こんにちは、おーです!
今回は、最近興味をもって試してみた「本を聴くサービス(オーディオブック)」について、自分なりの感想をご紹介したいと思います。
わたしの結論
本を聴くというのは難易度が高すぎて理解が追いつかなかった
⇒【結論】本は読むほうが自分の性にあっていることが認識できた
できればいいサービスだと、わたしからもご紹介したかったのですが、どうもわたしには向いていなかったようです。
そのため、この記事は「わたしがこのサービスを使って、継続が難しい」と考えた個人的な理由をご紹介する記事になります。
予めご了承をお願いします。
ちなみに、サービス全体を批判するものでもありませんし、すでに利用し高評価されているかたなどを批判したり、反論するものでもありません。
あくまで「利用してみて、やはり本を読むことがわたしには向いていると感じた、個人の率直な感想」としてご紹介させていただきます。
【感想】本を聴くサービス(オーディオブック)を利用してみました!
本を聴くサービス(オーディオブック)とは

文字そのままですが、普段は自分で目を使って読まなければいけない本を、ナレーターのかたがあらかじめ朗読・録音されており、本の内容を”聴く”ことができるサービスです。
- AmazonのAudible(オーディブル)
- audiobook(オーディオブック)
などが代表的でしょうか。
わたしはAmazonのプライム会員ということもあり、たまたま先日、AmazonのAudibleがキャンペーンで2ヶ月無料体験が可能というメールを受信したことから、改めて興味がわき、体験してみました。
主な特徴は以下のとおりです。
- 月額1500円(税込)で好きなオーディオブック1冊を選んで聴ける
- 毎月1枚、Audibleだけで使える通貨(=コイン)がアカウントに付与される
- そのコインでオーディオブックを1冊、価格上限なしで購入できる
- 利用しなかったコインは自動で翌月に繰り越し(コインの有効期限は入手日から6ヶ月有効)
- コインを使い切ってさらにオーディオブックを購入したい場合、会員価格(30%オフ)で購入可能
- 月替りに無料でボーナスタイトル(コインは不要だが、本の指定はできなさそう)がもらえる
- Audible限定のポッドキャストが聴き放題
- アプリにダウンロードして、オフライン再生も可能(スマホ、PC、タブレット、Apple Watchなどでも利用可能)
- 退会しても一度購入したオーディオブックは、自身のものとして再生できる
- オーディオブックがイメージと違ったら、返品・交換も可能(受付できないケースもありそうだが、詳細は不明)
注:わたしはAmazonプライム会員としてAudibleを利用してみましたので、その点を踏まえつつ、主にAudibleの特徴などとして記載している点にはご注意ください。
(キャンペーン期間中であれば、料金は発生しないので無料利用可能ですが、無料期間が過ぎて、忘れているとそのまま毎月課金されますので注意が必要です)
使ってみて感じた個人的な感想のご紹介
改めてこちらでも記載させていただきますが、サービスを否定するものではありませんし、高評価されているかたに反論するものでもありません。
あくまで個人的な感想として、ご紹介させていただきます。
感想① 聴く本選びはくれぐれも慎重に

わたしはまず「1ヶ月に1冊しか選べない無料で利用できるとても貴重な1コイン」を安易に使ってしまったことを最初に申し上げておきます。
先般、近所の本屋さんで見かけた、読むには分厚く躊躇するような、少しだけ興味があったという程度の、小難しそうな本がAudibleにあり目にとまりました。
それ以外にもどのような本があるのか、よく吟味することもなく思わずその本を購入してしまいました。
が、どうやらそこから選択を誤っていたようにも思います。
もっと本を慎重に選べば違った結果もあったかもしれませんが、スタートから失敗しました。
わたしが考える、最初の1冊に選べばいいかもしれないと思った本
- すでに自身にある程度の知識があり、少し聞けばイメージが広がりそうな系統の本
- すごく興味があって、ある程度調べたりしていた分野の本
- 聴いていて、ワクワクできそうに感じる系統の本
要は、最初から難しそうな本&少ししか興味のなさそうな本は、たとえ高くても(無料でもらえる1コインだからこれでいいかな、などと思わずに)吟味したほうが賢明に思います。
- 慣れていないと聴くコツなども分からない
- 挫折しないためには聴いていて理解でき、好感触を味わえそうな本(最初の印象も大事)
どちらかと言うと、聴いていて飽きない(と自分が感じられそうな)というイメージを抱けるような本で、耳からスッと入ってきやすそうと思えるような本を選んだ方がいいです。
感想② 本を聴くということの難しさ

