮にそれが本当なら、非常に羨ましい限りです。

ちなみに2020年9月現在の大手銀行の預金金利は、比較サイトで検索してみたところ、高い銀行で「定期預金の1年金利で0.200%程度」でした。

 

それでは現在適用されている上記の金利と、仮に定めた過去の金利(あくまで試算用の仮金利です)を比較してみたいと思います。

銀行預金でいくら殖えるか試算してみる

2020年9月現在トップの金利(仮に1年預入の定期預金)は、上記表から0.200%となります。

ただの試算ですが、仮に現在と過去がざっくり以下の条件だと仮定して比較してみると、

預入額 100万円
運用期間 1年
運用方法 定期預金
現在の金利 0.200%(2020年9月現在の定期預金の金利)
過去の金利(仮) 5%(比較用の仮金利)
税金控除 20%(現在も過去も同一と仮定し、切りのよい値とする)

 

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金利の違いがどれくらい受取額(利息として受け取れる額)に影響するかをざっくり把握するための試算です。

 

【試算結果】

預入金 金利 利息 税金控除 受取額
現在 1,000,000円 0.200% 2,000円 400円 1,600円
過去(仮) 1,000,000円 5% 50,000円 10,000円 40,000円

預入金100万円を、異なる金利でそれぞれ預けて1年後にもらえると仮定した利息は上記「利息」の欄です。

そこから税金が控除されるので、「受取額」が実際に受け取れる「金利から得られた正味の利息金額」になります。

注:実際には税金の率が異なるためもう少し減ります、ざっくりとした算出です。

仮にこの受取額(金利から得られた正味の利息金額)のみを受け取りたくてコンビニATMなどを利用すると、手数料を引かれることもありますから、さらに受取額は減少してしまいます。

 

おー
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0.200%の現在、手数料で少し引かれるだけでも大打撃です。こうやってみると、仮に金利が5%もあれば、受け取れる利息はかなりのインパクトです。

 

お金をどういった目的で銀行へ預けるのかを考える

上記のような試算結果を、どのように捉えらるかは各個人のご判断におまかせします。

私なら現在の低金利下において、銀行でお金を殖やすということは残念ながら難しいと判断します。

となると、銀行に預けておくお金というものの「預けておく目的」を整理する必要があると思います。

「元本保証での安心」をとって全てのお金を銀行に預けるということを選択するのであれば、上記試算からも「お金を殖やす」ということは脇において考える必要がありそうです。

仮に現在の低金利下(上記0.200%として)で、5%時と同様な利息を得ようとすると、2500万円預けていれば利息は5万円(税引き後概算4万円)になります。

この額を多いとみるか少ないとみるかは各個人のご判断ですが、元手となるお金(=元本)が極端に多い人であれば、一定の利息受け取りは期待できるかもしれません。

 

おー
おー
100万円を金利5%で預けた時と、2500万円を金利0.200%で預けた時が同じというのはこれまたインパクトが大きいです。金利が違うことでの影響の大きさがよくわかります。

 

ですがそのような資産を持っている人はなかなか少ないと思いますし、現に私もそうです。

となると、将来に向けて「お金を殖やす」という観点から考えるのかどうかで、別の方法を模索するなどの検討も視野に入れる必要があるのではと個人的には考えます。

 

おー
おー
私の場合、銀行には生活費として支出するお金、入院などで一時的に働けなくなった場合の緊急出費に備えておく△ヶ月分の生活費のみを預け入れしております。

銀行の制度を知る

また、仮に銀行に全てのお金を預けておこうと決断したとしても、国の制度を知っておくことも必要ではないでしょうか。

具体的には、万が一金融機関が破綻した時の預金等の保護についても知っておく必要があると思います。

(外部リンク)万が一金融機関が破綻した時(預金保険機構)

 

おー
おー
預けている銀行の破綻なんて考えたくもありませんが、資産はどこまで守ってもらえるのか知っておく必要もあります。

 

【参考】72の法則と100の法則で資産が2倍になるまでの年数は

ちなみに「72の法則」、「100の法則」というものがあることを私は数年前まで知りもしませんでした。参考になる考え方として記載しておきます。

記事内での試算比較には取り上げませんが「115の法則」もあります、もし興味のある方はご参考にされてみてはいかがでしょうか。

72の法則

金利を利用して資産を2倍にするために必要な「年数」を計算する。72を予定運用利回りで割ることで「”複利”でおおよそ何年後に現在の資産が2倍になるか」を求める。

72 ÷ 金利 ≒ 預けているお金が2倍になるまでの年数(概算値)

100の法則

上記の考え方と同じように「”単利”でおおよそ何年後に現在の資産が2倍になるか」を求める。

100 ÷ 金利 ≒ 預けているお金が2倍になるまでの年数(概算値)

115の法則

考え方は同様で「金利を利用して”複利”でおおよそ何年後に現在の資産が3倍になるか」を求める。

115 ÷ 金利 ≒ 預けているお金が3倍になるまでの年数(概算値)

 

ここでもう一度、現在と過去を仮試算した上記の試算結果に登場していただきます。

預入金 金利 単利で2倍 複利で2倍
現在 1,000,000円 0.200% 500年 360年
過去(仮) 1,000,000円 5% 20年 14.4年

 

おー
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この表をみてのご感想はおまかせしますが「金利が違う」に加え、「単利と複利での運用でも違う」ことを知っているか否か。さらに欲を言えば、このことを若いときに知っているか、それを利用できるかどうかで将来は大きく変わってきそうです。

 

今までこういった知識にあまりに無頓着すぎた自分を反省しつつ、これからも学びを少しでも深めていきたいと思います。

なにかのご参考になれば幸いです。

それではまたっ!!

 

 

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