投資メモ

【参考】ブログで紹介した各ETFの前年比の9月増配率(2021年9月時点)

こんにちは、おーです!

 

2021年9月分(第3四半期)の各ETF分配金が概ね出揃った段階となりました。

 

弊ブログで紹介した各ETFの分配金、増配率について状況をざっくりまとめてご紹介しておきます。

各ETF紹介ページでも最新情報を個別にご覧いただくことも可能ですが、以下に記載している12月で「最低何ドル以上の分配金が出れば増配で着地できるか?」という値は、この記事内でしか掲載していません。

注:9月に分配金が出されていないETFは、「最低何ドル以上の分配金が出れば増配で着地できるか?」という視点からのご紹介のみ掲載しています

 

特に突っ込んで検証するものではありませんが、実績一覧としてざっくりご紹介します。

 

楽しみな分配金も2021年残すところ、あと12月の1回分となったところでもあります。

この記事内では、各ETFが12月に「最低何ドル以上の分配金が出れば、増配率が前年と同等か?」という視点でも確認してみます。

この「最低何ドル以上」という値を超えた分配金がだされるのであれば、2020年を超える分配金が出されたことになりますので、2021年増配着地(=バンザイ)という整理です。

 

気になる類似ETFの推移なども横目に、さらっと流し見していただければと思います。

 

【参考】ブログで紹介した各ETFの前年比の9月増配率(2021年9月時点)

以下の弊ブログ独自グループによる集計分類に沿った形で、ご紹介させていただきます。

弊ブログ独自の集計分類

  1. 主要インデックス(米国) SPLG,VTI , DIA , QQQ , SPTM, SCHK, RSP,SCHB
  2. 主要インデックス(全世界) VT, ACWI
  3. 高配当 VYM, HDV, SPYD, DVY, DHS, SPHD
  4. 連続増配 VIG, SDY, NOBL
  5. クオリティ(配当成長) DGRW, SCHD, DGRO, SPHQ, DGRS, MOAT
  6. 小型株 SCHA,DGRS(比較用に再掲)
  7. 新興国 VWO, SPEM
  8. 国際(米国除く) VIMI, VIGI,VXUS
  9. 米国セクターETF VHT,VDC
  10. その他(⇒上記以外の分類として整理) DLN, ITA, IOO,VUG

RSPは参考比較するため主要インデックスに整理

青字(毎月分配のETF)は、横並び比較のため3ヶ月合算で集計・算出

 

注:本記事内で掲載しているグラフなど毎回の分配金に関する内容は、各ETFで紹介している当時の最新内容を再掲しているものです。

グラフの縦軸メモリなどを統一していませんので、注意してご覧いただくように、予めご了承をお願いします。

 

 

①主要インデックス(米国) SPLG , VTI , DIA , QQQ , SPTM, SCHK, RSP ,SCHB

まずは米国の主要なインデックスを一覧で掲載しておきます。

①2021年 9月 増配率一覧 主要インデックス(米国)

上期マチマチの結果でしたが、9月単回でみるなら(SCHK、SCHBを除き)概ね増配でした。

S&P500に連動するSPLGが、上期の連続減配傾向から9月は増配に変化しています。

(ちなみに、前回6月時点ではS&P500関連ETFはまだ紹介していなかったので、IVVで比較しましたが、そちらも上期は減配していました)

SPLG、VTI、DIA、QQQなどの主要指数に連動するETFは、やはりそれなりの安定感があるようにも見受けられます。

 

SPLG(2021/9月時点)

1.SPLG 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

上期2回は若干の減配でしたが、9月は若干の増配となりました。

SPLGは最後の1回、12月「最低でも0.1822ドルなら前年2020年の分配金と同額」になります。

ということで、この値以上に分配金がだされたのであれば、2020年に対し増配で着地できることになります。

(個人的には)前年2020年の12月期とほぼ同程度の金額程度なので、順調なら年間を通じて最終的に増配で着地できそうな予想を持っていますがどうなるでしょうか。

 

VTI(2021/9月時点)

2.VTI 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

VTIの9月は約7.4%増配となりました。

VTIは最後の1回、12月「最低でも0.6983ドルなら前年2020年の分配金と同額」になります。

前年12月より少ない分配金をクリアすれば増配できる(概ね12月は多めの傾向にも見える)ので、増配での着地に期待しています。

 

DIA(2021/9月時点)

3.DIA 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

DIAの7-9月は(3ヶ月合算でみると)約4.8%増配となりました。

10-12月で「最低でも1.4661ドルなら前年2020年の分配金と同額」になりますが、微妙なところでしょうか?

