こんにちは、おーです!
我が家は2021年から夫婦でつみたてNISAを、楽天証券クレジットカード積立を利用しながら継続してきました。
これは楽天証券の「クレジットカードでの投信積立で50,000円までの1%ポイント還元」という、高待遇があったためです。
楽天証券などのサービスついては2021年末頃から、サービス環境の改悪が立て続けに発表され、影響が拡大している印象です。
(すでに多数の著名なYouTuberの方達がこれらのサービス改悪を取り上げられていますので、ご紹介は省略します)
ざっくり言えば、投信積立クレジットカード決済のポイント還元率低下(改悪)に加え、保有している投信へのポイント還元も低下(改悪)されるというダブルパンチなどがあげられます。
(それ以外にお買い物などにおける、日常利用でのポイント還元も少しずつ改悪されている現状も)
当初、楽天証券のサービスに満足していましたので、SBI証券での投信積立について、さほど興味はなく、しばらくは静観していました。
ですが改めて考えると、楽天証券を恒久的に利用していくメリットが、現時点でほぼなくなったように感じているところでもあります。
(このまま楽天サービスの改悪が改善されないのであれば)現時点ではSBI証券に移管することを検討したほうが得策かな、というのが個人的な結論に至りました。
ただし、2022年のつみたてNISAは、すでに投資を開始している関係上、途中でSBI証券に移管することはできません。
そのため、2023年以降への対応を視野にではありますが、SBI証券と連携する「三井住友カード ゴールド(NL)」を発行しておくことに決めました。
【2023年1月3日追記】わたし分の達成状況(最終報告)です

