こんにちは、おーです!
2021年からの楽天証券でのつみたてNISA利用開始に先立ち、わたしの場合まずは一般NISAを取り組んでいたSBI証券から楽天証券へNISA口座の移管手続きを実施する必要があります。
今日はわたしが経験した作業の流れを概要として記事にさせていただきます。
同様に移管手続を検討されているかたの参考になれば幸いです。
【2020年10月31日追記】
移管手続きがすべて完了しましたので実績を追記させていただきました。
また、楽天証券で楽天カード決済を利用しての投信積立に対する注意点をあわせて追記させていただきました。
- NISAとは
- NISA口座を移管する(SBI証券→楽天証券)
- 移管準備① SBI証券への連絡から資料到着(約2~3日)
- 移管準備② 楽天証券への資料請求から資料到着(約2~3日)
- 移管準備②-1 楽天証券へログインし、資料を請求する
- 移管準備②-2 楽天証券から到着した資料を確認する
- 移管準備③ SBI証券から「勘定廃止通知書」を受け取る(資料返送から約1週間後)
- 移管準備④ 楽天証券へ資料を発送する
- 移管準備⑤ 楽天証券で受理後、諸手続きと税務署での審査で口座移管の手続きが完了
(する予定)しました! - 金融機関などの変更を検討されているかたはお早めに
- 【2020年10月31日追記】楽天証券での楽天カード決済による投信積立設定に対する注意点
- つみたてNISAはマイペースでゆっくり確実・堅実に
NISAとは
NISAは「Nippon Individual Savings Account」で”少額投資非課税制度”の略です。
そのなかでも「つみたてNISA」は、国が税制優遇をしている非課税制度で、2018年1月からスタートしました。
つみたてNISAの概要や特徴などについては以下の記事に纏めています。

注意点としては上記記事でも記載していますが、NISA口座は「原則1人1口座のみ開設が可能」という制度です。
わたしの場合であれば、SBI証券で「購入可能な」NISA口座を持ちながら、楽天証券でも「購入可能な」NISA口座をもつことはできません。
ややこしく感じるかもしれませんが、移管前の証券口座では「購入はできませんが、引き続き運用だけを行うことは可能」です。
わたしの場合であれば、2020年に使ったSBI証券の一般NISA口座で購入した株式は売却しません。
SBI証券では引き続き「運用だけは可能なNISAの箱」が残っていくことになりますので、これからも保有し続けます。
NISAは手続きをすれば1年単位で「金融機関などの運用先」と「一般NISA」や「つみたてNISA」の非課税口座を変更することが可能ですので、わたしのようなケースでも変更ができるということです。

NISA口座移管などの注意点
もし翌年に向けて金融機関などの変更や非課税口座の変更(一般NISA←→つみたてNISA)を検討されているのであれば、変更の申し込みをする時期に注意が必要です。
例えば「新しい金融機関で」2021年1月からすぐに運用開始したいのであれば、2020年10月以降から新しい金融機関などに移管するための変更手続きが可能となっています。
また、例えば2021年になってから心変わりしてやっぱり利用可能な非課税口座の運用先を急遽、さらにまた別の金融機関などに変更したくなったとすれば、別の注意点もあります。
もし2021年の非課税口座を少しでも利用してしまうと、その年はその金融機関などでの利用に限られてしまいます。
それ以外にも、例えば2021年につみたてNISAを選択したが、やはり一般NISAに変更したいといった場合であれば、2021年で使える非課税口座の変更手続きは2021年9月末までに資料を提出する必要があります。
このようにNISA口座は管理がややこしいですが、お得な制度ですので各自で十分に考えて有効に活用したいところではあります。

NISA口座を移管する(SBI証券→楽天証券)
移管準備① SBI証券への連絡から資料到着(約2~3日)
わたしは移管元であるSBI証券に電話で「他金融機関へNISA口座を移管したい」と連絡し、必要な資料を郵送で送付してもらいました。

届いた資料は「金融商品取引業者等変更届出書」です。
内容はある程度、情報が記載されていますので「氏名」と「提出年月日」に記入し、SBI証券へ返送します。
この資料をSBI証券が受理すれば後日、「勘定廃止通知書」が改めてSBI証券から届きます。
このあと届く「勘定廃止通知書」は移管先(わたしの場合は楽天証券)へ提出する必要がありますので、移管先の金融機関へ送付するまで大切に保管しておいてください。
移管準備② 楽天証券への資料請求から資料到着(約2~3日)
どうせ必要になるのでSBI証券への郵送での資料請求と並行して移管先である楽天証券からも郵送で資料を取り寄せておきます。
楽天証券は証券口座にログインすれば、資料請求の郵送申し込みをすることができます。

移管準備②-1 楽天証券へログインし、資料を請求する
楽天証券に掲載されていた流れは以下のとおりです。

楽天証券にログインし「NISA つみたてNISA」タブを選択します。

「口座開設区分変更」から、その中の「NISA・つみたてNISA」タブを選択します。

下にスクロールし「NISA口座 各種手続き」から「NISA口座開設」の「申込む」を選択します。

NISA口座の申込み種別を選択します。今回の場合であれば「NISA口座を他社から変更する」を選択します。

開設する口座を「つみたてNISA」と「NISA(一般NISAのこと)」から選択します。

下にスクロールするとそれぞれの特徴を記載した内容が確認できます。

「氏名」「住所」「生年月日」の内容を確認し、「申込む」をクリックします。
変更の必要があれば「登録情報確認・変更へ」を選択し、内容を修正します。

申込み完了の画面が表示されます。
移管元(現在NISA口座を利用している金融機関など)から「非課税管理勘定廃止通知書」を取得して楽天証券への申込書にあわせて添付する必要がある旨の注意が表示されます。

