ETF/投資信託

【QQQ】インベスコQQQトラスト、シリーズ1 ETFのご紹介!

最近、我が家の投資先として徐々に2大巨頭となりつつあるQQQ(注)について、あらためて自分なりにまとめておきます。

注:我が家はETFではなくQQQ連動投信をiDeCoで購入中、今後の新NISAでも一部購入していきます

 

【QQQ】インベスコQQQトラスト、シリーズ1 ETFのご紹介!

【QQQ】インベスコQQQトラスト、シリーズ1 ETFとは

ティッカーシンボル QQQ
名称 Invesco QQQ Trust, Series 1
(インベスコQQQトラスト、シリーズ1)
ベンチマーク Nasdaq-100 Index
(ナスダック100インデックス)
設定日 1999年3月10日
投資銘柄数 101
経費率(年率) 0.20%
算出方法 修正時価総額加重
分配金など 分配金あり、年4回(3/6/9/12月)
運用会社 インベスコ

注:銘柄数、経費率などに関する情報はインベスコHPから引用(2023/8/31時点)

 

皆様ご存知、いまさら説明不要のETFですね。

米国市場に投資をしている人では、知らない人はいないと言っても過言ではないでしょう。

ETF販売トップ5位に入るほどの超有名ETFです。

 

 

連動指数ナスダック100インデックスとは

ナスダックに上場している非金融企業100社のパフォーマンスを測定するために設計されたインデックスです。

(ナスダック市場は1971年に導入された世界初のコンピュータによる電子での株式売買方式を採用した市場で、ベンチャーなどの新興企業も多く含むグロース寄りの位置づけとなる株式市場)

 

メソドロジーより抜粋

  • 適格証券の種類には通常、米国預託証券(ADR)、普通株、普通株式など
  • 不動産投資信託(”REIT”)はインデックス組み入れの対象とはならない
  • 発行体が複数の証券クラスを上場している場合、すべての証券クラスが適格(他の証券適格基準を満たすことが条件)
  • ナスダック・グローバル・セレクト・マーケット(Nasdaq Global Select Market)またはナスダック・グローバル・マーケット(Nasdaq Global Market)に上場している銘柄からピックアップ
  • 非金融企業(金融以外の業種)に分類されなければならない
  • 時価総額の適格基準はない
  • 各証券1日当たり平均売買高が20万株以上(銘柄入替基準日を含む月末から3暦月間の取引高で測定)
  • 銘柄入替スケジュールは毎年1回、12月に構成銘柄を選定
  • 銘柄入替基準日は10月末時点の市場データと11月末時点の発行済み株式総数を用い、証券適格性基準を適用
  • 指数の再構成は12月初旬に発表
  • 指数組替は12 月の第3金曜日の取引終了後に発効
  • リバランスは四半期ごと3、6、9、12月
  • リバランス基準日は前月末(それぞれ2、5、8、11月)時点をもとにする
  • リバランスの変更は3月上旬、6月、9月、12月に発表
  • リバランスの変更は3月、6月、9月、12月第3金曜日の取引終了後に有効
  • 特別リバランスはインデックス・リバランス手順書に記載されているウェイト制限に基づき、いつでも実施することができる
  • インデックスは修正時価総額加重インデックス
  • 構成銘柄四半期毎のウェイト調整は、発行体レベルの制約に従った 2 段階のウェイト調整(詳細省略)

 

上記メソドロジーのうち、記憶に新しいのは2023年7月に発表された「臨時の特別リバランス」です。

(外部リンク)NASDAQ100指数特別リバランス実施(大和アセットマネジメント :2023年7月25日)

 

REATや金融を除いている点、また、ADRなど米国以外の企業も採用されることも大きなポイントです。

イノベーションを起こそうと日夜努力する企業などが集合しているインデックスへの投資という認識です。

 

 

QQQの長期チャート

QQQの長期チャート推移です。

記事作成時の株価は$372.58(2023/9/8終値)です。

 

通常表示チャート

【参考】QQQ長期チャート 設定来(通常表示)

直近では2022年の調整で大きく下落、その後2023年からの急回復が目を引きます。

長い目でみれば時間はかかりましたが、過去のドットコムバブル、リーマンショックといった2000年代を代表する2大ショックを超越。

長い低迷期間後、2010年頃からジワジワと上昇、高値を目指し続けていることが確認できます。

 