 

QQQ(2021/9月時点)

4.QQQ 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

QQQの9月は約6.6%増配となりました。

12月「最低でも0.5311ドルなら前年2020年の分配金と同額」になります。

QQQも12月は例年多め、かつ前年を超える分配金が出されている傾向にあるようにも見えますので、キャピタル重視のETFとはいえ、増配にも期待ができそうです。

 

SPTM(2021/9月時点)

5.SPTM 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

SPTMの9月は約31.9%の大幅増配となりました。

12月「最低でも0.1987ドルなら前年2020年の分配金と同額」になります。

2021年単年をみて推移に波がありますし、2019年〜2020年の12月などにかけても、ごく僅かな増配しかしていませんので、2021年が増配で着地できるかは、微妙なところかもしれません。

 

SCHK(2021/9月時点)

6.SCHK 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

SCHKの9月は約-27.9%の大幅減配となりました。

12月「最低でも0.2162ドルなら前年2020年の分配金と同額」になりますが、この金額は12月単回で約46.8%増配が必要なため、年間を通じて増配での着地は難しそうです。

 

RSP(2021/9月時点)

7.RSP 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

RSPの9月は約12.1%の大幅増配となりました。

12月「最低でも0.4703ドルなら前年2020年の分配金と同額」になりますが、きわどいところでしょうか。

 

SCHB(2021/9月時点)

8.SCHB 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

SCHBの9月は約-31.1%の大幅減配となりました。

12月「最低でも0.5531ドルなら前年2020年の分配金と同額」になりますが、この金額は12月単回で約51.7%増配が必要なため、年間を通じて増配での着地は難しそうです。

 

②主要インデックス(全世界) VT, ACWI

②2021年 9月 増配率一覧 主要インデックス(全世界)

今回はVTのみ分配金がだされました。

VTは9月も若干の増配を維持しています。

 

VT(2021/9月時点)

9.VT 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

VTの9月は約2.3%の増配となり、2021年は増配基調が継続しています。

12月「最低でも0.3654ドルなら前年2020年の分配金と同額」になりますので、2021年は増配での着地が期待できそうです。

 

ACWI

10.ACWI 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

ACWIは半期単位で分配金がだされるので9月はありませんでした。

参考に確認しておくと、12月「最低でも0.5758ドルなら前年2020年の分配金と同額」になります。

例年、12月が多い傾向とは言えなさそうですので予想しづらいですが、どうでしょうか。

 

③高配当 VYM, HDV, SPYD, DVY, DHS, SPHD

③2021年 9月 増配率一覧 高配当

HDVとSPHDが2021年3回とも減配基調が続いています。

HDVはホルダーの方も多そうですし気になる方も多いと思いますが、現在の状況には握力が試されているとも捉えられそうです。

SPYDは2020年の不調がウソのような快進撃です。

昨年はHDVが相対的には堅調でしたが、今年はSPYDがお株を奪うような動きです。

銘柄的にもほどよく分散されているので、両方持っている方も多いでしょうし、相殺しあえているという捉え方もできるのかもしれません。

個人的にHDV、SPYDよりは、VYMの安定感、DVYの傾向も他と異なる動きに見えますし、DHSも独自の傾向が見られますので、そちらのほうが興味深いです。

SPHDは2021年は前年比で減配続き、逆の意味で興味はあります。

 

VYM(2021/9月時点)

11.VYM 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

VYMの9月は約6.1%の増配となりました。

12月「最低でも0.7486ドルなら前年2020年の分配金と同額」になります。

12月多めの傾向にあるようにも見えますし、安定感は高配当ETFの中で群を抜いていると思いますので、2021年は増配での着地に期待しています。

 

HDV(2021/9月時点)

