投資の実践

【2022年12月末時点】つみたてNISA、夫婦の運用実績(24ヶ月目)

こんにちは、おーです!

 

2022年も終了し、我が家のつみたてNISAによる投資の実践は、めでたく丸2年(運用24ヶ月)を経過しました。

 

わたしたちが夫婦で2021年から開始した「つみたてNISA」は、20年後などの老後生活に備えた長期視点での取り組みとして開始しました。

つみたてNISA制度の概要などは別記事①を、我が家の運用方針などについては別記事②をご覧いただければと思います。

  1. 【税制優遇!】つみたてNISAを有効に活用しましょう!!
  2. 40代夫婦のつみたてNISA運用方針、運用実績(2021年〜)のご紹介!

 

そして昨日、久しぶりに投稿しましたが、2024年からNISA制度が抜本的に見直され、新たな制度として再スタートします。

 

新NISAが開始されたら「つみたてNISA」という名称で呼ぶのも2023年枠まででしょう。

 

「つみたてNISA」、「新NISA」のいずれにしても、クレジットカードなどを有効に使いつつ、淡々と自動で引き落としされることで資産形成が図れる積立投資の手軽さは変わらないはずです。

 

今後も、非課税枠の恩恵をできるだけ享受しつつ、将来に備えていく予定です。

 

【2022年12月末時点】つみたてNISA、夫婦の運用実績(24ヶ月目)

2022年1月3日〜12月30日のVTI、VT、VXUS 推移実績チャート

これらは我が家が2021年、2022年に楽天証券で積立をしてきた投資信託「楽天VTI」、「楽天全世界※」が連動を目指す本家ETFの「2022年 年初来チャート」となります。

※:以前は通称で楽天VTと呼んでいましたが、VTに加えてVTIとVXUSが組み込まれたため、弊ブログでは全世界と呼び方を改めました

1 【参考】VTI,VT,VXUSの2022年 年初来推移チャート(日足 2022年1月3日〜12月30日)

以下は2022年の年初来パフォーマンスの結果です。

  1. VXUS:-19.16%
  2. VT:-20,23%
  3. VTI:-21.31%

それぞれ概ね-20%の下落で終了しましたが、全米のVTIよりは全米以外のVXUSのほうがパフォーマンスは若干、よかったようです。

 

2022年は年間を通して厳しい年でしたね。

年初の高値を一度も更新することなく、年末までズルズルと右肩下がり。

特にVTI、VTともに一度もプラス圏に到達していないことも確認できます。

なかなか経験できない貴重な年だったように思います。

 

2022年1月3日〜12月30日のドル円 推移実績チャート

2 【参考】ドル円の2022年 年初来推移チャート(日足 2022年1月3日〜12月30日)

為替も大きく動き、わたしたちの資産推移、そして実生活にも大きな影響を及ぼしました。

 

米国のインフレ対策としての利上げ、長期金利上昇などにより、ドル円は大きく円安(チャートで上に行くほど円安)に動きました。

ピークで150円超、年末には日銀黒田総裁の「黒田バズーカー」発言、その他諸々の要因などもあり、円高方向に向いつつあるようにも見受けられます。

 

2022年は円安方向に向かっていたことで、米国株の評価益が上昇していました(相場の下落を為替で吸収していた)。

人によっては資産評価額が高くみえることが心の安定につながっていたのでしょうね。

わたしは現時点の評価額をほぼ気にしていないので、安く購入できないことが非常に不満に感じていました。

 

為替もまったく読めませんので市場に従うしかありませんが、米国株を購入する立場、資産形成中の身としては、たとえ資産評価額が一時的に目減りしていたとしても、もっと円高で推移してほしいというのが正直な感想です。

 

とりあえず2023年は、仮に米国の利上げが一服、下落に転じるとするなら、また一気に動きそうな気配もあります。

今後も推移を見守りたいと思います。

 

(おさらい)つみたてNISAの運用イメージ@2023年まで

毎回参考に掲載していますが、つみたてNISAは年単位で投資可能な枠が与えられます(2023年まで)

  • つみたてNISAとして「投資できる」のは2023年までです
  • 2024年からは冒頭でもご紹介した「新NISA」に移行することになります(新NISAでは非課税期間の縛りはなくなり、無期限となります)
  • つみたてNISAとして投資した2023年までは、それまでの制度に従いそのまま運用するなら20年(例:2023年投資枠→2042年12月まで)非課税となる見込みです

 

制度に申請した人、そして積立を開始した人にだけ恩恵がある、運用益が非課税で投資可能な枠がもらえます。

3 (おさらい)つみたてNISAの運用イメージ 2023年ver

上記図は2021年〜2022年枠の投資を完了し、2023年枠の投資を開始しはじめたイメージです。

 

2023年に突入した現在(■部分)が投資可能枠になりますが、先程も記載している通り、「つみたてNISA」として投資できるのは、2023年までです。

 