 

こちらは趣向を変えて上記と同様の期間に対し「対数」で表示させたチャートです。

対数表示チャート

【参考】QQQ長期チャート 設定来(対数表示)

リーマンショック以降、2010年頃からの上昇相場では、画面のような青いライン(追加で引いたライン)を支持線にして上昇基調にある点に注目です。

 

YouTubeなどで紹介されていることもあるこのような表示方法と支持線のイメージですが、今後もこの辺りで支持されるのか、注目度が高いポイントだと思います。

長期における力強い上昇の継続が確認できる、指数関数的な上昇を直線傾向に捉えるために視認性が高まる表示方法だと思います。

 

 

QQQのリアルタイムチャートは下でご覧ください。


 

トータル・リターン(年率)

データは2023/7/31時点の値をもとに掲載しています。

年初来 1年 3年 5年 10年 設定来
ファンドマーケットプライス 44.63 22.49 13.87 17.66 18.70 9.31
ファンド基準価格 44.51 22.52 13.71 17.68 18.69 9.31
ベンチマーク(NASDAQ100) 44.70 22.77 13.94 17.91 18.95 9.54

設定来で9.3%/年の成長です。

 

2000年初期のドットコムバブル崩壊、2008年頃のリーマンショックなどを踏まえての推移となります。

2010年以降などに限定すればパフォーマンスはさらに高いですが、設定来での表示です。

2大ショックを踏まえている過去の背景から、長期で確認するとこのような数字となっています。

 

 

他ETFとのパフォーマンス比較

QQQはシンプルに他の米国主要指数SPY(S&P500指数)、DIA(ダウ工業株価指数)と比較します。

PORTFOLIO VISUALIZERより引用)

 

2000年1月〜2023年8月までの長期推移(チャートと年間リターン)

確認可能な設定来として2000年以降のパフォーマンス推移です。

1 QQQ,SPY,DIA比較チャート 2000年1月-2023年8月

 

この期間でみると、ドットコムバブルとその後のリーマンショックを受けての長期低迷期間が2000年代長く続く低迷につながっていたことが確認できます。

この期間のパフォーマンスとしてはDIAには負けており、SPYとは同等という結果でした。

 

QQQについて、この20年超の期間でみると

  • CAGR(幾何平均成長率):6.88%
  • 標準偏差:23.48%
  • Best Year:+54.68%
  • Worst Year:-41.73%
  • Max Drawdown:-81.08%

となっています。

 

初期に$10,000投資をしていると、$48,256(約4.8倍)に成長しています。

 

いくら優秀なETFでも市場の動向によっては、このような長期低迷期間があることは認識しておく必要があります。

これからも大きなショック、市場金利動向なども影響し、場合によっては長期低迷期間、大幅下落を改めて経験することも、なくはないでしょう。

十分に納得して投資をすること、覚悟もしておく必要があります。

 

20年超の各年に対する年間リターン推移は以下の通りです。

2 QQQ,SPY,DIA年間リターン 2000年1月-2023年8月

SPY、DIAと比較して、上にも下にも一番変動が激しいことが確認できます。

  • 標準偏差QQQ:23.48%
  • SPY:15.38%
  • DIA:14.93%

と振れ幅が大きいのはQQQの特徴とも言えます。

 

高パフォーマンスへ過度に期待しすぎると、逆に低迷期にイヤになることもあるかもしれません。

2000年初期は-30%以上の下落期間が3年も続いています。

このような相場にメンタルが耐えられるか、信じ続けて資金を投じ続けられるか(もしくは持ち続けられるか)、という視点でも自分への問いかけが必要です。

 

 

2010年1月〜2023年8月までの中期推移(チャート)

中期の推移として2010年以降の期間を確認してみます。

3 QQQ,SPY,DIA比較チャート 2010年1月-2023年8月

この期間が高パフォーマンスのため、一気に注目度が高まったETFと言い換えることもできるかもしれません。

 

QQQについて、この2010年以降でみると

  • CAGR(幾何平均成長率):17.79%
  • 標準偏差:17.67%
  • Best Year:+48.40%
  • Worst Year:-32.58%
  • Max Drawdown:-32.56%

となっています。

 