12.HDV 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

HDVの9月は約-10.2%の減配となり、2021年は3回とも減配しています。

12月「最低でも1.1114ドルなら前年2020年の分配金と同額」になりますが、それには12月単回で約20.4%の増配が必要という試算になります。

個人的には難しいのではないかとも考えていますが、どうでしょうか。

注目している方も多いと思いますので、結果を楽しみにしたいと思います。

 

SPYD(2021/9月時点)

13.SPYD 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

SPYDの9月は約46.6%の大幅増配となりました、勢いがすごいですね。

12月「最低でも0.2104ドルなら前年2020年の分配金と同額」になります。

コロナショックのような調整相場が再来すればどうかわかりませんが、現状のような相場であれば、前年12月よりかなり低い分配金でもクリアできる水準です。

2021年は増配で着地するのではないかと個人的には予想しています。

2020年に色々と批判もありましたが、下落時に割安に購入してホールドされている方は、高い分配利回りで購入でき、かつキャピタルも増え、ウハウハかもしれませんね。

 

DVY(2021/9月時点)

14.DVY 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

DVYの9月は約9.1%の増配となりました。

12月「最低でも0.5358ドルなら前年2020年の分配金と同額」になりますので、DVYも増配で着地できそうに予想しています。

DVYもコロナショックの2020年を除いて、2010年以降、長期で安定した右肩上がりの増配を続けてきたETFです。

相場の転換時など、このようなETFも注目だと改めて感じます。

 

DHS(2021/9月時点)

15.DHS 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

DHSの7-9月期は約28.1%の大幅増配となりました。

10-12月期「最低でも1.0091ドルなら前年2020年の分配金と同額」になります。

2021年は高い増配率を示す傾向にあり興味深くも見えますし、期待できるのではないでしょうか。

 

SPHD(2021/9月時点)

16.SPHD 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

SPHDの7-9月期は約-17.9%の大幅減配となりました。

10-12月期「最低でも0.6732ドルなら前年2020年の分配金と同額」になりますが、2021年は毎月減配基調ですので、難しいと予想しています。

 

④連続増配 VIG, SDY, NOBL

④2021年 9月 増配率一覧 連続増配

連続増配ETFの方が高配当ETFよりはさらに堅調で、特にVIGとSDYは日本でも大手証券会社で簡単に購入できますので、注目度は高い気がします。

このあたりは将来性を優先に見るのかなど、ニーズに応じて使い分けをする部分になろうかと思いますが、横目にみつつ比較するのがいいかもしれません。

 

VIG(2021/9月時点)

17.VIG 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

VIGの9月は約25.5%の大幅増配となりました。

増配傾向を繰り返していますので、12月は「最低でも0.4089ドルなら前年2020年の分配金と同額」になります。

2021年は高い増配率を維持しており、例年12月の分配金も多めですので、増配で着地が期待できそうです。

 

SDY(2021/9月時点)

18.SDY 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

SDYの9月は約23.9%の大幅増配となりました。

増配傾向を繰り返していますので、12月は「最低でも0.6ドルなら前年2020年の分配金と同額」になります。

2021年は常に2ケタ増配を維持しており、こちらも増配で着地が期待できそうです。

 

NOBL(2021/9月時点)

19.NOBL 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

NOBLの9月は約-0.4%の微減配となりました。

ですが、12月は「最低でも0.4804ドルなら前年2020年の分配金と同額」になります。

上期に増配を繰り返していたことと、9月も軽微な減配ですんでいますので、増配で着地できる可能性が高そうに予想しています。

 

⑤クオリティ(配当成長) DGRW, SCHD, DGRO, SPHQ, DGRS, MOAT

⑤2021年 9月 増配率一覧 クオリティ(配当成長)

連続増配と同様、成長が期待できるETFとして注目している(ブログではクオリティとして位置づけている)ETFです。

SPHQは上期、減配基調でしたが下期は復活し、それぞれ概ね堅調な推移でしょうか。

個人的にはDGROが思ったより低調な推移をしているのも注目です。

注:MOATは12月分配のため、上記では欄のみ掲載

 

DGRW(2021/9月時点)

20.DGRW 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

DGRWの7-9月期は約48.7%の大幅増配となりました。

10-12月期は「最低でも0.2123ドルなら前年2020年の分配金と同額」になりますので、クリアして増配で着地できそうに予想しています。

 

