弊ブログでこの超優秀と考えるETFを紹介したのは2021年3月でした。
その後もことあるたびに、その他ETFと比較してきました。
今でも自分が考える最良のETFであることに変わりはありません。
(別に投資をおすすめするものではありませんので、ご注意を)
ただ、残念ながらこのETFは国内大手証券会社では購入できません。
ですが将来にわたってこのままかはわかりません。
いつか購入出来るときには、VTMを差しおいても購入する予定です。
その時が来ることを信じ、自分への備忘録も兼ねてウォッチを続けます。
初期の紹介記事はこちら。

2022年実績を踏まえ、簡単に確認しておきます。
直近までのパフォーマンス@SCHD設定来
SCHDが設定されたのは2011年11月20日、その時を起点とし、基準となるインデックスからVOO、配当利回りが同等のVYM、と比較した結果は以下のとおりです。
(ETFreplayから引用)

トータルリターン | SCHD(319.2%) > VOO(310.5%) > VYM(263.5%) |
---|---|
ボラティリティ | VOO(17.4%) > SCHD(16.0%) > VYM(15.9%) |
ドローダウン | VYM(-35.2%) > VOO(-34.0%) > SCHD(-33.4%) |
わたしは個人的に国内で購入可能な優良高配当ETFはVYMだと思っています。
(最近流行りのETFなどは個人的にあまり興味を示さないので、判断の対象外としていますが、その他にもよいETFはあるでしょう)
そのVYMのパフォーマンスを相変わらず置いてけぼりにする現状からも、SCHDの優秀さは確認できます。
直近までのパフォーマンス@比較用DGRW設定来
クオリティETFとして最近、注目が集まりつつある(とわたしが勝手に考える)、DGRWが設定されたのは2013年5月22日でした。
DGRWを交えて比較するとどうか?
ということでDGRW設定来でのパフォーマンス比較はこちら(その他は上記と同様)。

トータルリターン | SCHD(201.9%) > DGRW(203.5%) > VOO(190.5%) > VYM(156.4%) |
---|---|
ボラティリティ | VOO(17.8%) > SCHD(16.6%) > VYM,DGRW(16.4%) |
ドローダウン | VYM(-35.2%) > VOO(-34.0%) > SCHD(-33.4%) > DGRW(-32.0%) |
今回あえてVIGは追加しませんでした。
最近更新したDGRWの2022年実績記事を見ていただけばわかりますが、VIGはDGRWに大きくアンダーパフォームしています。
ということでDGRWと比較すれば十分、とわたしは考えます。
ご覧のようにクオリティに特化したようなDGRWと比較しても互角のパフォーマンスが確認できます。
株価推移(キャピタルゲイン)も力強い上昇、かつ、VYM並みの高配当です。
そうであるなら、わたしは(DGRWやVYMより)SCHDを多めに購入することも十分にありえるでしょうね。
長期で見ていくと傾向は違うのでしょうか?
個人的に今後のDGRWとの比較推移が楽しみです。
分配金一覧表@〜2022年
SCHDの分配金に対し、「定期的とわたしが判断した」分配金を集計した一覧表です。

まだ一度も年単位での減配実績がありません。
かつ、各四半期単位で見ても大多数は増配基調を維持しています。
2016年9月期、2018年3月期など、四半期単位で減配していたとしても、年単位では増配で着地しており安定感は光ります。
2022年も増配着地でしたので、今後の成長も引き続き楽しみです。
分配金推移@個別
個別の分配金実績と、当時の株価をプロットしたものです。

傾向として力強い右肩あがりの増配傾向がぱっと見るだけで簡単に確認できますね。
VYMも安定感がありますが、個人的にはSCHDはより安定感に優れ、期待高まるETFだとも評価しています。
分配金という観点はVYM、キャピタルはクオリティ系と競える。
なかなかすごいETFがあるものです。
分配金推移@年別
年単位の分配金実績と、12月分配当時の株価をプロットしたものです。

きれいな右肩あがりの増配実績。
まさに文句のつけようもありません。
分配金と増配率@2022vs2021
直近2022年と前年2021年を比較したものです。
(オレンジ■が毎四半期単位の増配率推移)

2022年は前年と比較して、四半期単位でみても毎回増配で減配知らず。
結果、年単位での増配率は2021年比で+13.9%でした。
余談ですが、DGRWは10.7%程度、VYMは5%程度です。
他ETFと比較しても高い増配率の傾向は確認できます。
SCHDの直近2023年1月時点、分配金利回りは3.35%程度。
VYMが2.95%程度なので、VYMを超えていますね。
株価も分配金も両取りできるなんて、どれだけ優秀なETFなんでしょう。
増配率@1年、3年、5年、10年
弊ブログで参考に集計した増配率一覧表です。
- 定例分配金として弊ブログがカウントしたものを集計した結果
- 計算間違いなどもありえるため参考程度とし、盲信しないようご注意を

今回から10年増配率を計算しはじめました。
年間で13.9%でしたが、10年でみても12.2%もあります。
来年以降、この数値が落ちていくのか、高めをキープするのか、今後も(わたしは)要注目として経過を確認していきます。
推移実績@年間分配金実績と1年増配率
年単位の分配金実績(■棒グラフ)と1年増配率(ー折れ線)で推移を示しています。
(参考に年あたりの増配金額も折れ線で表示)

増配率のマイナス推移はいまだに確認できません。
年単位の分配金も2017年などに若干下がるときはありました。
それでもおおむね増額傾向。
直近は1年あたりで$0.3程度の大きめな増額傾向も確認できます。
年単位の安定した増配着地につながっています。
推移実績@年間分配金実績と3年増配率
年単位の分配金実績(■棒グラフ)と3年増配率(ー折れ線)で推移を示しています。

こちらも直近4年程度は二桁推移が続いています。
近年の大幅増配傾向が貢献していますね。
推移実績@年間分配金実績と5年増配率
年単位の分配金実績(■棒グラフ)と5年増配率(ー折れ線)で推移を示しています。

わたしが紹介している他のETFでは見られない5年スパンでも右肩あがり傾向の維持。
なんとも力強い安定感のある推移で、今後の成長も楽しみです。
簡単ですがSCHDの2022年分配金実績とパフォーマンス推移を確認しました。
やはり自分が考える一番優秀なETFはSCHDである点に、現時点では変更なさそうです。
最近、弊ブログでも別で紹介したETF(NOBL)と類似する投資信託版として「Tracers S&P500配当貴族インデックス」が発売されたようですね。
そのような投資信託を販売できるなら、このSCHDと同じ指数に連動する投資信託(もしくはSCHDをトレースする投資信託)も発売してもらえないでしょうか?
個人的にはVIG(注)やVYMの投資信託より、SCHDの投資信託が出たなら買いたいです。
注:VIGの投資信託verはまだないと思いますが、たとえ話です
その時は新NISAで買い向かいたいですね。
SCHDの優秀さは継続するのか?
わたしは今後も大きく成長すると思っていますので、引き続き定期的にウォッチしていこうと思います。