投資メモ

【参考:2022年5月】毎月分配ETF(DGRW/DIA/DHS/SPHD/DGRS/DLN)分配金実績

こんにちは、おーです!

 

過去にブログでご紹介したETFのうち、毎月分配型ETFについての分配金推移をざっくりとご紹介させていただく取り組みの2022年5月版です。

(4月分の投稿については、お休みさせていただきました。今回2ヶ月分の推移をご紹介させていただきます)

 

【対象ETF】

  1. DGRW:ウィズダムツリー米国株クオリティ配当成長ファンド
  2. DIA:SPDRダウ工業株平均ETF
  3. DHS:ウィズダムツリー米国株高配当ファンド
  4. SPHD:インベスコ S&P500 高配当・低ボラティリティETF
  5. DGRS:ウィズダムツリー米国小型株クオリティ配当成長ETF
  6. DLN:ウィズダムツリー米国大型株配当ファンドETF

 

 

【参考:2022年5月】毎月分配ETF(DGRW/DIA/DHS/SPHD/DGRS/DLN)分配金実績

【参考】2022年 年初来の推移

VOOと参考比較しつつ、2022年の年初来推移(2022年1月3日〜2022年5月27日)までを確認しておきます。

2022年年初来推移 DGRW,DIA,DHS,SPHD,DGRS,DLN

(下の並びはパフォーマンスの高い順に①→となっています)

  1. DHS:ウィズダムツリー米国株高配当ファンド:+9.50%
  2. SPHD:インベスコ S&P500 高配当・低ボラティリティETF:+5.77%
  3. DLN:ウィズダムツリー米国大型株配当ファンドETF:-2.54%
  4. DGRW:ウィズダムツリー米国株クオリティ配当成長ファンド:-5.92%
  5. DGRS:ウィズダムツリー米国小型株クオリティ配当成長ETF:-8.91%
  6. DIA:SPDRダウ工業株平均ETF:-9.19%
  7. 【参考比較用】VOO:バンガードS&P500:-13.08%

 

比較対象として掲載している市場平均のVOOが、現時点では一番アンダーパフォームしています。

高配当ETFのDHSが年初来ではパフォーマンスが一番高く、次いで高配当低ボラティリティ戦略のSPHDとなっています。

あとはすべてマイナス圏での推移ですが、直近、4日程度、相場の回復傾向が確認できます。

これを受け、全体的には上昇基調にあることが確認できます。

現在の相場環境で高配当ETFのパフォーマンスが堅調なのは、DHSやSPHDに限らず、SCHD、VYMやHDVなど他の高配当ETFにも確認される傾向です。

投資家が確実な現金(配当)などを選好しているように見受けられます。

 

①DGRW:ウィズダムツリー米国株クオリティ配当成長ファンド

DGRWは2月以降『4ヶ月連続増配基調維持』と順調な推移が確認できます。

  • 2021年4月$0.090に対し、2022年4月$0.095、単月増配率では前年同月比約+5.56%
  • 2021年5月$0.060に対し、2022年5月$0.070、単月増配率では前年同月比約+16.67%

 

DGRW 2022年5月 vs2021年 増配率と分配金実績 

2022年は1月のみマイナス推移でしたが、その後はプラス圏での推移が継続しています。

株価は軟調な状況ですが、配当は着実に支払われていることが確認できています。

 

下は参考に、2021年6月〜2022年5月の分配金と、分配金落日時点の株価から利回りを参考に算出したものです。

DGRW 2022年5月 株価と利回り推移 

2022年突入以降の調整により、直近分配金落日時点を基準として計算すると、約2%付近まで上昇しているように見受けられます。

跳ね上がっているわけではありませんが、注目に値するかもしれません。

(直近、株価上昇傾向を受け、また下がっていくかもしれませんが)

 

②DIA:SPDRダウ工業株平均ETF

DIAは『3ヶ月連続増配基調維持』と順調な推移が確認できます。

  • 2021年4月$0.1119に対し、2022年4月$0.1260、単月増配率では前年同月比約+12.6%
  • 2021年5月$0.7031に対し、2022年5月$0.7451、単月増配率では前年同月比約+5.97%

 

DIA 2022年5月 vs2021年 増配率と分配金実績 

こちらは2月のみマイナスでしたが、あとはプラス圏での推移が確認できます。

ダウは8週連続の下落が90年ぶりとしてニュースになっていましたが、分配金は堅調さが確認できる結果といえそうです。

引き続き、今後の推移にも注目です。

 

2021年6月〜2022年5月の分配金と、分配金落日時点の株価から利回りを参考に算出したものです。

DIA 2022年5月 株価と利回り推移 

株価8週の連続下落がニュースになっているとはいえ、長期で見れば大した調整ではありません。

(ちなみに5月27日終値で見ると週単位では+6.29%上昇していましたので、9週連続の下落は避けられたようです)

 

DIAも分配利回りは1.90%程度と、最近の調整を受け、少し上昇基調に見受けられましたが、ここ数日の株価上昇でまた少し低下していると思われます。

 

超優良大型銘柄ばかりですし、長期でホールドを決意したのであれば、そんなに株価を気にして恐怖に感じる必要はないというのが、個人的な感想です。

ただ、いまは過去にあまり例のない、歴史的な相場環境にいるのは認識しておいてよさそうです。

 

