投資メモ

紹介した主要ETFなどの変動状況(2021年9月27日〜10月1日)

こんにちは、おーです!

 

今週も相場は変動が続きました、様々な懸念に対して払拭されたわけではないのでしょうから、引き続き10月もどうだろう?という流れに見受けられますが、今週も過去にご紹介したETFの週間動向をざっくり確認しておきたいと思います。

 

波乱の9月も一旦終了ということもありますので、週単位の推移に加え、月間推移も参考に掲載しておきます。

 

注1:週単位は5日間表示にしている関係上、チャートは5分足で表示(ETFによっては値が飛んでいることもあります)

注2:週単位の表示期間は概ね、日本時間2021年9月27日〜2021年10月2日(市場開催時間22:30〜翌日5:00のイメージ)の期間となります(ドル円などは除く)

注3:月単位のチャートは30分足で表示しており、表示期間は概ね、日本時間2021年9月1日〜2021年10月2日です

 

対象としたETFなど(グループにして5日間&月の変動率を比較掲載)

  1. 米国主要インデックス:DIA,VTI,SPLG,QQQ,MOAT,RSP,IOO
  2. 全世界インデックス:VT,ACWI(比較用VTI)
  3. 連続増配:NOBL,VIG,SDY,VIGI
  4. クオリティ:SCHD,DGRW,DGRO,SPHQ
  5. 高配当:VYM,HDV,SPYD,DVY,DHS,SPHD,VYMI
  6. セクターETF:参考にSSGAの米国11セクター
  7. 新興国:VWO,SPEM(比較用VTI,VT)
  8. 異なる資産の変動状況を参考掲載:IAU,BND,BNDX,TLT,VTI,VXUS

その他参考(5日間&月の推移を表示)

  • ドル円
  • 米国10年債
  • VIX

注1:ETFのざっくりとした分類は、あくまで弊ブログ独自のまとめ方です

注2:今回から①に「MOAT,RSP,IOO」を含めて表示してみます

 

おー
おー
こんな推移だったんだーというあくまで備忘メモです。対象ETFは基本、ブログでご紹介したETFをベースにしています、ご了承ください。試行してみたこの取り組みは今回で一旦終了します、月単位で継続しようとは思いますが、ご了承ください。

 

紹介した主要ETFなどの動向(2021年9月20日〜9月24日)

①米国主要インデックス:DIA,VTI,SPLG,QQQ,MOAT,RSP,IOO

2021年9月27日〜10月1日

①-1 DIA,VTI,SPLG,QQQ,MOAT,RSP,IOO 20210927-20211001

9/27日は堅調に推移していましたが、9/28以降またボラティリティが高まり、相場が下落傾向を示しています。

長期金利が9/28からまた上昇傾向を示したことから、今週はとくにQQQの下げが大きめだったことがわかります。

週単位で見ると、特徴的なETF(MOATやRSP)は市場平均を上回って推移していたのも印象的です。

 

2021年9月1日〜10月1日

①-2 DIA,VTI,SPLG,QQQ,MOAT,RSP,IOO 20210901-20211001.png

9月1日以降、どのETFも似たように下落をしていますが、長期金利上昇の影響を一番受けているQQQが頭抜けています。

引き続き10月以降も注目していきたいところです。

 

②全世界インデックス:VT,ACWI(比較用VTI)

2021年9月27日〜10月1日

②-1 VT,ACWI,VTI  20210927-20211001

週単位でのVT、ACWIの動きは、VTIと連動していることがわかります。

今週は世界経済の懸念というより、米国経済の懸念に対する影響を受けた変動推移を示しているということで、米国の債務上限引き上げに対する懸念がくすぶったということでしょうか。

 

2021年9月1日〜10月1日

②-2 VT,ACWI,VTI  20210901-20211001

月単位で見ると、VTIよりはVTやACWIのほうが若干大きめな下落をしています。

この点は中国恒大集団の破綻懸念なども含めた要因と考えるのであれば、10月以降もどうなるか注目したいと思います。

 