仮にこの期間初期に$10,000投資をしていると、$93,674(約9.3倍)に成長しています。

この期間ならSPYで約5.2倍、DIAで約4.5倍ですので、いかにQQQが素晴らしい上昇をしてきたかが確認できます。

 

このようにまた違った期間で見ると、QQQが優れる結果となっています。

ただし、この期間でも標準偏差は一番大きく、ワーストイヤーの下げ幅が極端に大きいことも特徴です。

安定感を求める方には向かないETFかもしれません。

 

 

2020年1月〜2023年8月までの短期推移(チャート)

2020年以降、3年程度の短期視点で確認してみます。

4 QQQ,SPY,DIA比較チャート 2020年1月-2023年8月

この3年程度では推移初期、2020年3月頃コロナショックの変動が小さく見えるほど、2021年の金融相場における大きな上昇がありました。

その後、2022年は米国利上げ局面での調整、最近にしては大きく変動した年となりました。

2022年10月頃にようやく底を打ち2023年反転開始。

目まぐるしい変動が3年の期間で確認できます。

 

この3年程度でみると

  • CAGR(幾何平均成長率):17.65%
  • 標準偏差:23.60%
  • Best Year:+48.40%
  • Worst Year:-32.58%
  • Max Drawdown:-32.58%

となっています。

 

前述した10年程度推移時の数値と大きく変わったのは標準偏差。

2022年相場の下落で数値が大きくなっっています。

ベスト、ワーストが10年程度の比較と変化なしということは、10年程度の期間内でベストが2021年、ワーストが2022年だったということでしょう。

 

 

2023年1月〜2023年8月までの超短期推移(チャート)

最後に2023年の年初来〜8月末までの推移です。

5 QQQ,SPY,DIA比較チャート 2023年1月-2023年8月

 

2022年の米国金利上昇で一番大きく影響を受けていたQQQの急回復が著しい状況でした。

2023年は年明けから上昇著しい上期となり、その後の直近、7月〜8月は調整・横ばいで推移していることが確認できます。

9月も引き続き軟調ですので、今後の推移には注目です。

 

 

QQQ保有銘柄構成割合、セクター構成割合(上位20位まで)

保有銘柄およびセクター構成に関する情報はいずれも2023/8/31時点のインベスコHPからの引用となります。

 

QQQ保有銘柄構成割合(上位20位まで)

上位20銘柄の構成、保有割合は以下のとおりです。

6 トップ20構成銘柄 QQQ(2023年8月31日)

 

  • 上位10銘柄まで:約48.8%
  • 上位20銘柄まで:約15.6%
  • 計:約64.4%

 

トップのアップルは約11.3%、2位のマイクロソフトで約9.3%と、上位2名柄で20%を超える保有割合となっています。

また最近、マグニフィスト7と言われる『アップル、マイクロソフト、アマゾン、グーグル、メタ、エヌヴィデア、テスラ』で約43.6%程度を占めています。

これら超大型銘柄の顕著な保有割合から2023年7月には臨時の特別リバランスが実施されるほどでした。

 

それ以外にも上位20銘柄の構成をみると、米国株投資をされている方なら聞いたことのある銘柄ばかり、超有名企業群が並びます。

 

 

QQQセクター構成割合(上位20位まで)

トップ20位までの銘柄がどのセクターに分類されるかを確認したものです。

7 トップ20構成銘柄のセクター構成 比較 QQQ (2023年8月31日)

圧倒的に情報技術セクターに偏重していることが確認できます。

次いでコミュニケーションサービス、一般消費財、生活必需品と続きます。

トップ20位まではこの4セクターで構成されています。

このような尖り具合もQQQらしい特徴と言えます。

 

上位構成銘柄の保有割合が大きいことからもこれらのセクター影響を多分に受ける点、銘柄の偏りなど、このあたりを好むか否か。

人によって方針が大きく異なる部分かと思います。

 

 

QQQ保有銘柄構成割合とセクター構成割合(全体)

続いて、全体構成を確認します。

 

QQQ保有銘柄構成割合

トップ20位までの保有割合は個別表示、残り81銘柄を他として表示しています。

8 保有銘柄 構成割合 QQQ (2023年8月31日)

 