③DHS:ウィズダムツリー米国株高配当ファンド

DHSは『2ヶ月連続増配基調維持』かつ大幅増配と順調な推移が確認できます。

  • 2021年4月$0.175に対し、2022年4月$0.255、単月増配率では前年同月比約+45.71%
  • 2021年5月$0.160に対し、2022年5月$0.275、単月増配率では前年同月比約+71.88%
DHS 2022年5月 vs2021年 増配率と分配金実績 

DHSは株価も下げ渋り、年初来ではこの中で一番パフォーマンス高い結果となっています。

おまけに分配金推移も3月単月の大幅減配(−66.83%)をゆうに吸収できる4,5月の推移となりました。

2022年注目度の高いETFといえそうです。

 

分配利回りは以下のとおりです。

DHS 2022年5月 株価と利回り推移 

市場平均などと比較して高配当ETFが人気となっており株価が下がらないので、利回りは高まっていませんが、現相場における堅調さ、分配金推移いずれも注目です。

 

④SPHD:インベスコ S&P500 高配当・低ボラティリティETF

SPHDも『3ヶ月連続増配基調維持』と順調な推移が確認できます。

  • 2021年4月$0.1264に対し、2022年4月$0.1426、単月増配率では前年同月比約+12.82%
  • 2021年5月$0.1141に対し、2022年5月$0.1423、単月増配率では前年同月比約+24.72%
SPHD 2022年5月 vs2021年 増配率と分配金実績 

3月以降、増配率がプラス推移に復活しました。

過去1年の分配金連続マイナス推移は、株式分割などされた結果だったものと考えられます。

今後は推移も堅調さが維持されることが期待できそうです。

 

SPHD 2022年5月 株価と利回り推移 

S&P500の75種の高配当利回り株式から選ばれ、さらに低ボラティリティおよび利回り率ごとにウエートされた銘柄50種へ銘柄を絞り込んでいるETFです。

ボラティリティが最も低く、配当利回りが最も高いS&P500株で構成される配当利回り加重指数を追跡するよう設計されている特徴的なETFです。

こちらもDHSと同様、年初来プラス圏での推移となっており、直近の注目度が高いことが伺えます。

(日本の大手証券会社では購入はできませんし、残念ながらサクソバンク証券でも購入できなくなったことなどから、現在、容易に投資できるETFではないという認識です)

 

⑤DGRS:ウィズダムツリー米国小型株クオリティ配当成長ETF

DGRSは『4月は微減配、5月は大幅増配』という結果でした。

  • 2021年4月$0.06に対し、2022年4月$0.055、単月増配率では前年同月比約-8.33%
  • 2021年5月$0.03に対し、2022年5月$0.08、単月増配率では前年同月比約+166.67%
DGRS 2022年5月 vs2021年 増配率と分配金実績 

単月推移では年初から非常に波がある分配金推移であることが確認できます。

ただ、増配時の推移が大幅増配となっていることからも、年初来トータルではプラス推移と見ることもでき、今後も楽しみなETFと思います。

 

DGRS 2022年5月 株価と利回り推移 

小型株ということもあり、株価もそれなりに調整しています。

年初来で約-8.9%(2022年5月27日終了時点)となっています。

分配利回りは約2.8%と、DGRWの約2%よりは高めです。

DGRWとDGRSをあわせて保有するのも面白そうですが、このあたりは好みの範疇でしょう。

 

⑥DLN:ウィズダムツリー米国大型株配当ファンドETF

DLNは『年初来減配傾向の推移』という結果でした。

  • 2021年4月$0.23に対し、2022年4月$0.135、単月増配率では前年同月比約-41.3%
  • 2021年5月$0.14に対し、2022年5月$0.105、単月増配率では前年同月比約-25.0%

 

DLN 2022年5月 vs2021年 増配率と分配金実績 

SPHDがそうであったように、DLNも2021年末の株式分割を踏まえ、2022年は増配率という観点からはマイナス推移が継続するものと思われます。

購入を検討されている方は増配率が大幅マイナス推移だからやばいETF?などと思わず、株式分割の影響によるものと考えて、割り切られたほうがいいのではないかと個人的には考えます。

 

こちらは、株式分割後の株価で過去1年の分配金推移と利回りを算出した結果です。

DLN 2022年5月 (株式分割後の株価ver)株価と利回り推移

利回りが3.4%程度ある理由も(過去推移が高い理由も)、株式分割によるものですので、推移を確認する際はご注意ください。

 

 

 

毎月分配ETFたちは堅調に推移していることが確認できました。

こうやってみると、株式相場の調整中はむしろチャンスとしか捉えられないのはわたしだけではないと思います。

 

自分の信じたETFを、これからも信じて愚直に買い増ししていくことで、長期で見て資産を育てていく。

そんな視点で、長い目で相場と付き合っていけたらとつくづく思います。

 

来月は第2四半期ということもあり、過去にブログでご紹介したほぼすべてのETFから分配金が出されるはずです(MOATを除く)。

そちらの状況も今から楽しみです。

 

また来月ご紹介させていただきます。

それではまたっ!!