③連続増配:NOBL,VIG,SDY,VIGI

2021年9月27日〜10月1日

③-1 NOBL,VIG,SDY,VIGI  20210927-20211001

週単位ではSDYが特徴的な動きをしています。

SDYが他より比較的多めに保有している金融セクターなどの銘柄が長期金利上昇の影響を受け、堅調に推移したのかもしれません。

週単位で見ると市場平均ETFよりも下落幅が小さかったことも確認できます。

 

2021年9月1日〜10月1日

③-2 NOBL,VIG,SDY,VIGI  20210901-20211001

週単位では異なる変動状況でしたが、月単位で見ると概ね似たような位置に着地しています。

連続増配系のETFとはいえ下落時には下がりますし、9月は市場平均よりも下落して終了しています。

 

④クオリティ:SCHD,DGRW,DGRO,SPHQ

2021年9月27日〜10月1日

④-1 SCHD,DGRW,DGRO,SPHQ 20210927-20211001

SCHDが下落が小さかったですが、こちらも過去にセクターを調べた結果から、金融セクターの保有割合が他を引き離して多いことから、長期金利の変動を受けての推移とも考えられます。

ただ、変動状況は各ETFで非常によく似ているのも印象的です。

 

2021年9月1日〜10月1日

④-2 SCHD,DGRW,DGRO,SPHQ 20210901-20211001

月単位で見るとSCHDが他より下落は小さめでした。

SPHQもクオリティETFらしく、週単位でも下落は小さめでしたし、総じて市場平均より下落は抑えられて推移しているのが印象的です。

 

SCHDと比較してDGRWは約1.8倍の下落差がありますが、保有セクターの割合が異なるので、そういった意味でも興味深いように見受けられます。

 

⑤高配当:VYM,HDV,SPYD,DVY,DHS,SPHD,VYMI

2021年9月27日〜10月1日

⑤-1 VYM,HDV,SPYD,DVY,DHS,SPHD,VYMI  20210927-20211001

週単位ではHDVやSPYDが下落は小さめだったようです。

このあたりは今週動きの比較的よかったエネルギーセクターや通信セクターを多めに保有しているHDVであったり、エネルギーや不動産、金融を多めに保有しているSPYDなどが勝ったというところでしょうか。

久しぶりにHDVやSPYDのセクターを確認してみると、結構構成が変わっていたので、また比較してみたいとも思いました。

 

2021年9月1日〜10月1日

⑤-2 VYM,HDV,SPYD,DVY,DHS,SPHD,VYMI  20210901-20211001

月間で見るとSPYD、HDVはVYMより下落が小さかったようです。

次に見るセクターの推移で、エネルギーセクターはずば抜けてパフォーマンスが良かったので、そういったセクター保有割合の影響もあるのでしょう。

VYMやDVYはエネルギーセクターは多めに保有はしていませんが、金融セクターが多めであることから、パフォーマンスはそこまで悪くなかったともいえそうです。

DHSは金融はある程度含まれていますが、エネルギーをほとんど含んでいませんので、そういった影響もあるのかもしれません。

 

⑥セクターETF:参考にSSGAの米国11セクター

2021年9月27日〜10月1日

⑥-1 セクターETF 20210927-20211001

今週もエネルギーは上昇していますが、あとは総じて週単位ではマイナス推移でした。

ディフェンシブなセクターのヘルスケア(XLV)、生活必需品(XLP)であったり、情報技術(XLK)が下落が大きかったことがわかります。

どちらかというと景気敏感なセクターに向かったということですが、長期金利が下がったことなどを受け、週末にかけて情報技術セクターなども徐々に回復していった印象です。

 

2021年9月1日〜10月1日

⑥-2セクターETF 20210901-20211001

月間でもエネルギーは群を抜いて上昇しています。

北半球の暖房需要が増えるこれからの季節にエネルギー価格の高騰などで、私達の財布を圧迫するのではないかと個人的には懸念しています。

金融は今後の長期金利動向で大きく動きそうです。

現在は情報技術などもマイナス推移ですが、当面この傾向が続くのか、来月も注目したいと思います。

 

【参考:ステート・ストリートのセクターETF】

XLK 情報技術
XLY 一般消費財
XLV ヘルスケア
XLP 生活必需品
XLB 素材
XLU 公益
XLI 資本材
XLC コミュニケーションサービス
XLRE 不動産
XLF 金融
XLE エネルギー

 

⑦新興国:VWO,SPEM(比較用VTI,VT)