こちらの円グラフでは上位構成群の保有割合が多いことが、より視覚的に把握しやすいです。

約65%を上位20銘柄が占める偏重度合いです。

記載は割愛していますが、その他81銘柄といっても有名企業の集合体です。

保有割合は限定されますが、成長が期待できる銘柄が多く採用されています。

 

 

QQQセクター構成割合(全体)

QQQ全体でのセクター構成割合です。

(円グラフ、レーダーチャートの2種類で表示)

円グラフ表示

9 セクター構成% QQQ 一覧表、円グラフ (2023年8月31日)

 

レーダーチャート表示

参考に棒グラフ&レーダーチャートを掲載しておきます。

見やすい方で確認してください。

10 セクター構成% QQQ 棒グラフ、レーダーチャート (2023年8月31日)

 

情報技術セクターが約半分となる49.4%を占め、次いで大きく差をあけてのコミュニケーションサービスと続きます。

金融、REATは含まないとのことでしたが、企業のセクター分類によってそれらのセクター扱いになってしまうところもあるのでしょうか。

いずれにしてもそれぞれ1%を切るような割合ですので、大した影響ではありません。

 

現在の技術革新、これからまだまだ続くであろうイノベーション、将来迎えるであろうシンギュラリティを考えると、まだこのようなセクター構成がしばらく続くのではないかと勝手に予想します。

 

そして、逆にわたしはそれが楽しみで投資しているというのが大きいポイントでもあります。

 

 

分配金の推移

これ以降(グラフ表示も含めて)の分配金に関する表示はすべて米国課税(10%)および日本国内課税(20.315%)控除前の金額になりますので、ご注意ください。

 

(特定口座であれば)一般的には表示されている金額の約71%が手元に入金されるイメージでお考えください。

(特定口座であれば)確定申告で外国税額控除の手続きをすれば、米国課税(10%)部分をある程度、取り戻す事は可能ですが、自身の収入に応じて取り戻せる金額は異なります。

(証券会社によっては、分配金受け取りで強制的に円貨振替される場合、為替手数料などもかかることになると思われます)

 

QQQ運用開始以降の分配金推移一覧表

2023年第2四半期まで終了時点の情報を反映しています。

QQQは3/6/9/12月に分配金を受け取ることができます。

ETF設定以降の定例分配金を一覧表にしたものは以下のとおりです。

11 分配金一覧表 QQQ(2023年8月31日)

2003/2004年は1回/年、2005年は1回/半期、2006年から現在と同じ4回/年分配に変更されています。

常に増配とはいきませんが、年を追うごとに分配金は増加しています。

 

QQQはどうしてもキャピタルゲインに注目が集まりがちですが、このようにインカムゲインも着実です。

テスラなどを筆頭に成長へ特化した企業(分配金を出さない企業)が多いなかにあっても、着実に分配金も成長している点には注目してもいいのではないでしょうか。

 

QQQ運用開始以降の毎回受け取り分配金推移

株価と分配金(毎回)の推移は以下のとおりです。

12 分配金推移:月別 QQQ(2023年8月31日)

 

年を追うごとに着実な上積みも確認できる推移となっています。

グロース銘柄が多く、成長に再投資する観点から無配企業も多いことを考えると、まずまずの分配があるとも捉えられます。

 

QQQ運用開始以降の年間受け取り分配金推移

1年間の分配金(年間合計)と、12月時点の株価を用いて表示しています。

 

13 分配金推移:年別 QQQ(2023年8月31日)

直近では 2021年が前年比で減配とはなっています。

ですが、2022年は前年比約+25.8%増配と大きく巻き返したことが確認できます。

概ね着実な右肩上がりは年間推移からも確認できます。

将来的にも楽しみな推移といえます。

 

QQQ 2023年と2022年の分配金推移比較

こちらは短期(前年2022年と直近2023年の)比較です。

14 QQQ 2023年vs2022年 増配率と分配金実績 
  • 第1四半期:約8.8%増配
  • 第2四半期:約-4.4%減配
  • 上期比較:前年比約+1.57%増配

下期の推移に注目です。

 

QQQ運用開始以降の分配利回り推移

株価$372.58(2023/9/8終値)と直近1年間の分配金実績から算出した利回りは0.58%程度です。

注1:目安程度にお考えください。

15 株価と分配利回り QQQ(2021年8月31日)

 