【2023年2月2日追記】奥様分も達成しましたので、我が家はこれで修行を終了します

三井住友カード ゴールド(NL)の100万円修行に突入!
三井住友カード ゴールド(NL)とは

わたしが発行したのは「三井住友カード ゴールド(NL)」です。
NLは「ナンバーレス」の意味で、カードの両面(裏表)にカード番号などの情報が記載されていません。
詳細確認は、スマホ内の連携アプリで確認する仕様となっています。
第三者にカードを見られても、カード番号、セキュリティー番号などの情報が確認できない仕様です。
セキュリティは高いです。
最近では様々なカードもこのような方式を多く採用しているように見受けられます。
(逆にアプリをわざわざ開くことなどを億劫に感じる方には向いてない方式とも言えそうです)
「三井住友カード ゴールド(NL)」のざっくりとした特徴は以下のように理解しています。
- 通常のポイントは利用金額200円(税込)につき1ポイント(0.5%)
- 一部対象店で使うと最大5%のポイント還元あり
- 通常のポイント還元とは別に、毎年、年間100万円利用で10,000ポイント(1%)還元(毎年、条件を達成すればもらえる)
- 年間100万円以上の利用で翌年以降のゴールドカード手数料5,500円(税込)が永年無料(=永久ではない)
- SBI証券のクレジットカード積立で積立額の1%ポイントバック(ノーマルカードの場合は、0.5%還元となる)
- 空港ラウンジが利用可能
- 国内、海外旅行付帯保険が最大2,000万円 など
投資をしている方達にとっては、何をおいても1番の特典は⑤として記載させていただいた「SBI証券での還元1%がゲットできること」ではないでしょうか。
そして、条件をクリアすればゴールドカードの年会費を、翌年以降は永年無料にできます。
ということは、投資環境での高還元(1%バック)の恩恵などを受けつつ、支払わなければいけない可能性のある固定費は免除される、という形で資産形成に励むこともできます。
つみたて投資のポイント還元はカードの種類によって異なります。
詳細は以下のページでご確認ください。
(外部リンク)つみたて投資ポイントアッププラン(引用:三井住友カード)
楽天証券が築いてきたポイントバックという牙城が崩壊し(その他にも楽天証券の様々なサービス改悪を受け)、SBI証券がチャンスと捉えて様々な方向から反撃を開始しつつあります。
Twitter界隈では「三井住友カードゴールドの100万円修行」などのニュアンスで話題にもなっていたようです。
この100万円修行さえクリアすれば(サービスの改悪が起こってしまうまでは)、SBI証券で上記の恩恵を享受できます。
検討してみる価値はありそうです。
利用対象期間の考え方
初年度・・・カード加入日から11ヵ月後末日まで
翌年度以降・・・カード加入月の1日から11ヵ月後末日まで
翌年(2年目)以降にクリアすれば、その翌年からの年会費が永年無料となるため、何度もチャレンジ可能
簡単ですが、以下に100万円修行を行うにあたり、対象/対象外を参考に記載します。
対象の具体例(抜粋) | 家族カード/税金・家賃、公共料金支払い/Amazonギフト券の購入 ・チャージ/各種Pay(楽天ペイ、Apple Pay、au Pay、d払い、Google Pay、LINE Pay、PayPay、iDなど)/ローソンスマホレジ/Kyash/Revolut/MIXI M/Visaのタッチ決済/ETC |
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対象外の具体例(抜粋) | 年会費支払い/キャッシング利用分/手数料支払い/保険料支払い/三井住友カードつみたて投資(SBI証券)/PiTaPa利用分/各種電子マネーへのチャージ(モバイルSuica、Apple PayのSuicaへのチャージ利用分、etc)/三井住友カード発行プリペイドカードチャージ |
SBI証券でのクレジットカード積立が対象なら、かなり余裕で達成もできそうですが、その内容は対象外となっています。
そんなに甘くはありませんでした。
ただ、家族カードの支払いは合算して対象とできるようです。
家族で協力して取り組むことも可能です。
また、その他様々な各種支払いでも、工夫すれば利用できる範囲も広そうです。
これらを総合的に考えると、そこまで達成が苦ではなさそうに感じます。
ちなみに、上記の対象/対象外はあくまで抜粋です。
注意事項などを含めた具体的な内容の詳細は、以下Q&Aからご確認ください。
(外部リンク)三井住友カード ゴールド(NL)および三井住友カード ビジネスオーナーズゴールドの特典条件である年間100万円のご利用には、どのようなものが含まれますか?(引用:三井住友カードQ&A)
我が家の対応方針

目新しい気づきの得られそうな使い方はお示しできませんが、我が家は地道にコツコツ、かつ浪費をしないようには注意しながら対応して行こうと思います。
おおむね我が家は①と②で、ある程度達成が見込めると考えています。
- 今まで楽天カードに集約していた各種支払いを「一時的に」、三井住友カード ゴールド(NL)に集約する
- 固定費(家賃や水道、光熱費、税金関係)の定期支払い分を、使えるPayサービスなども活用・連携し、できるだけ三井住友カード ゴールド(NL)からの支払いに紐付ける
- それでも足りないなら、Amazonギフト券なども検討(我が家はここまでは不要な気もしていますので、最悪の場合という想定)
- (今は機会が少ないけど)飲み会などの支払いを立替えて引き受ける
- 友達との買い物で立替えてまとめて支払っておき、あとでKyashやLINE Payなどで友達から送金してもらい精算する など
アイデア次第で修行の敷居は低くなりそうにも感じます(適用されるかは自身でご確認ください)。
我が家は田舎ですので、生活必需品の車は必須です。
そのためガソリン代×2人分であったり、食費や生活用品の購入などをクレジットカードに集約するだけでもそれなりの額になります。
それらに加えて光熱費(電気、水道代)や、各種税金などの支払いにも使えるということですし、思っている以上にハードルは低そうにも感じます。
家賃でクレジットカード利用できるかたは、かなり有利でしょう。
だいたい、ざっくり毎月9万円程度をカード支払いしている場合であれば、100万円達成は可能となります。
通常であれば、楽天カードのほうが平時の還元率は1%とまだ高いので、楽天カードを利用したほうがお得なケースも多いという認識です。
でも100万円修行中はグッとこらえて、その先の還元を見据え、優先順位を変更します。
(今のままなら)2023年はつみたてNISAをSBI証券に変える見込み