図でも記載していますが、これからの運用イメージは以下のとおりです。

もうしばらくはややこしいですが、しょうがないですね。

  • 2021年の投資枠は・・・2040年12月まで非課税でそのまま運用可
  • 2022年の投資枠は・・・2041年12月まで非課税でそのまま運用可
  • 2023年の投資枠は・・・2042年12月まで非課税でそのまま運用可
  • 2024年からは・・・新NISAの仮称「つみたて投資枠」もしくは「成長投資枠」を利用

 

おー
おー
つみたてNISAと新NISAは別物として管理される予定です。そのため、つみたてNISAとして投資をしてきた当初の非課税期間はそのまま継続される予定です。

 

それでは我が家の資産推移をご紹介します。

 

運用24ヶ月目経過時点(2021年枠+2022年枠) 運用実績集計表

我が家は積立2年が経過しました。

2021年枠と、2022年枠(いずれも積立終了)の運用状況をまとめた表はこちらです。

(集計は運用24ヶ月目終了、2023年1月1日に集計を実施)

 

4 夫婦合算:楽天VTI+楽天全世界 つみたてNISA 集計表(2022:1:1時点)

2022年枠は年途中まで為替の影響(円安方向)でプラス圏に推移していました。

ですが年末に向けて、為替が円高方向に動いていることと、市場が相変わらず軟調な状況も相まって、2022年枠の単体では年末評価マイナス圏での着地となりました。

2021年枠は上記為替変動や相場の調整を踏まえても、まだプラス圏で推移しているのはある意味すごいですね。

夫婦の2年分トータル(2021年枠+2022年枠)でみれば、損益率は+2.03%とかろうじてプラスで着地という結果でした。

 

全体に対する総額のご紹介だけでもいいのですが、以下のような観点から弊ブログでは年別の運用状況も参考に継続観察していこうと思います。

  • 初心者の方がつみたてNISAの運用をよりイメージできるのではないか(年単位での投資というイメージがつかみやすいかもしれない)
  • 各年別の運用状況という観点でも年単位の推移に興味がある
  • 20年後など取り崩しを年単位で行う可能性が高いかもしれない
  • 複利がどのように働いていくかよりイメージが広がらないか(伝わらないか)

 

ということで各年単位での推移も以下に参考掲載しておきます。

 

積立終了 2021年枠 運用実績 その後(開始から24ヶ月目)

運用状況 資産一覧表(2021年枠)

5 運用状況 資産一覧表(2021年枠 2022:1:1時点)

積立はすでに1年前に終了し、放置期間も1年経過、開始から計2年が経過しました。

為替も円高方向へ、相場も引き続き調整中ということで、直近の値動きが大きいですね。

集計値から先月までの資産推移と比較すると大きな変動が確認できます。

  • 楽天VTI:-10.37%
  • 楽天全世界:-8.07%
  • 夫婦トータル:-9.23%

このような相場環境でも、投資期間がたった1年違うだけで、2021年枠はまだプラス圏で推移しています。

 

夫婦合算:楽天VTI+楽天全世界 資産推移グラフ、損益率(2021年枠)

6 夫婦合算:楽天VTI+楽天全世界 資産推移グラフ、損益率(2021年枠 2022:1:1時点)

赤色:月末時価評価額の増減青色折れ線グラフ:損益率の増減を示す

 

2021年枠は相変わらず、プラス圏推移を継続していることが確認できます。

堅調だった2021年と比べると2022年の変動(損益率の増減)がかなり大きいことも確認できます。

ただ2022年1月〜2月の大きな損益率の低下時期に比べると、2022年12月時点はまだ高い位置にありますね。

この辺は為替の影響でしょうから、円高方向に進むなら今後さらに低下もありえそうです。

 

月別の夫婦損益率と平均(2021年枠)

7 月別の夫婦損益率と平均(2021年枠 2022:1:1時点)

相場の変動にあわせ大きくうねっていることが確認できます。

2023年も引き続き軟調相場がしばらくは続くかもしれません。

2022年までは概ね、楽天VTIのほうが損益率としては高い傾向でした。

2023年以降、新興国などがさらに注目されるのであれば、損益率も逆転するかもしれませんね。

 

積立終了 2022年枠 運用実績 その後(開始から12ヶ月目)

運用状況 資産一覧表(2022年枠)

2022年枠も積立終了期間に突入しました。

こちらもあとは寝かせて増えるのを期待するのみです。

8 運用状況 資産一覧表(2022年枠 2022:1:1時点)

2022年枠の経過は、現時点ではマイナス圏の推移となっています。

  • 楽天VTI:-4.99%
  • 楽天全世界:-3.25%

2022年の年初来推移チャートでもVXUS>VT>VTIでしたので、楽天全世界のほうが若干、パフォーマンスが高い結果となっています。

 

夫婦合算:楽天VTI+楽天全世界 資産推移グラフ、損益率(2022年枠)

9 夫婦合算:楽天VTI+楽天全世界 資産推移グラフ、損益率(2022年枠 2022:1:1時点)