QQQは分配金に対し、株価成長が顕著で、分配金利回りは高くありません。

平均してみるなら約0.8%近辺といったところでしょうか。

 

QQQ運用開始以降の増配率推移

増配率を計算した結果、以下のようになりました。

1:私的に計算した値となりますので、正確性を保証するものではありません。数値の妥当性については他サイトと比較していただくなど自身で別途、検証していただくようにお願いします。あくまで参考程度にご覧ください。

弊ブログ独自の集計であることをご了承お願いします。

 

QQQ運用開始以降の増配率一覧表

 

  • 単年比較(対2021年比):約+25.8%
  • 直近3年比較:約+10.5%
  • 直近5年比較:約+10.4%
  • 直近10年比較:約10%

トータルというのは参考に2003年を基準に、2022年までの期間を計算してみたものです。

 

QQQ運用開始以降の分配金年合計($)と1年増配率(%)

年間の推移比較です。

17 分配金年合計と1年増配率の推移グラフ QQQ (2023年8月31日)

毎年増配ではありませんが、傾向としては増配基調にあるETFです。

 

QQQ運用開始以降の分配金年合計($)と3年増配率(%)

期間を3年とした場合の推移比較です。

18 分配金年合計と3年増配率の推移グラフ QQQ (2023年8月31日)

直近、約10%へ回復しています。

傾向が維持できるか、今後の分配金推移に注目です。

 

QQQ運用開始以降の分配金年合計($)と5年増配率(%)

期間を5年とした場合の推移比較です。

19 分配金年合計と5年増配率の推移グラフ QQQ (2023年8月31日)

傾向は3年と似ています。

 

QQQ運用開始以降の分配金年合計($)と10年増配率(%)

期間を10年とした場合の推移比較です。

20 分配金年合計と10年増配率の推移グラフ QQQ (2023年8月31日)

あくまで参考ですが、10年スパンでみても10%維持は優秀な気がします。

2023年以降の推移にも注目です。

 

個人的な感想

スティーブ・ジョブズの名言をロゴ文字で表した写真

いままでスマートベータなどのETFを含めた投資先を色々と記事にしてきました。

初心者の自分視点なりに興味があるものを見てきたつもりです。

なかには色々と興味をひかれ、目移りするものもありました。

 

ですが今更ながら原点とも言える『QQQ』というものに魅力を感じています。

 

今まではリスク(価格変動のボラティリティー)などから、少しの保有にとどめようかと考え、そこまでの偏重は考えていませんでした。

ですが、いまは考え方も変わり、2022年ごろからスマートベータETFなどへの興味も薄れ、このような代表的な指数への投資にシフトしています。

 

いくら将来有望な企業でも1社に傾倒するのはリスクが非常に高いものです。

このようなインデックス全体への投資であれば、自身のポートフォリオの一画へスパイスとして加えるなど、一考の価値もあるように考えます。

 

それにしても、改めてテクノロジーの進歩は目覚ましいですね。

つい最近ではチャットGPTなどが話題をさらい、医薬業界でも新たな技術の開発なども進んでいます。

わたしが唯一個別株へ投資をしているテスラは、着実に自動運転(FSD)導入に向けて、進化を続けていますし、その他成長要素も盛り沢山で楽しみが尽きません。

 

世界を変えるような、もしくは日常を少し変えるようなものでも、様々な技術革新が進行中です。

 

新たな問題に対し、現在の生活の向上を目的に革新的な技術を開発する。

問題を解決し人類の発展に貢献する(もちろん自社の利益の先にではあるが)。

 

QQQへの投資はこのようなイノベーション企業群への投資とも捉えていいのではないでしょうか。

 

書籍「2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ」などなど、色々な本を読むと、これら技術革新の将来が楽しみでなりません。

 

AI世界の到来など、一部のリスク面を不安に思わないわけではありませんが、楽観的な視点も持ちたいと考えますし、楽しみが勝るという気持ちも否定できません。

 

QQQは時代の栄枯盛衰によるイノベーション企業群を入れ替えながら、これからも高みを目指し続けるとわたしは考えています。

 

投資は自己責任ですが、我が家はこれからも上記のような楽しみな未来を想像しながら、iDeCo、新NISAなどを活用しつつ、QQQ投信を買い進めていく予定です。