わたしは利用する前に描いていたイメージは、「なにか(例えば運動、家事、掃除など)をしながら聴くことで、より有効に時間を使えるんじゃないか」というものでした。
ですが、利用してみて感じたのは「思った以上に集中しないと、知識として身につきそうにない」というのが率直な感想です。
知識などのない、聴いたことがない本では顕著です。
全く知らない系統の本なら余計にですが、少しでも知識として吸収したいと思えば、集中していないと(少しでも集中が途切れると)、全く頭に入らないです。
朗読においていかれる、というのが聴いてみた個人的な感想です。
例えばVOICEなどのラジオやYouTubeなら、ある程度聴き流すという行為(すべてを吸収しようと考えず気軽に聴ける)ので、ながらの半聴き程度でいいのですが、本になると少し話が違うかなと思います。
(何度も読んだことがある本なら別ですが)本から少しでも知識を得たいと思って本を読んだり聴こうと思うわけで、また別次元の話だと認識しました。
聴き流す”ながら聴き”と、知識として仕入れるためにしたい”ながら聴き”は全く別もので、この隔たりがきわめて大きいと思います。
意識の向け方、集中の必要性や度合いが、聴き流す”ながら聴き”とは大きく異なりますので、わたしはとにかく意識を向け続ける必要があると感じました。
そうなると、運動や家事、炊事をしながら聴くということは非常に難しい行為に感じてしまいます。
感想③ 理解が追いつかないときに簡単に、何度も後戻りできない

聴き流すことで理解出来るというかたには使い勝手がいいサービスなのでしょう。
ですが、わたしのように理解に時間がかかるというかたもいることと思います。
読書では、途中で何度もページを逆戻りして、改めて書いてあることを噛み砕き直しながら、少しでも理解を深めながら読みすすめることもあると思います。
聴いているとなかなかこの行為はできません。
ここにもコツはあるのでしょう、巻き戻しなどの機能もたしかにありますが、聴きたいところにドンピシャで戻れるわけでもないです。
それに、そこまで頻繁に巻き戻しなどを操作するのなら、(わたしが個人的に考えていた)何かをしながら手軽に聴き流すといったようなメリットも薄れるように感じました。
自分のペースで理解をすすめることに重点を置きたいというかた、わたしのように理解に時間がかかるなぁというかたには、オーディオブックで淡々と進んでいくペースというのは向いていないのでないかというのが個人的な感想です。
また、本のなかの「図表参照」と言われても見れない(見る方法があるのかもしれませんが、ながら聴きしているのにわざわざ見ない)です。
それに、対話形式だと冒頭に毎回「誰が」みたいな名前も読まれます。
文中の注釈があると注釈番号も読まれたりします。
こういった点もなかなかもどかしいなと感じました。
感想④ 思ったより本が高額

月1冊、付与される1コインで聴くことができますが、さらに2冊目など聴きたい場合は、購入する必要があります。
Audibleに対応した本はまだ多くありませんが、対応した本をいざ買おうと思うと、
- Kindle版より高い(通常、Kindle版は紙の本より安いものが多い)
- 紙の本より高い
- Audible版が一番高い
- (イメージ例)Kindleで1300円程度<本で1600円程度<Audibleで(会員特価30%オフ価格で)2100円程度
すべてではないかもしれませんが、上記のような特徴もありました。
向いている人にはハマりそうですが、わたしはこれからも本を読みます

上記のような個人的感想を踏まえた結論は、結局わたしはこれからも本を読みます。
Amazonの電子書籍Kindleは秀逸ですので、これからもKindle版で本を読むことで対応しようというのが、本を聴く体験をしてみたわたしの結論です。
たしかに高級な本であれば、月1個もらえるコインで買えばお得かもしれないですが、このサービスに、わたしはハマりませんでした。
そのため、聴く本が安く購入できても結局、得られるものがなかったので自分にはなんとも言えないというのが正直な感想です。
人によってはハマるかたもいるでしょうし、自身がどちらになるのかは試してみないとわかりませんので、興味のあるかたは無料キャンペーンなどを利用して、体験されてみてはいかがでしょうか。
この記事がなにかの参考になれば幸いです。
それではまたっ!!