赤色:月末時価評価額の増減ピンク折れ線グラフ:損益率の増減を示す

 

1年投資時期がずれるだけで、ここまで資産推移に変化があるのも見ていて興味深いですね。

2022年は損益率はほぼ0付近を上下にいったりきたりです。

評価額もプラス圏、マイナス圏を小幅に変動といった状況です。

為替が円高方向で安く仕込めていればもっと状況は違ったでしょうが、市場の下落調整(本来なら安く購入できるところ)を、為替で打ち消されたのでまったく安く仕込めていないでしょう。

2022年は色々と興味深い年でもありました。

 

月別の夫婦損益率と平均(2022年枠)

10 月別の夫婦損益率と平均(2022年枠 2022:1:1時点)

2022年枠は2021年枠と比べ、損益率の差はほぼないことが確認できます。

2021年まで堅調だったVTIが軟調となり、その他地域により注目が集まっている結果ともいえるのかもしれませんね。

2023年は逆転もありえそうです。

 

 

全体 2021年枠+2022年枠 運用実績 その後(積立開始初期から24ヶ月目)

最後に我が家の2年分トータル推移(つみたてNISA資産総額)を掲載して終了とします。

 

運用状況 資産一覧表(2021年枠+2022年枠)

11 運用状況 資産一覧表(合計 2021+2022年枠 2022:1:1時点)

2年満額で約160万円の投資を完了することができました。

  • 楽天VTI:損益額+¥17,351、損益率+2.16%
  • 楽天全世界:損益額+¥15,150、損益率+1.89%
  • 夫婦合算:損益額+¥32,501、損益率+2.03%

2年通算ならかろうじてプラス圏でしたね。

 

現時点の損益など気にするまでもありませんが、長期で見ていくとどうなるでしょうか、今後が楽しみですね。

 

夫婦合算:楽天VTI+楽天全世界 資産推移グラフ、損益率(2021年枠+2022年枠)

12 夫婦合算:楽天VTI+楽天全世界 資産残高(合計、2021年枠+2022年枠 全体 2022:1:1時点)

赤色:月末時価評価額の増減青色折れ線グラフ:損益率の増減を示す

夫婦分の2年間通算で合算してみると、2022年枠の評価損益が全体の低調につながっていますが、相場次第ですので、長い目で見ていきましょう。

なにはともあれ、2年継続できたことは進歩ですし、これからのモチベーションにも繋がりますね。

 

自分たちの将来に備えられるのは、自分たち以外にはいませんので、できる範囲で各家庭なりの取り組みを継続していくことが大切だと考えます。

 

月別の夫婦損益率と平均(2021年枠+2022年枠)

13 夫婦合算:楽天VTI+楽天全世界 月別の夫婦損益率と平均(合計 全体 2022:1:1時点)

夫婦分の2年間通算で合算して2022年終了時点でみても、損益率は楽天VTI、楽天全世界でほぼ差がない状況となりました。

新興国などの世界市場が注目されるなか、これからの推移が楽しみです。

しばらくVTIが低迷、全世界が堅調に推移するのでしょうか?

わたしは引き続き全米推しですので全く気にしませんが、2023年はいろいろなところで米国以外の話題が増えるのかもしれませんね。

 

2024年以降の新NISAに向けて知識は要アップデート

変革期が来ていることを表現したイメージの写真

ブログ更新を休んでいた2022年8月以降、2023年に向けて非課税口座枠を楽天証券からSBI証券へ変更しました(注)。

注:証券口座間の非課税口座枠移管は、その年の非課税口座枠を利用していない場合、9月下旬ごろまでに、翌年の非課税口座枠を移管したい場合、10月以降に各証券会社で手続きが必要(わたしはすでに2022年枠を利用していたので、2023年に向けて10月以降に申請)

 

並行してSBI証券での積立投資に備え、三井住友カード(ゴールド)の100万円修行を行い、ポイント還元率アップにも取り組んでいました。

 

そして、2022年末には今後の投資方針を改めて考えさせられる、2024年からの新NISA開始が決定しました。

 

新NISAに移行するため、2023年で「投資可能期間※」が終了してしまう「つみたてNISA」ですが、2023年も有効に活用する方針に変更はありません。

※:投資可能期間が終了してしまうだけで、非課税で運用できる期間はそのまま継続できます

 

相場と同様、投資環境もコロコロと目まぐるしく変わる状況です。

無理に、がむしゃらに頑張って100点を取りに行くのではなく、自分たちが合格点といえるような80点レベルの取り組みを、各家庭で地道に積み上げていけばいいのではないかと考えます。

 

なにはともあれ、2023年も投資を継続しつつ、2024年からはじまる新NISAに向けても知識をアップデートしておく必要があると思います。

 

正月休みに今年以降の作戦を考える。

ゆったりとした時間のなか、落ち着いて考えるにはいいタイミングではないでしょうか。

 

それではまたっ!!