楽天証券のUIは非常に使いやすいです。
これは皆さん言っていますし、私もそう思います。
特にiDeCoが別画面で改めてログインを要求されることもなく、スムーズに連携できる点なども含め、個人的に高く評価しています。
iDeCoは証券会社によってシステム管理がバラバラです(3社しか知りませんが・・・)。
楽天証券のiDeCo口座は、使い勝手がピカイチだと思っています。
わたしは過去にはSBI証券を使っていました。
当時のSBI証券では、iDeCoは別ログインとしてパスワードなどが要求されていました(今は改善されたのか定かではありませんが)。
また、楽天証券と同一の運用管理機関を利用しているマネックス証券(奥様のiDeCo運用先)も、UIは全く異なります。
マネックス証券も別画面に遷移し、改めて別パスワードなどでログインを要求される仕様でした。
お世辞にもこちらも画面構成が見やすいとは言えませんでした。
楽天証券を使ってしまうと、これらの連携や使い勝手はたしかに、ずば抜けて優秀なのは間違いありません。
ですが、それだけでお得になるわけでもないですし、悩ましいところです。
まして今後(仮に20年などの長期でずっと)還元が失われたまま利用し続けることになるかもしれないことを考えると、UIがいいからといった理由だけで、ずっとつみたてNISAで利用を続けるのは、まだまだ資産の少ない少額投資家にはもったいない、と個人的に思っています。
(iDeCoは恩恵に差がないので、移管の検討範囲から除外)
楽天証券の改悪例が示すように、SBI証券やマネックス証券がいつまでも優良なサービスを続けられるかは定かではありません。
先のことはわからないとしても、利用できる間はこの優良サービスの恩恵を受けるべく、対応を検討してみるのも一案かと思います。
(このような先を見越していたか定かではありませんが)SBI証券でも、我が家がつみたてNISAで購入している「VTI」と「VT」に連動する投資商品が、2022年にはラインナップが揃いました。
- わたし:「楽天VTI」 → 「SBI V 全米株式」
- 奥様:「楽天VT」 → 「SBI V 全世界株式」
楽天証券からSBI証券へシフトできる環境もこれで整備されました。
となると、特に移管のハードルはありません。
(我が家の投資先については)SBI証券のほうが以下の全般を総合的に勘案しても、選択の価値が高まりました。
- 異なる商品でも投資先は同一の商品がラインナップされている
- SBI Vシリーズのほうが経費率も安そう
- 限られた資金で投資する際のクレジットカードポイント還元もSBI証券のほうが高くできそう
- 保有する期間のポイント還元もSBI証券のほうが多い
- SBI VシリーズはSBI証券でしか買えない
(マネックス証券はクレジットカード還元1.1%ですが、⑤の商品が購入できないので現在は検討から除外中)
今現在でも優良な投資商品を数多く設定している、SBI証券の姿勢にも感謝するところです。
このような背景も整い考えも整理できたので、100万円修行への意欲も高まってきました。
また、2022年5月ごろにはこれらのクレジットカード決済で貯まった「Vポイント」をSBI証券の投資に活用することも可能となります。
わたしにとっては「楽天ポイント投資」に続く、新たなポイント投資の幕開けです(笑)。
我が家は、わたしの100万円修行が終了すれば、次は奥様のSBI証券移管準備に向けた新たな100万円修行も開始しようと思います。
家族カードで投信積立はできないので、奥様用にも本人カードが必要です。
当面、得られそうな「三井住友カード ゴールド(NL)」の恩恵を二人で享受できるよう、しばらくは楽天経済圏から軸足を移し、修行に取り組んでいきます。
この記事がなにかの参考になれば幸いです。
それではまたっ!!