投資の実践

【2022年3月末時点】つみたてNISA、夫婦の運用実績(15ヶ月目)

こんにちは、おーです!

 

価格高騰するエネルギーを大量に消費せざるをえない、寒い時期に終わりを告げられる時期になってきました。

今年は桜の開花と週末の晴天かつ強風でもないという、いい気候とタイミングが重なり、きれいな桜を見ることができましたので、ラッキーでした。

 

季節の移り変わりなどを実感、楽しみつつ、自分たち以外に「お金にも働いてもらう」取り組みを続けています。

今回は2021年から夫婦で取り組み始めたつみたてNISAについて、運用15ヶ月目、2022年3月版のご紹介です。

 

まだまだ相場は安定しているとは言い難い状況に思います。

ですが、わたしたち夫婦のつみたてNISAは、長期(20年後などの老後生活に備えた)視点での取り組みです。

今の相場を気にする必要は全くありません。

淡々と自動設定で引き落としできる積立投資の手軽さと、非課税枠利用という恩恵を享受しつつ、将来に備えるための資産蓄積を図ります。

つみたてNISAに関する先月の運用実績は①をご覧ください。また、我が家のつみたてNISA投資先が連動を目指す(本家ETFの)VTIとVTの直近変動状況などは②でご紹介しています。

  1. 【2022年2月末時点】つみたてNISA、夫婦の運用実績(14ヶ月目)
  2. 【参考】VTIとVTの2022年3月推移実績と4月の過去実績
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2022年以降は、2021年枠「積立完了後の運用経過観察」と、2022年枠「新たな積立枠への投資状況」という形でご紹介しています。

 

【2022年3月末時点】つみたてNISA、夫婦の運用実績(15ヶ月目)

つみたてNISAの概要と我が家の投資方針

つみたてNISAの概要

制度の概要など、つみたてNISAの詳細は過去に作成した下の記事(①)をご覧いただければと思います。

また、我が家の運用方針などについて興味がある方は、下の記事(②)をご覧ください。

 

我が家の投資方針

詳しくは上記②の記事をご覧いただくとして、ざっくりした方針は以下のとおりです。

  • 将来の自分たちの年金(=自分年金)としての積立・運用
  • 生活防衛費を除いて投資に回し資産形成を図りつつ、万が一の緊急事態(急にお金が入り用になった場合)には、少額ずつ取り崩す可能性はあるが、基本は資産運用をできるだけ長期で継続、複利を利用しつつ将来に備える
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我が家は年齢が40代ですので、つみたてNISAはシンプルな目的に基づいて積立中です。

 

運用15ヶ月目経過時点(2021年枠+2022年枠)運用実績 集計表

2021年枠(積立終了部分)と、2022年枠(積立中)の運用状況をまとめた表はこちらです。

(運用15ヶ月目終了時点の、4月1日に集計した結果を表示)

1 夫婦合算:楽天VTI+楽天VT つみたてNISA 集計表(2022年3月末時点)

2022年3月終了時点で、夫婦2人分の合算積立総額は999,990円となりました。

全体で見た損益額では約+15.7万円という結果でした。

(先月末の実績は+3万円)

損益率は+15.7%と、先月末+3.3%程度から大きく上昇しました(差は+12.4%)。

 

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つみたてNISAは年間40万円/人ですが、夫婦で取り組めば、1年3ヶ月でとりあえずの大台、100万円に到達することが確認できます。少しずつ投資総額も増えてきましたので、モチベーション高く、継続していきたいと思います。

 

2021年枠運用実績のその後(開始から15ヶ月)

以下のような観点から弊ブログでは年別の運用状況も参考に継続観察していこうと思います。

  • 初心者の方がつみたてNISAの運用をよりイメージできるのではないか(年単位での投資というイメージがつかみやすいかもしれない)
  • 各年別の運用状況という観点でも年単位の推移に興味がある
  • 20年後など取り崩しを年単位で行う可能性が高いかもしれない
  • 複利がどのように働いていくかよりイメージが広がらないか(伝わらないか)

 

積立終了した2021年枠に対する今後のイメージ

前年に積立期間を終了した2021年枠の現状は、以下のようなイメージです。2 積立終了した2021年枠の今後のイメージ

注:11年目〜19年目の表示を省略しています

 

2021年に対してすでに投資可能枠(■部分)は終了していますので、もうこの枠に積立することはできません。

あとは非課税枠で運用という観点でみれば19年間(2040年12月まで)、寝かせて増えることを願うのみです。

 

積立終了した2021年枠の運用状況 集計表

寝かせて増やす状況に突入した、2021年枠の2022年3月末時点の経過です。

(下の表は、全体の集計表から2021年に関する部分のみを抜粋した表)

