こんにちは、おーです!
試行中のバリュー平均法について、8月開始時点での評価・売買を月初に行っていましたので、その状況をご紹介します。
つみたてNISAで取り組んでいる「ドルコスト平均法」とは異なる積立投資、「バリュー平均法」の少額かつ簡単なご紹介ですが、2022年8月分としての実績です。
この記事で記載している運用は終了しましたが、新たにiDeCoでの運用状況を紹介しはじめました。
https://o-tanemaki.com/2023-01-baryuheikinhou-valueaverage-jissensanpuru-6kagetume/
【2022年8月時点】バリュー平均法の実践 毎月ver(SBI-VTI:8ヶ月目)
バリュー平均法とは
毎回繰り返しになりますが、バリュー平均法のざっくりとしたイメージや流れは以下の通りです。
バリュー平均法のイメージ図

バリュー平均法の運用
- バリュー経路を設定する(積立額や見込み成長率、積立頻度など)
- 一定の評価期間(例:毎月、四半期、半年、年など)経過時に、バリュー経路と資産時価残高の差を評価・計算する
- バリュー経路との差に対する『売買』を行う
- 以降、①で定めた頻度で定期的に②と③を繰り返す(必要に応じて①も適宜、調整可)
バリュー平均法は、何を差し置いてもまず「バリュー経路」と呼ばれる、自身で定めた積立の道筋を決める必要があります。
その後はバリュー経路にあわせるよう淡々と作業を繰り返すだけです。
- 自身で定めた一定の評価期間で
- 資産の時価評価額とバリュー経路の差を評価、計算して
- 結果を踏まえ、差分を含めた売買を行い
- バリュー経路へ資産残高を随時調整していく手法
投資に興味があって売買も取り入れたいのであれば、たとえば退屈になりがちな長期投資の一部にこのような売買を含めながら取引を体験できる仕組みを導入するのも、一案かもしれません。
バリュー平均法のパフォーマンスの高さは確認されているとはいえ、資金やかける時間などとの兼ね合いから一長一短ではありますが、考え方次第といったところでしょうか。
バリュー経路という目標額があらかじめ決まっているので、目的をあらかじめ設定した将来の利用用途に向けて積立投資してみるのも一案かもしれません。
ニーズによって使い方や期限は限られないでしょう。
当面のMyルール
わたしが決めたこの投資対象に対する現時点のルールは以下のとおりです。
バリュー平均法(SBI-VTI)のMyルール
- 積立額:1.5万円/月(現金+Vポイント)
- 積立頻度:毎月の初め頃(資産評価、売買金額など決定・発注)
- 運用期間:未定
- 定率設定:1%/月
- 売却ルール:検討中(1,000円以上の利益なら売るなど)
予算の都合上、途中変更or中断などはありえる
バリュー平均法 SBI-VTI 運用資産 推移グラフ(理想イメージ)
このような自分の思い描く軌跡に沿って進められると理想的ですね。
(グラフのカーブが徐々に右肩上がりになっているのは、定額ではなく、定率で設定しているから。わたしの現設定では1%/月を踏まえたカーブ)

特定口座のバリュー平均法試行をいつまで運用するか具体的には決めていませんが、一旦売却まで試行できたら考えるかもしれません。
わたしの場合、つみたてNISAとiDeCoがコアとなり、並行して長期で老後資金をためていくことを考えれば、この試行枠は一旦終了として現金化、別の投資に利用するなども柔軟に検討していこうかなと思いはじめました。
具体的に決めるまではこのまま運用していきます。
バリュー平均法の評価状況(運用8ヶ月目:2022年8月1日時点)
評価自体は月初の8月1日時点で対応していました。
昨年時点で少額保有していた資産に対し、1月時点で10万円になるよう調整して購入しました。
その後2〜7月、評価額がバリュー経路を下回っていたので毎月追加購入をしていました。
今回、8月に突入し、バリュー経路に対する時価評価を確認した結果は以下のとおりです。
a.先月時点のバリュー経路 | 201,000円 |
---|---|
b.評価時点のバリュー経路 | 219,000円 |
c.バリュー経路に対する定期増額分 | 18,000円(=b-a) |
d.評価時点の時価 | 211,674円 |
e.評価結果からの実質購入額 | 7,326円(=b-d) |
f.追加購入額 | 0円(=e-c) |
g.今回売却額(税引前) | 0円 |
h.累計投資額(過去分) | 207,335円 |
i.累計投資額(通算) | 214,660円(=e+h-g) |
注:端数計算で1円の齟齬があることもありますが、大勢に影響ありませんし、簡易計算なので気にしません
バリュー平均法 SBI-VTI 運用資産の推移グラフ(運用8ヶ月目経過時点)
直近運用部分のグラフ拡大結果は、以下の通りです。

今月、バリュー経路増加分は前回から+1,000円追加の「18,000円」となりました。
(自分で決めている定率計算を加味した結果の増額部分が+1,000円)
毎月時価評価額をもとに、バリュー経路との差分を評価・軌道修正をする観点から、「ドルコスト平均法」のように毎回同じ金額を投資しているものではありません。
グラフ赤色部分(毎月購入額)となり、毎月違っていることでもおわかりいただけるのではないかと思います。
投資額(現金とVポイント) 投資割合
SBI証券でもポイント投資(Vポイント投資)がはじまっています。
いまは三井住友カード ゴールド(NL)の100万円修行にチャレンジ中ですので、毎月ポイントが少し付与されます。
今回も少しだけ貯まっていたポイントを有効に利用させていただきました。

今月も少額ですが、利用した結果、累積投資額「214,660円」のうち、現金とVポイントの投資割合は以下となりました。

8月時点で現金「205,067円」とVポイント「9,593P」の利用でした。
Vポイントは4.5%貢献してくれています。
【参考】VTI 設定来の月間騰落率推移
こちらはついでに集計し、毎月ご紹介しているVTIのデータです。
VTIの運用開始以降、2022年6月末時点までの月間でどの程度上下に変動しているのか、個人的に参考集計してみた結果は以下のとおりでした。
(株価終値ベースで前月最終日の終値と、当月最終日の終値の差から算出)

2022年7月終了時点は、月間で+9.35%の大幅反発でした。
(集計表では+7%を超える黄色着色部分が該当)
- 2022年1月:-6.06%
- 2022年2月:-2.49%
- 2022年3月:+2.94%
- 2022年4月:-9.13%
- 2022年5月:-0.25%
- 2022年6月:-8.60%
- 2022年7月:+9.35%(今回集計部分)
6月大幅下落から一転、7月は大幅反発となり、アップダウンの激しさが確認できます。
VTI設定来でみても7%を超えるような上昇は253回のうち15回程度の発生(確率5.9%)となっていますので、かなり大きめの反発となったように見受けられます。
このような大幅下落後の反発が往々にしてありますので、下落時に売却というのはもったいないということも垣間見えます。
月間騰落率の推移グラフは以下のとおりです。

過去の推移を見ても、かなり大きな単月での上昇でした。
相場が一時反転に向かうのか、一旦下落基調だった相場の潮目が変わりつつあるのかもしれません。
それでも楽観はできないなかですが、定期の資金投入は愚直に続ければ問題ないと思います。
今回の評価では、特定口座の試行で初の売却があるかな、と考えていましたが、結局は購入でした。
でも大きな反発の影響で、少額投資で経路に沿わせることもできましたので、今後、さらなる相場の一時的な反発が続けば、引き続きチャンスはありそうです。
「淡々と機械的に」がバリュー平均法の基本ですので、次回の評価を楽しみにしつつ、またほったらかしといきましょう。
それではまたっ!!