SCHD(2021/9月時点)

21.SCHD 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

SCHDの9月は約8.1%の増配となりました。

12月は「最低でも0.3992ドルなら前年2020年の分配金と同額」になります。

(個人的には一番興味があるETFとして推移を見ていますが)、過去の実績からは12月のハードルは高くないと思います。

増配着地してくれるのではないかと予想しています。

 

DGRO(2021/9月時点)

22.DGRO 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

DGROの9月は約-4.0%の減配となりました。

12月は「最低でも0.2560ドルなら前年2020年の分配金と同額」になります。

上期に増配を繰り返していますし、9月も軽微な減配ですんでいることから、五分五分ではありますが、増配で着地できる可能性もありそうですので、注目しています。

他のETFより傾向が低調ですが、12月はどうでしょうか。

 

SPHQ(2021/9月時点)

23.SPHQ 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

SPHQの9月は約20.8%の大幅増配となりました。

12月は「最低でも0.1958ドルなら前年2020年の分配金と同額」になります。

12月で約11%の増配が必要ということですので、五分五分ではありますが期待したいところです。

 

DGRS(2021/9月時点)

24.DGRS 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

DGRSの7-9月期は約55.3%の大幅増配となりました。

10-12月期は「最低でも0.2676ドルなら前年2020年の分配金と同額」になりますので、こちらも増配着地の可能性は高そうですが、どうでしょうか。

 

MOAT

25.MOAT年間分配金(一覧推移)

MOATは12月に1回のみ分配金がだされるので、ここでは毎年の分配金推移のみを掲載しておきます。

12月の分配金が増えているのかという1点の注目になります。

 

⑥小型株 SCHA, DGRS(比較用に再掲)

⑥2021年 9月 増配率一覧 小型株

SCHAは9月は若干の増配でしたが、紹介した小型株で大幅増配の時期は異なりますが、傾向は似ていそうです。

注:DGRSは比較用に上記から再掲していますので、ここでは紹介を省略しています

 

SCHA(2021/9月時点)

26.SCHA 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

SCHAの9月は約3.4%の増配となりました。

6月の増配が著しかったので、12月は「最低でも0.2032ドルなら前年2020年の分配金と同額」になります。

過去の傾向から12月は多めに分配されているように見えますし、超えてくるのではないかと予想はしていますが、小型株はどう推移するでしょうか。

 

DGRS:再掲(2021/9月時点)

24.DGRS 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

DGRSの7-9月期は約55.3%の大幅増配となりました。

10-12月期は「最低でも0.2676ドルなら前年2020年の分配金と同額」になりますので、こちらも増配着地の可能性は高そうです。

 

⑦新興国 VWO, SPEM

⑦2021年 9月 増配率一覧 新興国

2021年はパフォーマンスに注目している新興国ですが、直近中国情勢の懸念などもあり、今後の推移はどうでしょうか。

9月はVWOのみ分配がありましたが、現時点では増配基調を維持しています。

 

VWO(2021/9月時点)

27.VWO 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

VWOの9月は約11.1%の2ケタ増配となりました。

12月は「最低でも0.1332ドルなら前年2020年の分配金と同額」になります。

動向が読めないのでなんとも言えませんが、注目して見守りたいと思います。

 

SPEM

28.SPEM 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

SPEMは半期単位で分配金がだされるので9月はありませんでした。

参考に確認しておくと、12月「最低でも0.4565ドルなら前年2020年の分配金と同額」になります。

6月の増配が顕著で、アドバンテージがありますし、例年12月が多めな傾向とも言えそうですので、動向は予想しづらいですが、何事もなければ増配できるのではないかと、個人的には予想しています。

 

⑧国際(米国除く) VIMI, VIGI, VXUS

⑧2021年 9月 増配率一覧 国際(米国除く)

趣向の異なるETF同士ですので、比較してみるには適しませんが、それぞれで特徴的な動向が見て取れそうです。

個人的には米国以外では、連続増配系より高配当の方が堅調な推移をしているのは意外な気もしました。

連続増配系の変動が大きいのも、今ひとつな気がします。

 

VYMI(2021/9月時点)

