こんにちは、おーです!
家計管理の見直しと余剰資金を将来への投資に回すようになり、お金を使うことに対し「これはなんのための支出か」という意識の重要性を再認識しています。
考え方は人それぞれの価値観で異なりますので一概に正解はありません。
ただこういった考えがないより、視点をもったうえでお金を使えばより有意義な使いかたができるのではと考えていますので、記事に纏めさせていただきます。
支出を「消費」「浪費」「投資」に分類する
消費とは
生活するうえでの必要な出費という位置づけです。
日々生活していく上で欠かせないモノの購入や使用料といった内容です。
たとえば家賃、食費、日用品費、交通通信費、水道光熱費などが該当します。

浪費とは
生活するうえでの必要のない出費という位置づけです。
言い方は悪いですが、生活に必要でなく今をひたすら楽しむ、満足するためなどの無意味な使い方、いわゆる「むだ遣い」と考えればいいのではないかと思います。
必要以上の贅沢、無駄な出費、衝動買いした服、何気なく食べているスイーツ、買ったあとで「買わなくてもよかった…」「もっと安いものでもよかった…」と思った買い物などをイメージされればいいと思います。
また、タバコやお酒などの嗜好品、馬券代など賭け事の過度な支出なども適用させていいと思います。
交際についても意味のない飲み会など、支払った額以上の効果が期待できないような支出も該当すると思います。

投資とは
買ったものが払った額以上の価値を生む可能性が高いものへの支出という位置づけです。
資産への投資という観点では株式投資や貯蓄などが該当するでしょう。
自己投資という意味ではスキルアップのためのセミナー代、書籍代、人脈を広げるための飲食代、資格などの取得費用なども投資でしょう。
健康増進のための自己投資という意味ではスポーツクラブの会員費なども投資と位置づけていいと思います。
要は後々リターンが見込まれるものなどへの投資費用だとイメージすればいいのではないでしょうか。

同じ支出でも価値観によって捉え方は人それぞれ
上記のように整理してきましたが、人によっては納得のいかない分類もあるかと思います。
「消費」「浪費」「投資」のどこに分類するかは、自分自身の判断と価値基準次第で、人それぞれ違うということです。
ストレスを感じるからタバコを吸わないと!スイーツを食べないとやってられない!!と考えるのであれば、「浪費」ではなく「消費」かもしれません。
交友関係を広げようとゴルフに精をだしハマっても、人脈や仕事につながらない(当初の目的と違う)のであれば、「投資」ではなく「浪費」とも言えそうです。
スキルアップにさまざまなセミナーなどに通い、習得しても賃金アップにつながらないなら「浪費」になりそうです。
高級な(ワンランク上の)服を買い、社交的な場で人脈を広げることに成功したならば「消費」ではなく「投資」と言えると思います。
マンガは気分転換の「浪費」と考える人もいれば、将来漫画家を目指す人には「投資」でしょう。
「消費」に分類される通信費でも、格安SIMに変えれば固定費が抑えられることは分かっていても変更しないのなら無駄に支出しているので「浪費」に分類もできると思います。

お金の使い方を意識すると考え方を変えることもできる
「なに」に「いくら」使っているのかを把握してみる
ドンピシャで明確な正解はありませんが月々の生活費を「消費 7:浪費 1:投資 2」として考えるという方法もあるようです。
まずは部屋の中など周りを見回して所有しているモノ、お金を使った経験などはどの支出に該当するかを考えてみてはどうでしょうか。
どの支出の割合がどれくらい大きいでしょうか?
たとえば上記の比率と比較して、浪費が多く投資が少ないのであれば将来を見据えて配分をシフトするといった視点も必要ではないかと考えます。
こういった視点で考えてみるには、お金の流れを自動で可視化できるアプリの存在に頼ることも一案です。
そういった意味でも家計簿をつけることはかなり大切だと実感しております。

家計簿アプリについては、以前記事にしておりますので、こちらを参照してみてください。

どういった「価値観」でお金を使おうとしているのかを考える
「モノの価格」と「自分の価値観で判断したモノの価値」を比較してみましょう。
価格ではなく自分の中の価値観を大切にモノを購入するクセをつける(優先順位をつける)ことができれば、より納得感のあるお金の使い方もできるのではないでしょうか。
自分が価値あると思えることにお金と時間を「投資」し続けることが、人生を豊かにしてくれると思います。
また、お金を何にどれくらい使っているのかによって、将来が大きく変わってきます。
この支出が将来の自分にどんな可能性をもたらすのか?を、自問自答するクセをつけることは限りあるお金という交換手段を有効に使うためにも必要な考え方だと思います。

ストイックにやりすぎるのも考えもの
とはいえがんじがらめに徹底するのもストレスが溜まると思います。
浪費こそ人生の豊かさといっても過言ではないとも思います。
割り切って浪費をするタイミングも必要でしょうし、メリハリをつけて適度な距離感で向き合っていくトレーニングも大切ではないでしょうか。

(必見!!)40代以降の人がもっと対応しておけばよかった後悔とは
最後になりましたが、わたしがいつも学ばせていただいている「リベラルアーツ大学 両学長」が紹介されていた内容を抜粋して紹介させていただきます。
40代、50代、60代以降のシニアなどを対象とした興味深いお金のアンケート調査結果です。

40代以上の人たちが切に思う現実
問「あなたの幸福と関係が深いものは何か」に対する回答第1位は「健康状況」、第2位「家計の状況」という結果でした。
問「40代・50代にやっておけばよかった老後の後悔は何か」に対する回答第1位は「もっと貯金をしておくべきだった」、第2位は「親孝行ができなかった」という結果でした。
約4,200人の回答であり、信頼性は高いデータではないでしょうか。
もちろん価値観は人それぞれですので、全員がこのようなことを重視しているわけではないにしても非常に考えさせられる回答結果ではないでしょうか。
動画で詳細をお聞きになりたい方はこちらからどうぞ。
いまと将来のバランスを考える
将来ばかりを優先すると、ストイックになっていまを生きることが苦しくなってもいけません。
逆にいまにフォーカスしすぎると、アンケートの回答結果からも将来の後悔につながるかもしれません。
どちらかに偏りすぎてもバランスが悪いのですが、これはやりながら調整していくしかないのではと考えます。
試行錯誤しながらちょうどいい感じのポイントを模索する取り組みが大切だと思います。

この記事がなにかの参考になれば幸いです。
それではまたっ!!
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家計管理はこれからの必須スキルですし、便利なアプリに頼るのも一考です。家計管理と投資という両輪で将来に向けて種を蒔くことが必要な時代になっています。
