投資の実践

【2022年6月時点】バリュー平均法の実践 毎月ver(SBI-VTI:6ヶ月目)

こんにちは、おーです!

 

6月も試行中のバリュー平均法の評価・売買を行いました。

ドルコスト平均法とは異なる積立投資として試行している「バリュー平均法」、少額かつ簡単なご紹介ですが、2022年6月分として実績をまとめておきます。

バリュー平均法について、自分なりの認識などをまとめた過去ご紹介記事は①を、先月の実績は②をご覧ください。

  1. 「バリュー平均法に興味がある」
  2. 【2022年5月時点】バリュー平均法の実践 毎月ver(SBI-VTI:5ヶ月目)

 

おー
おー
6月3日からSBI証券でもいよいよVポイント投資がはじまりましたね。三井住友カードの利用により少し貯まっていたVポイントを活用していきます。今回からVポイント投資の実践紹介も兼ねることとさせていただきます。

 

【2022年6月時点】バリュー平均法の実践 毎月ver(SBI-VTI:6ヶ月目)

バリュー平均法とは

毎回ご紹介させていただいておりますバリュー平均法のざっくりとしたイメージや流れは以下の通りです。

 

バリュー平均法のイメージ図

1 バリュー平均法のイメージ図

 

バリュー平均法の運用

  1. バリュー経路を設定する(積立額や見込み成長率、積立頻度など)
  2. 一定の評価期間(例:毎月、四半期、半年、年など)経過時に、バリュー経路と資産時価残高の差を評価・計算する
  3. バリュー経路との差に対する『売買』を行う
  4. 以降、①で定めた頻度で定期的に②と③を繰り返す(必要に応じて①も適宜、調整可)

バリュー平均法は、何を差し置いてもまず「バリュー経路」と呼ばれる、自身で定めた積立の道筋を決める必要があります。

 

その後はバリュー経路にあわせるよう淡々と作業を繰り返すだけです。

  • 自身で定めた一定の評価期間で
  • 資産の時価評価額とバリュー経路の差を評価、計算して
  • 結果を踏まえ、差分を含めた売買を行い
  • バリュー経路へ資産残高を随時調整していく手法

 

おー
おー
ざっくり、ドルコスト平均法は「毎月一定額を投資」、バリュー平均法は「バリュー経路に沿う金額を可変的に一定期間ごとに投資」ということです。バリュー平均法は”定期のクレジットカード決済”や、”ほったらかし投資”とはいきませんが、興味深い投資法だと思います。

 

当面のMyルール

わたしが決めたこの投資対象に対する現時点のルールは以下のとおりです。

バリュー平均法(SBI-VTI)のMyルール

  • 積立額:1.5万円/月(今回から現金+Vポイントも活用)
  • 積立頻度:毎月の初め頃(資産評価、売買金額など決定・発注)
  • 運用期間:未定
  • 定率設定:1%/月
  • 売却ルール:検討中(1,000円以上の利益なら売るなど)

予算の都合上、途中変更or中断はありえる

2022年の年初からバリュー平均法の試行を開始しました。

開始直後からずっと相場が軟調ですので、まだ一度も売却実績はありません。

 

おー
おー
わたしはまだ試行半年ですので現状はこのままですが、あまり厳格に運用するより、(予算の都合などで適宜変更するにしても)長く臨機応変に続けていくほうがよさそうにも感じます。

 

バリュー平均法 SBI-VTIの運用(6ヶ月目)

資産の推移グラフ(理想イメージ)

このようなグラフに沿って進められると理想的ではあります。

(グラフのカーブが徐々に右肩に上がっているのは、定額ではなく、定率で設定しているから。わたしの現設定では1%/月を踏まえたカーブ)

2 2022年6月投資分 SBI-VTI 理想的な資産推移イメージ図

 