29.VYMI 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

VYMIの9月は約26.6%の大幅増配となりました。

12月は「最低でも0.0359ドルなら前年2020年の分配金と同額」になります。

いままでの増配基調が圧倒的ですので、12月のハードルは非常に低いです。

3回分の分配金で、ほぼ2020年の年間分配金と同等であり、2021年は増配間違いなしといっていいのでしょう。

 

VIGI(2021/9月時点)

30.VIGI 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

VIGIの9月は約-39.5%の大幅減配となりました。

12月は「最低でも0.4518ドルなら前年2020年の分配金と同額」になります。

12月のみで約17.8%の増配が必要ですが、米国と違い、そこまで信頼できるか定かではありませんし、なんともいえないところですが、注目したいと思います。

 

VXUS(2021/9月時点)

31.VXUS 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

VXUSの9月は約5.3%の増配となりました。

12月は「最低でも0.2601ドルなら前年2020年の分配金と同額」になります。

2021年は増配で着地できそうですが、昨年がコロナショックの影響を受けた数値ということもあり、増配が著しいように見えますので、長い目で慣らしてみる必要があるETFだと思いますが、分散を主眼に置くのであれば話は別ですね。

 

⑨米国セクターETF VHT, VDC

⑨2021年 9月 増配率一覧 米国セクター

セクターETFはまだ2つしか紹介していませんが、いずれも9月は2ケタ増配と堅調でした。

 

VHT(2021/9月時点)

32.VHT 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

VHTの9月は約41.4%の大幅増配となりました。

12月は「最低でも0.4871ドルなら前年2020年の分配金と同額」になります。

おおよそ前年の半分程度の分配金で増配ということですので、増配で着地してくれそうです。

 

VDC(2021/9月時点)

33.VDC 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

VDCの9月は約19.4%の2ケタ増配となりました。

12月は「最低でも1.3271ドルなら前年2020年の分配金と同額」になります。

こちらも増配基調を維持してくれると期待して、注目しています。

1回あたり1ドルを超える分配金を12月は出してくれそうです、注目しています。

 

⑩その他(⇒上記以外の分類として整理) DLN, ITA, IOO, VUG

⑩2021年 9月 増配率一覧 その他

特徴のある各ETFだけに、それぞれ特徴的な推移をしていると整理できそうです。

注:IOOは次回は12月分配のため、上記では6月実績のみ掲載

 

DLN(2021/9月時点)

34.DLN 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

DLNの7-9月期は約8.8%の増配となりました。

10-12月期は「最低でも1.0150ドルなら前年2020年の分配金と同額」になります。

増配維持は難しそうにも感じますが、注目したいと思います。

 

ITA(2021/9月時点)

35.ITA 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

ITAの9月は約-11.6%の減配となりました。

12月は「最低でも0.3254ドルなら前年2020年の分配金と同額」になります。

3回とも減配しており、コロナショックの影響をいまだに色濃く受けているセクター特化型ETFと考えていますので、今年の増配での着地は、個人的には難しそうに考えていますが、巻き返しがあるでしょうか。

 

IOO

36.IOO 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

IOOは半期単位で分配金がだされるので9月はありませんでした。

参考に確認しておくと、12月「最低でも0.3151ドルなら前年2020年の分配金と同額」になります。

世界の超大型100銘柄が投資先ですので、12月も期待が持てると考えています。

 

VUG(2021/9月時点)

37.VUG 2021年vs2020年9月 増配率、分配金実績と2021年実績をもとにした年間増配の境界値

VUGの9月は約-22.1%の減配となりました。

12月「最低でも0.6129ドルなら前年2020年の分配金と同額」になります。

グロース銘柄の集合ですので、配当にはそこまで期待できないと考えますので、今年の増配は難しそうです。

グロース銘柄の分配金は(どちらかと言えば)、おまけ程度に考えておいたほうがいいのではないかとも思います。

 

 

ということで、それぞれの実績をざっくりと見てきました。

 

相場がギクシャクしている現状ですが、投資の値上がり益とは違う醍醐味でもある分配金について、今後の動向にも引き続き楽しみに注目していきたいと思います。

 

この記事がなにかの参考になれば幸いです。

それではまたっ!!