3 2021年枠の運用状況 集計表

2021年枠に限定してみると、大幅上昇となりました。

  • VTI約+20.4%(先月末約+6.3%)
  • VT約+15.4%(先月末約+3.9%)
  • 2021年枠夫婦合算で約+17.9%(先月末約+5.1%)

 

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約6年ぶりの水準と言われる、急速な円安の影響もあり、時価評価額は一気に回復しました。

 

下は2022年4月3日時点の情報ですが、ドル円の2022年、年初来推移です。

横ばいから、3月に入り急上昇(円安方向)していることがわかります。

【参考:2022年の年初来、ドル円推移】

2022年 年初来のドル円推移

 

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3月に入り、急速に円安が進行したことで、海外資産の評価額が相対的に上昇、急激な時価評価&損益率の回復に繋がりました。

 

夫婦合算:楽天VTI+楽天VT 資産残高(2021年枠 運用15ヶ月末時点)

夫婦二人分の2021年枠、合算推移表示グラフです。

4 夫婦合算:楽天VTI+楽天VT 資産推移グラフ,損益率(2021枠)

【2021年運用状況 夫婦合算 15ヶ月目終了時点】

累積投資額 799,992円[ 0円 ]
月末残高 943,421円
損益額 +143,429円(+40,610円)
損益率 +17.92%(+5.07%)

( )内は先月損益額、損益率を、[ ]は月単位の投資額を示す

  • 合算 前月比:損益額は+102,819円、損益率で+12.85%

 

2022年に入り、階段上に表示している積立額が増加していません。

これは、すでに投資可能な期間(2021年)が終了しており、積立できない枠であることを示しています。

もうこの枠に追加で投資することはできませんので、あとは売却までの期間、寝かせて増やすのみの枠ということになります。

 

2022年3月末時点の(2021年枠)、個別運用状況は以下のとおりです。

2021年枠 わたし/楽天VTI 奥様/楽天VT
累積投資額 399.996円 399.996円
月末残高 481,628円 461,793円
損益額 +81,632円(+25,195円) +61,797円(+15,415円)
損益率 +20.44%(+6.29%) +15.44%(+3.85%)

( )内は先月損益額、損益率を示す

  • わたし/楽天VTI 前月比:損益額+56,437円、損益率+14.15%
  • 奥様/楽天VT 前月比:損益額+46,382円、損益率+11.59%

 

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3月は月間上昇率でもプラスで終了したことに加え、円安にふれた為替の影響も大きく、時価評価は大幅に回復しました。個別に比較してみると、楽天VTI(全米株式限定)のほうが回復程度が大きかったです。

 

夫婦合算:月別の夫婦損益率と平均(2021年枠 運用15ヶ月末時点)

2021年投資分に対する月別の損益率推移です。

5 月別の夫婦損益率と平均(2021年枠)

1ヶ月横ばいからの、急激な回復が確認できます。

3月はそれぞれ株価も前月と比べてプラスで終了していますが、それに加えて為替の変動もありました。

 

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本来であれば、2022年の年初来〜3月末時点の推移で見れば、本家ETFのVTIはまだ約-5.7%で推移しています。ここまで一気に上昇したのは為替変動の大きさが起因していることもわかります。こうやってみると、日本から海外資産に投資する際、為替変動の影響が大きいことを、改めて実感させられます。

 

 

2022年枠への積立状況(積立3ヶ月目)

現在投資が可能な2022年枠に対する積立は3ヶ月になりました。

 

積立中の2022年枠に対する今後のイメージ

2022年枠に対する現状は、以下のようなイメージです。

(図は2021年に積立を開始した、我が家の前提で記載しています)

6 積立中の2022年枠のイメージ

いまは積立期間が2022年にシフトしたので、この枠の20年目を迎えるのは、2041年12月です。

まさに今、積立中の枠(黄色■部分)ということになります。

 

積立中の2022年枠の運用状況 集計表

積立中の2022年枠に対する、2022年3月末時点(3ヶ月経過時点)の集計状況です。

(下の表は、全体の集計表から2022年に関する部分のみを抜粋した表)

7 2022年枠の運用状況 集計表

先月まで両投資先ともに、マイナス推移でしたが、こちらも同様にプラス推移に回復しています。

  • VTI約+7.3%(先月末時点約-7.9%)
  • VT約+6.2%(先月末約-7.0%)
  • 夫婦合算約6.7%(先月末約-7.5%)

2022年枠は3ヶ月目にして、初めて損益がプラスに転じました。

 

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言い換えるなら2月まで、安く購入できていたのでラッキーということでした。

 

夫婦合算:楽天VTI+楽天VT 資産残高(2022年枠 積立3ヶ月末時点)