2022年6月2日時価評価時点での状況

1月時点で10万円になるよう購入、その後2〜5月も評価額がバリュー経路を下回っていたので追加購入をしていました。

6月に突入し、バリュー経路に対する時価評価を確認した結果は以下のとおりです。

a.先月時点のバリュー経路 167,000円
b.評価時点のバリュー経路 184,000円
c.バリュー経路に対する定期増額分 17,000円(=b-a)
d.評価時点の時価 164,501円
e.評価結果からの実質購入額 19,499円(=b-d)
f.追加購入額 2,499円(=e-c)
g.今回売却額(税引前) 0円
h.累計投資額(過去分) 167,069円
i.累計投資額(通算) 186,568円(=e+h-g)

注:端数計算で1円の齟齬があることもありますが、大勢に影響ありませんし、簡易計算なので気にしません

 

今回の評価でも”不足額を追加して投資せよ”という評価結果となりました。

これにより、バリュー経路にあわせるため「f.+2,499円」を当初の予定額「c.+17,000円」に上乗せ追加して「e.19,499円」を投下しました。

 

米国市場の調整中でもこの程度の追加投資額で済んでいるのは、円安に進んでいる為替の影響が大きいためです。

為替変動がここまで大きく増減に寄与するのは近年にない状況ですので、ある意味、貴重な経験といえます。

 

資産の短期推移グラフ(運用6ヶ月目経過時点)

グラフの運用期間(直近投資部分)の拡大結果は、以下の通りです。

3 2022年6月投資分 SBI-VTI 資産推移実績グラフ(短期)

今月のバリュー経路増加分「17,000円」は、先月と積立ベース金額としては同額でした。

ですが、評価時の時価が先月とは異なるので、毎回同じ金額というわけではありません。

バリュー平均法は評価の都度、時価に応じて投資する金額を可変させます。

グラフ赤色部分(今回購入金額)が毎月違うことがわかると思います。

 

おー
おー
結果的に、今月は「19,499円」の投資となりました。買うべし、という指示になりましたので購入しました(笑)

 

現金とVポイントの投資割合

いよいよVポイントが投資で利用できるようになりました。

4 2022年6月投資分 Vポイント投資の実績

ということで、今回、ストックしていたVポイント「7,413P」を有効に利用させていただきました。

 

現金とVポイントの利用割合は以下のとおりです。

5 2022年6月投資分 Vポイントと現金の累積投資割合

 

おー
おー
ポイントの有効利用方法は人それぞれですが、わたしは投資に利用する方向で進めています。1P=1円として、ありがたく有意義に利用させていただきます。

 

【参考】VTIの過去、月間騰落率推移

こちらはついでに集計し、毎月ご紹介しているVTIのデータです。

VTIの運用開始以降、2022年5月末時点までの月間でどの程度上下に変動しているのか、個人的に参考集計してみた結果は以下のとおりでした。

(株価終値ベースで前月最終日の終値と、当月最終日の終値の差から算出)

6 VTIの月間騰落率 集計表(2022年5月終了時点)

2022年4月を月間-9.13%というそれなりの大幅下落を記録していたこともあり、5月はどうだろうかと興味を持っていましたが、結果的に5月は-0.25%(黄色着色部に該当)という小幅な下落で終了しました。

セルインメイなどと呼ばれる5月でしたが、今年は相場の調整中の、ある意味では中休み的な変動となりました。

 

月間騰落率の推移グラフは以下のとおりです。

7 VTIの月間騰落率 グラフ(2022年5月終了時点)

推移グラフでは5月の結果は、目を凝らさないと見えない程度の下落、となりの4月が大きな下落で、相対的に霞んでいますね。

 

2022年はまだまだ調整、上下の大きな動きが想定されます。

このような大きな変動は積立投資のチャンスと捉え、定期的な購入など(バリュー平均法の場合は売却も含めて対応することもあり)を愚直に続けていきます。

わたしはスプレッドシートで計算しているので、評価に時間は全くかかりません(1,2分程度)。

計算があっていればですが(笑)

 

慣れてしまえば、スプレッドシート以外でもできるでしょうし、そこまで難しくはないと思います。

興味のある方は検討されてみてはいかがでしょうか。

 

わたしはとりあえず、相場の動向を見守りながら、また来月の評価時期を楽しみに推移を見守りたいと思います。

 

それではまたっ!!