2021年9月27日〜10月1日

⑦-1 VWO,SPEM,VT,VTI  20210927-20211001

今週は新興国の変動はほとんどありませんでした。

このことからも中国などの新興国懸念というより、米国の懸念に対してVTなどが下がっていることがわかります。

 

2021年9月1日〜10月1日

⑦-2 VWO,SPEM,VT,VTI  20210901-20211001

9月は中国の保有割合が多めなVWOの方が下落は大きいことがわかります。

懸念が払拭されたわけではないと思っていますので、引き続き、中国など新興国の動向にも注目です。

 

⑧異なる資産の変動状況を参考掲載:IAU,BND,BNDX,TLT,VTI,VXUS

これは異なる資産(株式、債券、ゴールド)がどのように動いているかを、参考に比較しているものです。

2021年9月27日〜10月1日

⑧-1 IAU,BND,BNDX,TLT,VTI,VXUS 20210927-20211001

9/28以降、長期金利上昇を受けTLTは下落、株式ETFも下落と一時的に逆相関には動いていませんが、その後はある程度異なる変動をしていることがわかります。

IAUが大きく変動していることも確認できますが、こちらも株式とは異なる動き方をしており、資産を分散することの重要性も認識できる結果といえそうです。

BNDやBNDXはほぼ変動なしということで、マイルドな動向を好む方などは注目ではないかと思います。

 

2021年9月1日〜10月1日

⑧-2 IAU,BND,BNDX,TLT,VTI,VXUS 20210901-20211001

全体的に9月は下落して終了していますが、月単位で見るとそれぞれが異なる変動をしていることが、よりわかりやすい用に思います。

10月以降、長期金利の動きや米国や中国などの動向により、まだ変動しそうな気配があるように思いますので、引き続き注目です。

 

その他参考(ドル円、米国10年債、VIX)

ドル円 2021年9月27日〜10月1日

USDJPY  20210927-20211001

一時112円を超える動きを見せましたが、週末にかけて約111円まで値を戻しています。

最近、動きが大きくなっているように見えますので注目です。

 

ドル円 2021年9月1日〜10月1日

USDJPY  20210901-20211001

月末にかけて変動が大きくなっていますので、10月以降も注視したいと思います。

 

米国10年債 2021年9月27日〜10月1日

US10Y  20210927-20211001

週半ばに上昇、その後低下したことで一旦落ち着くのかもしれませんが、直近動きが大きいので、株式市場への影響もありますし、注目です。

 

米国10年債 2021年9月1日〜10月1日

US10Y  20210901-20211001

こちらもドル円と似たように、月末にかけて変動が大きくなっています。

今後さらに上昇するようであれば、株式市場が調整、買い場が訪れるかもしれませんので、注目しています。

 

VIX 2021年9月1日〜10月1日

VIX  20210927-20211001

9/27のみ低めで安定、以降は上昇しボラティリティ高く変動しています。

週末にかけて小康状態ですが、一度変動が大きくなり始めると、動きが大きめな印象ですので、こちらも引き続き観察していきたいと思います。

 

VIX 2021年9月27日〜10月1日

VIX  20210901-20211001

中国恒大集団の破綻懸念から騒がしくなり始めました。

月初めよりは高めに推移していることから、10月以降の動向が気になるところです。

 

 

 

画面を見ながらトレードを検討しているイメージの写真

今年も9月は変動が大きかった月となりました。

個人的にはもっと大きく調整してくれるのかとも思いましたが、思った以上に下がらなかった印象で残念にも思っています。

ですがまだ、ギクシャクしそうな気配もありますし、引き続き様子見をしつつ10月以降に買い場が訪れたらいいなと考えています。

 

 

過去にご紹介した主要ETFなどの動向を、1週間程度のスパンで観察する取り組みを4回程度、9月に少しだけ試行してみましたが、特に突っ込んでご紹介できる内容でもなかったので(そこまでの知識もなく・・・)、この取り組みは今回で一旦終了しようと思います。

(別のETF紹介記事や比較記事などに時間を割きたくなってきたためでもあります)

 

今回ご紹介した程度の月単位でざっくりとした比較は毎月継続してみようかとは思っていますので、今後も見ていただけると嬉しいです。