積立中の2022年枠に対する、二人分の合算推移表示グラフです。

8 夫婦合算:楽天VTI+楽天VT 資産推移グラフ,損益率(2022枠)

【2022年運用状況 夫婦合算 3ヶ月目終了時点】

累積投資額 199,998円[66,666円]
月末残高 213,485円
損益額 +13,487円(-9,938円)
損益率 +6.74%(-7.45%)

( )内は先月損益額、損益率を、[ ]は月単位の投資額を示す

  • 合算 前月比:損益額+23,425円、損益率+14.19%

 

個別2022年3月末時点の(2022年枠)の運用状況は以下のとおりです。

2022年枠 わたし/楽天VTI 奥様/楽天VT
累積投資額 99,999円[33,333円] 99,999円[33,333円]
月末残高 107,317円 106,168円
損益額 +7,318円(-5,245円) +6,169円(-4,693円)
損益率 +7.31%(-7.86%) +6.16%(-7.03%)

( )内は先月損益額、損益率を、[ ]は月単位の投資額を示す

  • わたし/楽天VTI 前月比:損益額+12,563円、損益率+15.17%
  • 奥様/楽天VT 前月比:損益額+10,862円、損益率+13.19%

 

2022年枠も初めてプラス圏推移、損益額、損益率ともに大幅上昇となりました。

 

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今年はまだまだ荒れるかもしれませんので、引き続き安く購入できるチャンスが多そうです。積立初期は株価が下がっても安く買えるほうが嬉しいので、楽しみに推移を見守りたいと思います。

 

夫婦合算:月別の夫婦損益率と平均(2022年枠 積立3ヶ月末時点)

2022年投資分に対する月別の損益率推移です。

9 月別の夫婦損益率と平均(2022年枠)

 

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2022年枠の単年でみても、普段、なかなかお目にかかることはないであろう、急激な上昇(回復)を示しています。

 

2021年枠+2022年枠全体の運用実績(開始から15ヶ月目)

最後につみたてNISAを通じての全体合計をご紹介して終了とさせていただきます。

つみたてNISA枠全体に対する今後のイメージ

合計のイメージは以下のとおりです。

10 運用全体を通じたイメージ

この部分のご紹介は、通年合算ですので、毎年枠も積立額も増えていくことになります。

 

つみたてNISA枠全体(2021年枠+2022年枠)の運用状況 集計表

2021年と2022年合算集計の結果です。

11 2021+2022年枠の運用状況 集計表

個別の投資先に対し、2021年+2022年の通年トータルでみるとVTI+17.79%、VT+13.59%となっています(夫婦合算VTI+VTなら+15.69%)。

注:このトータル部分だけ、全体をご紹介したあとに、それぞれ個別の資産トータル推移も参考に表示しておきます

 

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2021年のつみたてNISA開始以降、総額全体でみると、まだ一度もマイナス圏に沈んでいません。相場の好調さに助けられて推移してきたとも言えそうです。

 

夫婦合算:楽天VTI+楽天VT 資産残高(2021年枠+2022年枠 15ヶ月末時点)

夫婦の現時点で最新の、つみたてNISA全体の運用状況です。

12 夫婦合算:楽天VTI+楽天VT 資産残高(合計、2021年枠+2022年枠 全体)

【2021+2022年運用状況 夫婦合算 15ヶ月目終了時点】

累積投資額 999,996円[66,666円]
月末残高 1,156,906円
損益額 +156,916円(+30,672円)
損益率 +15.69%(+3,28%)

( )内は先月損益額、損益率を、[ ]は月単位の投資額を示す

  • 夫婦合算の通年トータル 前月比:損益額+126,244円、損益率+12.41%
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グラフ上の2022年3月月末時価評価額(赤■部分)が、過去に例がないほど増加していることが確認できます。為替影響は思った以上に強烈ですので、(逆に)円高方向に触れた場合、評価損が膨らむことになります。心理的には更にインパクトがありそうですし、変動は避けられませんので、あらかじめ覚悟しておく必要もあります。

 

夫婦合算:月別の夫婦損益率と平均(2021年枠+2022年枠 15ヶ月末時点)

夫婦の最終的な、つみたてNISA全体の運用状況に対する月別の損益率推移です。

13 夫婦合算:楽天VTI+楽天VT 月別の夫婦損益率と平均(合計 全体)

過去最高値付近まで回復していることが確認できます。

 

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本家ETF(VTI、VT)の資産推移が、2022年年初来からみるとまだマイナスであることを考えると、違和感を覚える回復にも見えてしまいます。

 

夫婦合算:資産配分(2021年枠+2022年枠 15ヶ月末時点)

