投資メモ

【参考】VTIとVTの2022年1月推移実績と2月の過去実績

こんにちは、おーです!

 

我が家は2021年から資産形成のコアに「つみたてNISA」を活用し、インデックス投資をコツコツと続けています。

コアとしている資産は「VTI」と「VT」に連動する投資信託です。

 

夫婦のつみたてNISA運用報告は毎月、別記事でご紹介しているところですが、これら投資信託のもととなる(本家ETFとしての)VTI、VTについて、直近の推移実績と今月1ヶ月の過去推移などを参考にご紹介する取り組みを先月からはじめました。

 

退屈な長期積立投資の気晴らしの参考程度ですが、2022年1月の月間実績と2月の過去推移傾向を参考にまとめておきます。

もし、我が家の運用方針などに興味がありましたら、以下の記事で参考にご紹介していますので、ご覧ください。

 

【参考】VTIとVTの2022年1月推移実績と2月の過去実績

2022年1月のVTIとVT推移実績チャート

2022年1月3日〜1月31日の30分足推移チャートです。

【参考】VTIとVTの1ヶ月推移チャート(30分足 20220103-20220131)

1月はズルズルと調整基調が継続、下へ下へと進むような推移でしたが、月末に向けて若干回復基調に変化しつつあります。

全米のVTIが下げが大きかった(VTは引っ張られて下げた)とも見ることができます。

VT(全世界)にもVTI(全米)が約60%組み込まれているので、概ね似たような動きをしていることが確認できます。

どうしても米国の影響を濃く受ける点は致し方ありません。

 

おー
おー
2022年は相場が上下に大きく動きそうということは、つみたてNISAを活用したドルコスト平均法による投資については、むしろチャンスです。相場が下がれば安く買えますし、積立年数が長期であれば、初期のこのような相場は願ったり叶ったりだと思います。

 

2022年1月実績集計結果(VT設定以降の比較)

VTIは2001年に設定、VTが遅れて2008年に設定されたこともあり、比較時期は『VTが設定された2008年以降に時期をあわせて集計』していますのでご注意ください。

(勝率などのもろもろの集計結果内にVTI2007年以前の結果は含めていませんのでご注意ください)

 

2022年1月参考①(ETF)VTIとVTの1月過去推移【2008年以降の月間上昇率推移】

2008年以降の各年別、VTIとVTの1月単月に対する月間上昇率を集計したグラフです。

(12月末終値と1月末終値の差から算出)

①1月参考(ETF)VTIとVTの1月過去推移【2008年以降の月間上昇率推移】

VTIは2022年1月単月で約−6.1%、VTは約−4.7%程度の下げとなりました。

過去5年程度は1月パフォーマンスはさほど悪くありませんでしたが、2022年は年始からズルズルと下げる軟調相場でした。

 

1月参考②(ETF)VTIとVTの1月過去推移【0以上で終了した日をカウント】

2008年以降のVTIとVT、1月単月の日々変動率が0以上で終了した日をカウント集計したグラフです。

(前日終値と当日終値の差から算出)

②1月参考(ETF)VTIとVTの1月過去推移【0以上で終了した日をカウント】

2022年は開催日20日に対し、VTIは7回、VTは6回しかプラスで終了していません。

概ね下げで終了していたことがわかります。

言い方を変えればプラスで終了した回数はVTIのほうが1日多いのに、最終的にはVTIのほうが下げ幅が大きかったということの裏返しでもあると思います。

 

1月参考③(ETF)VTIとVTの1月過去推移【0以上で終了した日から勝率を算出】

上記②の0以上終了回数を1月勝率として表示したものになります。

③1月参考(ETF)VTIとVTの1月過去推移【0以上で終了した日から勝率を算出】

2022年1月のVTI勝率は35%、VTは30%と例年以上に悪かったことがわかります。

インフレ懸念、利上げ懸念、地政学リスクなど様々な要因が渦巻く市場で、近年にない動きを見せそうな予感もします。

 

1月参考④(ETF)VTIとVTの1月過去推移【1日騰落率での最大上昇率】

こちらは1月の日々変動率からその年の単月における最大上昇率を示したグラフです。

(日々変動の最大をMAX関数で集計)

④1月参考(ETF)VTIとVTの1月過去推移【1日騰落率での最大上昇率】

ズルズルと下げ、低調だったところに、押し目買いなどもあったのでしょう。

2022年1月は過去と比較しても上昇時の上げ幅は大きめだったとも見ることができます。

(上げ幅大きめな推移があっても結局は相場の下落基調には勝てませんでしたが)

VTIは約2.5%/日、VTは約2.1%/日上昇した日がありました。

 

1月参考⑤(ETF)VTIとVTの1月過去推移【1日騰落率での最大下落率】

こちらは最大上昇とは逆にその年の単月における最大下落率を示したものです。

(日々変動の最小をMIN関数で集計)

⑤1月参考(ETF)VTIとVTの1月過去推移【1日騰落率での最大下落率】

2022年1月は日変動としてはそこまで下げ幅は大きくもなかった印象です。

ただ、下げ基調が継続したことから、月単位で見ればそれなりの減少にはなったということでした。

 

