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【感想】”2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ”

こんにちは、おーです!

 

以前から気になっていました『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』を読みましたので、感想をご紹介させていただきます。

 

【感想】”2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ”

全体の構成

全体は14章で構成されており、各章の表題は以下のとおりです。

第1章:「コンバージェンス(融合)」の時代がやってくる
第2章 :エクスポネンシャル・テクノロジー Part 1
第3章 :エクスポネンシャル・テクノロジー Part 2
第4章 :加速が“加速”する
第5章 :買い物の未来
第6章 :広告の未来
第7章 :エンターテインメントの未来
第8章 :教育の未来
第9章 :医療の未来
第10章 :寿命延長の未来
第11章 :保険・金融・不動産の未来
第12章 :食料の未来
第13章 :脅威と解決策
第14章 :5つの大移動がはじまる

本書の内容はテクノロジーの進化、技術革新が超スピードで進む現代において、今後の10年で、世界がより激変していく可能性を秘めており、その具体例を現在の技術の進歩とともに紹介している内容の本というイメージで捉えればいいと思います。

 

個人的な感想

この本のテーマは『技術の融合」です。

あまりこういった内容を好まれないかたもいると思いますが、わたしは非常に興味深く、面白く読みすすめることができました。

 

個々でも優れているテクノロジー同士が次第に『融合』していくことで、さらなる技術革新が進み、より高度な技術を構築、世界で利用されていくであろうことを、具体的な事例を用いながら紹介されています。

 

例えば空飛ぶ車の開発一つをとってみても、わたしたちのライススタイルはどのように変化していくことが推測されるのか?

そして、その技術へさらに『自動運転』、『高速移動』などの技術が融合するとどうなるのか?

  • 仕事への往復時間を余暇やリラックス、知識習得の学習時間に利用できる
  • 通勤などの立地を気にせず住宅を購入することも可能になる
  • ライドシェアなどが一般的になり車を所有するという概念すら変わる
  • ライドシェアが進めば広大な駐車場は不要だし、通勤圏内が広範に広がれば不動産の概念も変わる  などなど

 

空飛ぶ車&自動運転&高速移動といった技術の融合だけを表面的に捉えるだけでも、ライススタイルすら覆しかねないのではないかと思います。

 

これは何も乗り物に限った話ではありません。

生活の一部である「買い物」や「医療」、「教育」や「エンターテインメント」など身近なものが全般、劇的に変わるかもしれません。

 

「AI(人工知能)」、「VR(仮想現実)」、「AR(拡張現実)」、「3Dプリンティング」、「ブロックチェーン」、「バイオテクノロジー」、「ナノテクノロジー」などまだまだ技術の革新は多岐に渡りますが、これらのさまざまな優れた技術同士が『融合』することで、わたしたちの生活を劇的に変えてしまいます。

そのようなさまざまな技術が今まさに世界中で徐々に融合し、新たな最先端技術が開発されています。

 

”今までのフィクションがノンフィクションに変わりつつある”

 

そういった技術革新がすぐそこまで近づいていることを、さまざまな具体例を交えながら紹介されていますので、非常に興味深く読みすすめることができました。

 

すぐ先に待ち受けている未来を見通し、来るべき事態に適応する機敏さを持つことが今ほど重要だった時代はない。

(引用元:「2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ)

 

まさにこの言葉が真理だと思います。

 

逆にいうと、この技術革新に乗り遅れないよう、知識や情報の取り込みを個人レベルでも進めておく必要があるとも言えます。

 

近未来はすぐそこで、時代の変化は受け入れ柔軟に対応するしかありません。

 

変わらないのは「変化が続く」という事実だけであり、変化は加速する一方だ。

(引用元:「2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ)

 

人間は本能的に変化を嫌う性質も持っていますが、「分からないから」などと放っておくと、近未来の技術を否定的に見ることになり、時代から取り残されていくことも懸念されます。

そうなると、別の意味で懸念も生まれます。

詐欺に会いやすくもなるかもしれませんし、孤立することになるかもしれません。

 

煽るつもりはありませんが、少しでも見え始めている変化の兆しに対し、自分なりに知識を仕入れ、少なからずイメージを膨らませておくことは非常に大切だと改めて感じています。

 

また、投資家のかたは次世代技術などの将来有望な投資先の候補や、ヒントが見つかるかもしれません。

いずれにしても近い将来、この本に書かれているような技術革新に少しずつ触れていくことになるのであれば、早い段階で心づもりしておきたいものです。

 

 

ゴールデン・ウィーク期間中のステイホームを利用して、読まれてみるのはいかがでしょうか。

 

 

簡単ではありますが、本の感想をご紹介させていただきました。

この記事がなにかの参考になれば幸いです。

それではまたっ!!