直近の資産配分状況は以下のとおりです。

14 夫婦合算:つみたてNISA資産配分(2022年3月末現在)
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現状は楽天VTIのほうが+2万円程度成績がいいことが確認できますが、長期でみるとどうでしょうか。

 

【参考:楽天VTIトータル推移】

楽天VTIのみの通年運用実績推移も参考にご紹介しておきます。

15 わたし:楽天VTI 資産残高(合計、2021年枠+2022年枠 全体)

【2021+2022年運用状況 わたし/楽天VTI】

累積投資額 499,995円[33,333円]
月末残高 588,945円
損益額 +88,950円(+19,950円)
損益率 +17.79%(+4.27%)

( )内は先月損益額、損益率を、[ ]は月単位の投資額を示す

  • 楽天VTI 通年トータル 前月比:損益額+69,000円、損益率+13.52%

 

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2021年以降、相場の好調さに助けられ、損益率は常にプラスで推移してきていることがグラフからも確認できます。2022年はどのような相場になるか、引き続き注目です。

 

 

【参考:楽天VTトータル推移】

奥様の楽天VTの通年運用実績推移です。

16 奥様:楽天VT 資産残高(合計、2021年枠+2022年枠 全体)

【2021+2022年運用状況 奥様/楽天VT】

累積投資額 499,995円[33,333円]
月末残高 567,961円
損益額 +67,966円(+10,722円)
損益率 +13.59%(+2.29%)

( )内は先月損益額、損益率を、[ ]は月単位の投資額を示す

  • 楽天VT 通年トータル 前月比:損益額+57,244円、損益率+11,3%

 

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奥様はより分散の効いた全世界への投資です。これがダメならもう諦めるしかない。というほど達観できる、究極の投資先だと夫婦共通の認識です。

 

 

【参考】本家VTIとVTの月間騰落率推移など

最後に参考程度ですが、これらの投資信託が連動を目指す、本家VTIとVTの月間騰落率推移を、参考に集計した結果をご紹介させていただきます。

(前月末と当月末の株価終値ベースで騰落率を算出)

注:VTIのほうが運用期間は長いですが、今回の比較ではVTの運用期間にあわせて集計していますので、ご注意ください

 

【参考:VTIとVTの月間騰落率 集計結果】

17 VTIとVTの月間騰落率 集計表

2022年3月末集計結果です(それぞれ、月間165回のカウントに対しての結果)。

【2022年2月末株価vs3月末株価の差から算出した月間騰落率】

  • VTI:+2.94%
  • VT:+1.63%

 

2022年の年初来、2ヶ月連続でマイナス推移でしたが、3月はプラスで終了しました。

まだまだ2022年は変動が大きそうですし、引き続き注目です。

 

【参考:VTIの月間騰落率 推移グラフ】

2008年6月以降、VTIの月単位騰落率をグラフ化したものです。

18 VTIの月間騰落率 グラフ

 

【参考:VTの月間騰落率 推移グラフ】

こちらは2008年6月以降、VTの月単位騰落率のグラフです。

19 VTの月間騰落率 グラフ

 

 

2022年3月は、為替変動のインパクトが大きいことを改めて実感させられた月となりました。

わたしは(個人投資家として)リーマンショックを経験していませんが、あのような状況(株安と為替が円高方向へ大きく動いた)でダブルパンチを喰らったときのことは常に想定しておかないと、という思いを新たにすることもできました。

為替の変動インパクトは、恐怖で投げ売りすることに繋がりかねない、恐ろしい存在であることが改めて実感でき、学びになった3月となりました。

 

今後、リセッション(景気後退)などがくることも噂されていますが、そのような場でも同様です。

どのように変動するかはわかりませんので、油断しないようにしておく必要があります。

気持ちを強く持ち、将来の資産増加、資本主義の成長を信じ、握力強くホールドしていきたいと思います。

 

いよいよ、日本でも物価上昇(インフレ)が進行してきました。

つみたてNISAなどの資産運用を通じ、銀行預金などではなしえない、インフレに負けない(お金の価値&購買力の維持)仕組みを、自分なりに作ることの大切さも実感しています。

2022年は今までとはまた違った気づきを与えてくれる相場環境といえそうです。

 

インフレによってお金の価値が相対的に減価、毀損しつつある現状、お金を銀行預金にあずけて放置という一昔前の考えは、危うい考えかもしれません。

 

考えと行動のシフトを求められている2022年ではないかと個人的には考えています。

 

我が家はこれからも、前向きにつみたてNISAなどを活用し、インフレに負けない「購買力の維持」を目指しつつ、自分たちの将来に向けた資産運用に取り組んでいきます。

 

この記事がなにかの参考になれば幸いです。

それではまたっ!!