1月参考⑥( ETF)VTIとVTの1月過去推移【日変動を慣らした平均変動率】

1月の開場回数と日々変動率をもとに、月単位でならしてみた場合の平均変動率グラフです。

⑥1月参考(ETF)VTIとVTの1月過去推移【日変動を慣らした平均変動率】

ならしてみると2016年と同程度のマイナスだったことがわかります。

1月はパフォーマンスがいいといった意見も聞くのですが、個人的にはさほどパフォーマンスが高くないというのが印象です。

 

過去の2月実績集計結果(VT設定以降の比較)

こちらも1月集計結果などと同様、勝率などもろもろの集計結果内にVTI2007年以前の結果は含めていませんのでご注意ください。

2月の過去推移を参考にみて、実際の2月はどうなか?と楽しみに推移を見守る程度の参考情報です。

 

2月参考①(ETF)VTIとVTの2月過去推移【2008年以降の月間上昇率推移】

2008年以降の各年別、VTIとVTの2月単月に対する月間上昇率を集計したグラフです。

(1月末終値と2月末終値の差から算出)

⑦2月参考(ETF)VTIとVTの2月過去推移【2008年以降の月間上昇率推移】

個人的には1月推移よりパフォーマンスとしては(0以上で終了している回数などから)悪くないようには見受けられます。

ただ2022年は金利上昇などに対して身構えていますし。地政学リスクもありそうですので、どうなるか不透明感は高まっているように見受けられますし、どうなるでしょうか。

 

2月参考②(ETF)VTIとVTの2月過去推移【0以上で終了した日をカウント】

2008年以降のVTIとVT、2月単月の日々変動率が0以上で終了した日をカウント集計したグラフです。

(前日終値と当日終値の差から算出)

⑧2月参考(ETF)VTIとVTの2月過去推移【0以上で終了した日をカウント】

2月は19日程度の開催日となっていますが、決定的にどちらがどう、ということはありません。

勝率でみたらどうでしょうか。

 

2月参考③(ETF)VTIとVTの2月過去推移【0以上で終了した日から勝率を算出】

上記②の0以上終了回数を2月勝率として表示したものになります。

⑨2月参考(ETF)VTIとVTの2月過去推移【0以上で終了した日から勝率を算出】

1月実績より、全体的な山は高いように見受けられます。

昨年などVTのほうが勝率が高かったようですし、今年も米国調整で他に注目が集まるのかもしれませんし、米国以外の地政学リスクなどが足を引っ張る可能性もあります。

2月も結構、注目の月です。

 

2月参考④(ETF)VTIとVTの2月過去推移【1日騰落率での最大上昇率】

2月の日々変動率からその年の単月における最大上昇率を示したグラフです。

(日々変動の最大をMAX関数で集計)

⑩2月参考(ETF)VTIとVTの2月過去推移【1日騰落率での最大上昇率】

1月ほど突出して高い年はなさそうに見えますが、平均してみると1月より推移は安定しているような印象です。

近年、ほぼ上昇率が同じ程度で拮抗していることも確認できます。

 

2月参考⑤(ETF)VTIとVTの2月過去推移【1日騰落率での最大下落率】

こちらは最大上昇とは逆にその年の単月(2月)における最大下落率を示したものです。

(日々変動の最小をMIN関数で集計)

⑪2月参考(ETF)VTIとVTの2月過去推移【1日騰落率での最大下落率】

近年、米国の下落率のほうが最大値では高いです。

1月と比べると、2月のほうが下落程度は大きいことも確認できます。

 

2月参考⑥( ETF)VTIとVTの2月過去推移【日変動を慣らした平均変動率】

2月の開場回数と日々変動率をもとに、月単位でならしてみた場合の平均変動率グラフです。

⑫2月参考(ETF)VTIとVTの2月過去推移【日変動を慣らした平均変動率】

例年、下げ幅は2月のほうが大きいこともあるようですが、ならしてみると1月よりはプラス推移になっていることが多いのも確認できます。

さて、2月はどうでしょうか?

 

個人的な感想

高みを目指して歩んでいるイメージのイラスト

2022年は金融引き締めなどが実行されることなどから、株式相場は年間を通じて上下に大きく変動することも予想されます。

インフレ、地政学リスクなど経済の不安要素も多そうに見聞きしますので、相場は年間を通じて大きく動くことも想定されます。

 

ですがそのような相場こそ、待ってました!というところです。

10年スパンでの長期低迷であれば困ってしまいますが、積立初期の調整相場などであればチャンスと捉え、前向きに投資を続けるほうが賢明に感じます。

 

必要に応じて長期投資のなかで戦略の見直し、方向転換などあっても問題ありませんが、誰かに言われたからといった理由だと、あとで後悔する結果を迎えるかもしれません。

 

投資は自己責任、これを肝に命じつつ、自分の信じる道を進むのみです。

 

我が家はつみたてNISA「ドルコスト平均法」、それ以外の口座「バリュー平均法」を試行しながら、これからも愚直に積立を続けていこうと思います。

 

この記事がなにかの参考になれば幸いです。

それではまたっ!!