楽天証券では証券口座内でNISA口座申込の受付状況をみることもできます。
この画面が「開設済」まで進行すれば全ての手続きが完了です。

注意事項も記載されていますので、一読されたほうがいいと思います。

移管準備②-2 楽天証券から到着した資料を確認する
郵送で届いた資料は「非課税口座簡易開設届出書 兼 非課税口座開設届出書」と「NISA口座開設のお手続き」など送付するための手順一式です。
「非課税口座簡易開設届出書 兼 非課税口座開設届出書」の内容はある程度、情報が記載されています。
ただし、「非課税口座(NISA口座)の開設方法」という欄に
「A 他の金融機関を含めてはじめてNISA口座を開設する」→本人確認書類が必要
「B 他の金融機関のNISA口座から変更する」→他金融機関などからの「勘定廃止通知書」添付が必要
「C 楽天証券で過去に開設したNISA口座を再設定する」→他金融機関などからの「勘定廃止通知書」添付が必要
から選択、記入が必要となります。
移管準備③ SBI証券から「勘定廃止通知書」を受け取る(資料返送から約1週間後)
資料を返送していたSBI証券から「勘定廃止通知書」を郵送で受け取ります。
この「勘定廃止通知書」は移管先(わたしの場合は楽天証券)へ提出する必要があります。
送付するまで大切に保管しておいてください。
移管準備④ 楽天証券へ資料を発送する
わたしの場合はマイナンバーカードなどはすでに提出済みですので再提出は不要でした。
ただし、新規でNISA口座を開設するかたなどは本人確認書類の同封も必要となります。
わたしの場合は以下の2書類を楽天証券へ同封して郵送で発送しました。
①楽天証券から受領した「非課税口座簡易開設届出書 兼 非課税口座開設届出書」
②SBI証券から受領した「勘定廃止通知書」(原本)

移管準備⑤ 楽天証券で受理後、諸手続きと税務署での審査で口座移管の手続きが完了(する予定)しました!
あとは楽天証券で受理後、諸手続きと税務署での審査をへて11月中旬頃には口座移管の手続きが完了するのではないかと考えています。

【2020年10月23日追記】
10月18日頃にポストへ投函した上記の書類は、楽天証券から10月23日に「口座開設届出書」を受け付けしたとメールで連絡がありました。
これから税務署の審査等に移行する予定ですので、もう一歩です。
【2020年10月31日追記】
昨日、10月30日付に楽天証券から以下のメール(抜粋)を受信しました。
税務署での審査も終了し、これで移管手続きはすべて完了しました!!

楽天証券口座内でNISA口座申込の受付状況も確認してみましたが、「開設済」まで進行していました。

金融機関などの変更を検討されているかたはお早めに
ざっくりとしたスケジュールですが、上記のように1ヶ月以上かかるのが普通です。
年明けからすぐに違う金融機関などで運用を開始したいとお考えのかたは、手続き自体は簡単ですので、後回しにせず早めに行動されることをオススメします。

【2020年10月31日追記】楽天証券での楽天カード決済による投信積立設定に対する注意点
楽天証券で楽天カード決済による投信積立は以下のような注意点もありますので、留意が必要です。
引用元:楽天カードクレジット決済(楽天証券)
①楽天カード決済での投信積立は「必ず毎月1日」に決済が実施される
②翌月1日から楽天カード決済で投信積立をする場合、前月12日までに設定必要
③「家族カード」での投信積立は利用不可
①楽天カード決済での投信積立は「必ず毎月1日」に決済が実施される
楽天カードを利用して「楽天カード決済」で投信積立を設定する場合「必ず毎月1日」に決済が実施される(=毎月1日の毎月積立)しか選択できません。
②翌月1日から楽天カード決済で投信積立をする場合、前月12日までに設定必要
楽天カードを利用して「楽天カード決済」で2021年1月から投信積立を適用させるには、2020年12月12日までに楽天証券口座内で楽天カードによる「楽天カード決済」に設定する必要があります。
また、楽天証券からつみたてNISA開設完了のメール本文(移管準備⑤【2020年10月31日追記】部参照)に記載がありますが「他の金融機関からNISAの口座を移管したかたの積立設定は12月以降に設定が可能」(別途メールがありそう)です。
③「家族カード」での投信積立は利用不可
実際に家族カードで投信積立を設定しようと試みたことはありませんが、もしなんのシステムエラーもなく、そのような設定できたとしても「家族カード」での楽天カード決済による投信積立は実施しないほうが賢明です。
利用すると、贈与とみなされ納税が必要となる場合があるとのことです。
引用元:「楽天カードクレジット決済」についてよくあるご質問(楽天証券)
つみたてNISAはマイペースでゆっくり確実・堅実に
あとは奥様も同じように移管手続きを完了してもらえば、我が家は2021年から楽天証券で楽天ポイントも貯めながら超優良なインデックスファンドを毎月定額で積み上げていくことができます。

【2020年10月31日追記】
もともと奥様の楽天カードは「家族カード」を利用していたこともあり、楽天証券での楽天カードを利用しての投信積立を諦めてきた経緯がありました。
ですがダメもとで楽天カードに問い合わせをしてみたところ「家族カード」保有者でも別に「本カード」を作ることができることを知りました。
ということで急いで奥様の楽天カード「本カード」を申請、カード発行承認をうけることができたので、奥様のつみたてNISAも楽天証券へ移管することに決めました。

この記事がなにかの参考になれば幸いです。
それではまたっ!!
関連記事です。
つみたてNISAは初心者が始めるには取り組みやすい制度だと思います。
金融庁が投資の裾野を広げるよう、悪い投資信託をできるだけ排除しつつ、資産形成に取り組んでもらえるよう考えたいい制度ではないでしょうか。
